イヌブナ 犬椈
Flora of Mikawa
ブナ科 Fagaceae ブナ属
別 名 | クロブナ |
学 名 | Fagus japonica Maxim. |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 10~25m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | やや標高の低い山地 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(東北以西)、四国、九州 |
撮 影 | 長野県 05.9.10 |
株立ちすることが多いのが樹形の特徴である。幹は暗灰色、多数のいぼ状の皮目があり、ブナの樹皮より暗い。枝は暗紫色、長楕円形の皮目がある。葉は互生し、長さ5~10㎝の長楕円形、質がやや薄い。葉脈は深く、葉裏に突出し、側脈は10~16対。葉先は尖り、基部は広楔形、波状の浅鋸歯縁。雌雄同株。花の開花は葉の展開と同時期。雄花序は花序柄が長く、垂れ下がり、花被には淡褐色の長毛が密生する。毛はブナに比べて長い。雌花序の柄も花後に長さ2.5~5㎝に伸び、果実が垂れ下がる。堅果は長さ約1㎝の3綾形。
ブナは幹が灰白色、平滑。葉の側脈は7~12対。果実は上向きにつく。
ブナは幹が灰白色、平滑。葉の側脈は7~12対。果実は上向きにつく。