キレハマメグンバイナズナ 切葉豆軍配薺

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Flora of Mikawa

アブラナ科 Brassicaceae マメグンバイナズナ属

英 名 Argentine pepperweed
学 名 Lepidium bonariense L.
キレハマメグンバイナズナ花序
キレハマメグンバイナズナ花序2
キレハマメグンバイナズナ花
キレハマメグンバイナズナ実
キレハマメグンバイナズナ果実拡大
キレハマメグンバイナズナ
キレハマメグンバイナズナ葉
キレハマメグンバイナズナ種子
花 期 5~6月
高 さ 30~50㎝
生活型 1年草、越年草
生育場所 道端、海岸
分 布 帰化種 南アメリカ原産
撮 影 蒲郡市 港駐車場 11.6.8
和名の由来はマメグンバイナズナに似て葉が細かく切れ込むことから。
 茎は直立してよく分岐し、毛があるが腺毛はない。葉は1~2回、羽状に細裂し、葉縁や脈上に細毛がある。枝先に総状花序を上向きに多数つける。花序軸には白毛がある。花は雌しべ1個、雄しべ2個。小形の白色の花弁4個だが、3個のものやほとんど花弁が無いものもある。萼片4個のうち1個だけの背に白毛がある。開花に近い蕾は萼片の白毛が目立つ。果実が大きくなると萼片は脱落する。果実は長さ2.5㎜、扁平な円形で、上半部に翼があり、中央に隔壁があって、2室に分かれ、種子が1個ずつ入る。完熟して、種子が落ちると隔壁だけが残る。種子の外側部分に翼がある。
 マメグンバイナズナは深い鋸歯があるが、細裂しない。マメグンバイナズナの萼片の毛は4個の萼片全てにつくが、ほとんど無い場合もあり、少なくて目立たない。
 ヒメグンバイナズナは茎に腺毛があり、花弁が微小又は無く、果実が惰円形、種子に翼がない。
 コバノコショウソウは葉が羽状に深裂し、種子に翼がない。

 この付近のものはすべて花弁が小さかった。