コシオガマ 小塩竈
Flora of Mikawa
ハマウツボ科 Orobanchaceae コシオガマ属
中国名 | 松蒿 song hao |
学 名 | Phtheirospermum japonicum (Thunb.) kanitz. |
花 期 | 9~10月 |
高 さ | 20~60(100)㎝ |
生活型 | 1年草 半寄生 |
生育場所 | 日当たりのよい草地 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア |
撮 影 | 豊橋市 14.10.16(花) 14.11.06(果実) |
科はゴマノハグサ科からハマウツボ科に移動された。
茎は直立~斜状し、よく分枝する。全体に腺毛が密生し、さわるとベタつく。葉は対生し、長さ1.5~5.5㎝、幅0.8~3.3㎝、狭い三角状卵形、羽状に分裂し、裂片は長さ4~10㎜、幅2~5㎜の狭卵形~卵状円形、縁は重鋸歯。葉柄は長さ5~12㎜、狭い翼がある。小花柄は長さ2~7㎜。萼は長さ4~10㎜、5裂し、裂片は長さ2~6㎜、幅1~3㎜、縁に鋸歯があり葉状。花は淡紅紫色の唇形花、長さ0.8~2.5㎝。上唇は先端が浅く2裂し、三角状卵形。下唇は横に広がって浅く3裂し、中央にある白色っぽい2列の膨らみに長毛があり、内部に濃色の斑点がある。雄しべは4個。葯は白色。花糸は下部に毛がある。蒴果は長さ6~12㎜、歪んだ卵形。種子は扁平な惰円形、長さ約1.2㎜、表面に深い網目がある。2n=16
白花品はシロバナコシオガマという。
1年草または多年草、粘液性の腺絨毛がある。茎は単一または群生する。葉は葉柄があるかまたは無柄。葉身は羽状深裂~羽状全裂。花は上部の葉腋につき、緩い総状花序になり、短い花柄がある。小苞は無い。萼は鐘形、5裂し、萼片は全体縁~羽状分裂する。花冠は筒状、2つ折りの2唇形、下唇は平らに広がり、3裂し、上唇は下唇よりも短く、直立し、2裂し、裂片は外巻きになる。雄しべは4本、2強雄しべ。前側の雄しべは後ろ側の雄しべより長く、突き出さないかまたは突き出る。葯は無毛または羊毛状の毛がある。葯室は2個、等長、分離し、平行で、粘る。子房は狭卵形で、先は2裂。蒴果は卵形、扁平、嘴があり、胞背裂開、バルブは全縁。種子は卵形。種皮は網状。
世界に約5種があり、東アジアに分布する。
synonym Phtheirospermum chinense Bunge
日本(北海道、本州、四国、九州)、朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は松蒿 song hao。
1年草、半寄生、高さ20~60(100)㎝。茎は直立~斜状し、よく分枝する。全体に腺毛が密生し、さわるとベタつく。葉は対生し、長さ1.5~5.5㎝、幅0.8~3.3㎝、狭い三角状卵形、羽状に分裂し、裂片は長さ4~10㎜、幅2~5㎜の狭卵形~卵状円形、縁は重鋸歯。葉柄は長さ5~12㎜、狭い翼がある。小花柄は長さ2~7㎜。萼は長さ4~10㎜、5裂し、裂片は長さ2~6㎜、幅1~3㎜、縁に鋸歯があり葉状。花は淡紅紫色の唇形花、長さ0.8~2.5㎝。上唇は先端が浅く2裂し、三角状卵形。下唇は横に広がって浅く3裂し、中央にある白色っぽい2列の膨らみに長毛があり、内部に濃色の斑点がある。雄しべは4個。葯は白色。花糸は下部に毛がある。蒴果は長さ6~12㎜、歪んだ卵形。種子は扁平な惰円形、長さ約1.2㎜、表面に深い網目がある。2n=16。花期は9~10月。
1-1 Phtheirospermum japonicum (Thunb.) Kanitz f. albiflorum (Honda) H.Hara シロバナコシオガマ 白花小塩竈
白花品種。
Phtheirospermum
Phtheirospermum
Phtheirospermum
茎は直立~斜状し、よく分枝する。全体に腺毛が密生し、さわるとベタつく。葉は対生し、長さ1.5~5.5㎝、幅0.8~3.3㎝、狭い三角状卵形、羽状に分裂し、裂片は長さ4~10㎜、幅2~5㎜の狭卵形~卵状円形、縁は重鋸歯。葉柄は長さ5~12㎜、狭い翼がある。小花柄は長さ2~7㎜。萼は長さ4~10㎜、5裂し、裂片は長さ2~6㎜、幅1~3㎜、縁に鋸歯があり葉状。花は淡紅紫色の唇形花、長さ0.8~2.5㎝。上唇は先端が浅く2裂し、三角状卵形。下唇は横に広がって浅く3裂し、中央にある白色っぽい2列の膨らみに長毛があり、内部に濃色の斑点がある。雄しべは4個。葯は白色。花糸は下部に毛がある。蒴果は長さ6~12㎜、歪んだ卵形。種子は扁平な惰円形、長さ約1.2㎜、表面に深い網目がある。2n=16
白花品はシロバナコシオガマという。
コシオガマ属
family Orobanchaceae - genus Phtheirospermum1年草または多年草、粘液性の腺絨毛がある。茎は単一または群生する。葉は葉柄があるかまたは無柄。葉身は羽状深裂~羽状全裂。花は上部の葉腋につき、緩い総状花序になり、短い花柄がある。小苞は無い。萼は鐘形、5裂し、萼片は全体縁~羽状分裂する。花冠は筒状、2つ折りの2唇形、下唇は平らに広がり、3裂し、上唇は下唇よりも短く、直立し、2裂し、裂片は外巻きになる。雄しべは4本、2強雄しべ。前側の雄しべは後ろ側の雄しべより長く、突き出さないかまたは突き出る。葯は無毛または羊毛状の毛がある。葯室は2個、等長、分離し、平行で、粘る。子房は狭卵形で、先は2裂。蒴果は卵形、扁平、嘴があり、胞背裂開、バルブは全縁。種子は卵形。種皮は網状。
世界に約5種があり、東アジアに分布する。
コシオガマ属の主な種と園芸品種
1 Phtheirospermum japonicum (Thunb.) Kanitz コシオガマ 小塩竈synonym Phtheirospermum chinense Bunge
日本(北海道、本州、四国、九州)、朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は松蒿 song hao。
1年草、半寄生、高さ20~60(100)㎝。茎は直立~斜状し、よく分枝する。全体に腺毛が密生し、さわるとベタつく。葉は対生し、長さ1.5~5.5㎝、幅0.8~3.3㎝、狭い三角状卵形、羽状に分裂し、裂片は長さ4~10㎜、幅2~5㎜の狭卵形~卵状円形、縁は重鋸歯。葉柄は長さ5~12㎜、狭い翼がある。小花柄は長さ2~7㎜。萼は長さ4~10㎜、5裂し、裂片は長さ2~6㎜、幅1~3㎜、縁に鋸歯があり葉状。花は淡紅紫色の唇形花、長さ0.8~2.5㎝。上唇は先端が浅く2裂し、三角状卵形。下唇は横に広がって浅く3裂し、中央にある白色っぽい2列の膨らみに長毛があり、内部に濃色の斑点がある。雄しべは4個。葯は白色。花糸は下部に毛がある。蒴果は長さ6~12㎜、歪んだ卵形。種子は扁平な惰円形、長さ約1.2㎜、表面に深い網目がある。2n=16。花期は9~10月。
1-1 Phtheirospermum japonicum (Thunb.) Kanitz f. albiflorum (Honda) H.Hara シロバナコシオガマ 白花小塩竈
白花品種。
参考
1) Flora of ChinaPhtheirospermum
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=125147
2) Plants of the World Online| KewsciencePhtheirospermum
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:37917-1
3) World Flora OnlinePhtheirospermum
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000029353