クサイ 草藺

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Flora of Mikawa

イグサ科 Juncaceae イグサ属

別 名 シラネイ
中国名 坚被灯心草 jian bei deng xin cao
英 名 Path rush , Slender rush
学 名 Juncus tenuis Willd.
クサイの花序
クサイの花
クサイ果期の花序
クサイ果実
クサイ葉耳
クサイ
クサイ果期
クサイの種子が出た果実
クサイの種子
花 期 6~9月
高 さ 30~50㎝
生活型 多年草
生育場所 山野、道端
分 布 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、インド、北アメリカ
撮 影 足助町  02.5.30
道端に多く、普通に見られる。朔果が玉状になり目立つのが特徴である。踏みつけに強く、人の踏み跡などによく生える。
 茎は細い糸状。葉は細く、断面が半円状で、直立する。葉の基部は葉鞘となり、茎を抱く。葉鞘の縁に灰白色の薄膜状の耳状突起(葉耳)がある。 茎の先に集散花序をつける。数個の苞葉を出し、最下の苞葉は花序より長くなる。6個ある花被片は縁が白い膜質で、先が鋭くとがり、平開する。朔果が大きくなっても花被片は残る。雄しべは6個。朔果は花被片と同長かそれ以下である。種子は長さ約0.4㎜、表面に粘液があり、熟して朔果に付着して残っているのが見られる。2n=30,32,84
 帰化種のアメリカクサイは全体に繊細で、葉耳が発達せず、軟骨状。
 ヒメコウガイゼキショウは全体に小型で、細く、花序の最下の苞は花序より著しく短い。花被片も幅が狭い。葉耳がない。