コタネツケバナ 小種漬花
Flora of Mikawa
アブラナ科 Brassicaceae タネツケバナ属
別 名 | コカイタネツケバナ、ヒメタネツケバナ |
中国名 | 小花碎米荠 xiao hua sui mi ji |
学 名 |
Cardamine kokaiensis Yahara, Soejima, Kudoh, Šlenker et Marhold synonym Cardamine parviflora auct. non L. |
花 期 | 3~5月 |
高 さ | 10~20㎝ |
生活型 | 2年草 |
生育場所 | 湿った場所 |
分 布 | 在来種 日本(本州)、中国(浙江省)、ロシア |
撮 影 | 蒲郡市形原町 11.5.3 |
学名はCardamine parvifloraとされてきたが、2018年にCardamine kokaiensis がCardamine parviflorからはっきり区別され、コカイタネツケバナとされ、コカイタネツケバナはコタネツケバナと同一であり、和名もコタネツケバナとされた。
2年草。高さ10~20㎝、タネツケバナに似るが、小型で茎や葉に毛が無い。茎は直立~斜上又は倒伏し、無毛若しくは茎下部に小刺毛がまばらに生える。茎中部の茎葉には明瞭な小葉柄がなく、葉軸に小片はない。花柄は4.5㎜以下で短い。花の直径2~3㎜。花には開放花(chasmogamous)と閉鎖花(cleistogamous,)がある。開放花は冠水しない環境下で生育・開花し、花弁が発達し、萼より大きくなり、目立ち、雄しべは6個、4強雄しべである。閉鎖花は冠水状態で生育した場合に見られ、花弁が退化し無花弁花となり、側部の短雄しべ2個が欠損し、雄しべは4個となる。中間型の花弁が短い閉鎖花もできる。種子の周りに狭い膜質の翼がある。2n=4x=32。
タネツケバナ葉柄や葉縁に毛がある。種子がやや大きく、周囲に翼が無い。
2年草。高さ10~20㎝、タネツケバナに似るが、小型で茎や葉に毛が無い。茎は直立~斜上又は倒伏し、無毛若しくは茎下部に小刺毛がまばらに生える。茎中部の茎葉には明瞭な小葉柄がなく、葉軸に小片はない。花柄は4.5㎜以下で短い。花の直径2~3㎜。花には開放花(chasmogamous)と閉鎖花(cleistogamous,)がある。開放花は冠水しない環境下で生育・開花し、花弁が発達し、萼より大きくなり、目立ち、雄しべは6個、4強雄しべである。閉鎖花は冠水状態で生育した場合に見られ、花弁が退化し無花弁花となり、側部の短雄しべ2個が欠損し、雄しべは4個となる。中間型の花弁が短い閉鎖花もできる。種子の周りに狭い膜質の翼がある。2n=4x=32。
タネツケバナ葉柄や葉縁に毛がある。種子がやや大きく、周囲に翼が無い。