コエビソウ 小海老草

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Flora of Mikawa

キツネノマゴ科 Acanthaceae キツネノマゴ属

別 名 オウムソウ、ベロペロネ
中国名 虾夷花 xia yi hua
英 名 false hop , Honolulu-salvia , Mexican shrimp-plant , shrimpbush , shrimp-plant , red shrimp-plant
学 名 Justicia brandegeeana Wassh. et L.B.Sm.
 synonym Beloperone guttata Brandeg
コエビソウの花序2
コエビソウの花序4
コエビソウ花
コエビソウ雄しべ
コエビソウ蕾と小苞
コエビソウ茎
コエビソウ
コエビソウ花序
コエビソウ花序3
コエビソウの葉
花 期 5~10月
高 さ 1~1.5m
生活型 常緑亜低木または低木
生育場所 栽培種
分 布 帰化種  メキシコ原産
撮 影 浜松市 17.6.17
コエビソウはキツネノマゴ属、観賞用に栽培されている。メキシコ原産、北アメリカ(フロリダ)、南アメリカ(エクアドル)などに帰化している。
 常緑亜低木または低木、高さ1~1.5m、幅60~90㎝。若枝や葉の裏面に柔らかい綿毛がある。葉は対生し、葉柄は長さ2~3㎝、枝に上向きにつく。葉身は卵形~楕円形、長さ5~8㎝、淡緑色、全縁。穂状花序は頂生し、アーチ状に垂れ下がり、長さ7.5~15㎝、花序が大エビに似ている。苞はハート形、薄膜質、クサリ状に並び、暗赤色~銹褐色、未熟の先端部分や重なった部分は緑色~黄緑色、長さ2㎝以下。それぞれの苞に花が1個つく。花序が下側から順に成熟して長くなっていき、成熟した上側の花の1~2(4)個だけが咲く。花の下部を包むように帯赤色の苞1個が外側につき、内側(花序軸側)に淡色の小苞2個がつく。花は長さ2~3㎝、白色、2唇形の筒状花。下唇は3浅裂し、赤色~栗色の斑紋がある。果実は蒴果、長楕円形、長さ1~2㎝。種子は卵形、長さ約3㎜。
 【園芸品種】
 'Fruit Cocktail' は苞が黄緑色。花が多く咲き、ピンク色~赤色。'Yellow Queen'は苞が黄色、花が白色。
 【類似種】
 シロバナコエビソウ Justicia betonica L. アフリカ、熱帯アジア(スリランカ、マレーシア)原産。英名はsquirrel's-tail , white shrimp-plant。高さ2.5m以下。花序が直立し、苞が白色、緑色の脈が目立つ。花冠はフジ色、斑紋は白色。