コイヌノハナヒゲ 小犬の鼻髭

mark

Flora of Mikawa

カヤツリグサ科 Cyperaceae  ミカヅキグサ属

学 名 Rhynchospora fujiiana Makino.
コイヌノハナヒゲの穂
コイヌノハナヒゲの果実
コイヌノハナヒゲ
コイヌノハナヒゲ鱗片
果 期 8~9月
高 さ 40~50㎝
生活型 多年草
生育場所 低地~山地の湿地
分 布 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮
撮 影 豊田市 07.8.27  [果実]07.12.2
茎は細く、斜上し、中間で曲がったり、倒れることが多い。葉は幅約1㎜と細い。茎の上部に花穂がとびとびに離れてつく。小穂は長さ5~6㎜、茶褐色。果実は長さ約2㎜の狭倒卵形~倒卵形、刺針状花被片は6個つき、果実より少し長く、細くて平滑。刺針状花被片がざらつくものがあり、下向きの小刺があるものは品種のサカゲコイヌノハナヒゲ 、上向きの小刺があるものは品種のミカワコイヌノハナヒゲ という。
 オオイヌノハナヒゲも刺針状花被片が平滑であるが、果実の3倍以上の長さがある。
 イトイヌノハナヒゲは果実が広倒卵形で、刺針状花被片は太く、下向きの小刺がある。
 ヒメイヌノハナヒゲはイトイヌノハナヒゲの品種で、刺針状花被片はやや太く、上向きの小刺がある。
 イヌノハナヒゲは下部の枝が垂れ下がるが、茎が直立又は斜上する。果実の刺針状花被片も果実の約2倍と長く、上向きの小刺がある。