インカカタバミ・バーギット
Flora of Mikawa
カタバミ科 Oxalidaceae カタバミ属
別 名 | オキザリス・トリアングラリス・バーギット |
英 名 | purple shamrock , scurvy grass purple shamrock , scurvy grass false shamrock , false shamrock |
中国名 | 紫叶酢浆草 zi ye cu jiang cao |
学 名 | Oxalis triangularis 'Birgit' |
花 期 | 5~10月 |
高 さ | 5~30㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 外来種 南アメリカ(ブラジル、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ)原産 |
撮 影 | 浜松市 19.8.27 |
インカカタバミはカタバミ属の栽培種。小葉が三角形で濃紫色又は薄緑色。写真はOxalis triangularis subsp. triangularis系の園芸品種のバーギットと思われる。葉が緑色、萼片のシュウ酸のいぼはほとんど無く、花冠の長さは萼片の長さの3~4倍と長い。
多年草、高さ5~30㎝、無茎、根茎がある。枝は短く、直径1㎝、密に鱗片がある。走出枝(ストロン)は無い。小球根がときにあり、束生する。鱗茎葉(bulb scales)は(1~)3脈があり、縁には腺がある。葉は根生、まれに花時に無い。葉柄は長さ12~20㎝。小葉は3個、暗紫色、普通、上面の中脈から放射状に薄い紫色の斑点をもち、倒三角形~倒卵状三角形、長さ(20~)30~50(~60)㎜、長さ1/10の浅裂又は先に単にノッチがあり、裂片は先が切形~わずかに凸面になり、表面は無毛。しゅう酸塩の堆積は無く又は短く、ノッチの両側の縁に線がある。花序は散形花序状の集散花序、花が(1~)2~5(~9)個つく。花茎は長さ15~35㎝、無毛。花は異形花柱性。萼片は先端に2個の橙色の瘤をもつ。花弁は白色~帯ピンク色~淡紫色、長さ15~22㎜。蒴果は卵状楕円形、長さ12~18㎜、無毛。花期は4~5月(Flora of North America)。栽培品種は花期が5~10月。
品種) 'Birgit'バーギット(緑色、ピンク花) , 'Birgit-pink' , 'Birgit-white' , 'Black Beauty'(黒紫色) , 'Burgundy Wine' = 'Jr Oxburwi' (Xalis Series(濃紫色) , 'Cupido'(濃紫色斑入) , 'Dorothy Chao'(薄緑色) , 'Ebony Allure'(濃紫色) , 'Marmer' (v)[銀の舞](緑色斑入、白花) , 'Regnellii'=O. regnellii[緑の舞](緑色、白花)
(1) Oxalis triangularis subsp. triangularis
アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、パラグアイ分布。
萼片が鋭形、しゅう酸塩のいぼは小さいか又は無い。花弁が白色~帯紫色、長さは萼片の長さの3~4倍。
ボリビア、パラグアイ、パラグアイ、ペルーに分布。
萼片は鈍形~類鋭形、しゅう酸塩のいぼは厚くなる。花弁はピンク色~帯紫色、まれに白色、長さは萼片の長さの2倍~2倍半。
品種) 'Atropurpurea'(濃紫色) , 'Fanny'(緑色斑入)[銀舞] , 'Francis'(青紫色) , 'Gin go mai'(緑色斑入) , 'Irish Mist'(緑色斑、白花) , 'Jr Oxblavel' (PBR) , 'Jr Oxfroja' (PBR) , 'Mijke'(濃紫色) , 'Pink Blade'(緑色斑入)' , 'Silver Leaf'(緑色斑入) , 'Silver Shadow'(緑色斑入) , 'Silverado'(緑色斑入)
※2亜種はこれらの微妙な違いと広い同所性をもち、進化的な存在はおそらく、たった1つであると思われる。いかなる場合でも、この少数の北アメリカの標本の研究は厳格な意味でのOxalis triangularis である。Oxalis triangularisの形はときに'Atropurpureaと認識されるが、これはどうも園芸名であるらしい(Flora of North America)。
多年草、高さ5~30㎝、無茎、根茎がある。枝は短く、直径1㎝、密に鱗片がある。走出枝(ストロン)は無い。小球根がときにあり、束生する。鱗茎葉(bulb scales)は(1~)3脈があり、縁には腺がある。葉は根生、まれに花時に無い。葉柄は長さ12~20㎝。小葉は3個、暗紫色、普通、上面の中脈から放射状に薄い紫色の斑点をもち、倒三角形~倒卵状三角形、長さ(20~)30~50(~60)㎜、長さ1/10の浅裂又は先に単にノッチがあり、裂片は先が切形~わずかに凸面になり、表面は無毛。しゅう酸塩の堆積は無く又は短く、ノッチの両側の縁に線がある。花序は散形花序状の集散花序、花が(1~)2~5(~9)個つく。花茎は長さ15~35㎝、無毛。花は異形花柱性。萼片は先端に2個の橙色の瘤をもつ。花弁は白色~帯ピンク色~淡紫色、長さ15~22㎜。蒴果は卵状楕円形、長さ12~18㎜、無毛。花期は4~5月(Flora of North America)。栽培品種は花期が5~10月。
品種) 'Birgit'バーギット(緑色、ピンク花) , 'Birgit-pink' , 'Birgit-white' , 'Black Beauty'(黒紫色) , 'Burgundy Wine' = 'Jr Oxburwi' (Xalis Series(濃紫色) , 'Cupido'(濃紫色斑入) , 'Dorothy Chao'(薄緑色) , 'Ebony Allure'(濃紫色) , 'Marmer' (v)[銀の舞](緑色斑入、白花) , 'Regnellii'=O. regnellii[緑の舞](緑色、白花)
(1) Oxalis triangularis subsp. triangularis
アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、パラグアイ分布。
萼片が鋭形、しゅう酸塩のいぼは小さいか又は無い。花弁が白色~帯紫色、長さは萼片の長さの3~4倍。
(2) Oxalis triangularis subsp. papilionacea (Hoffmanns. ex Zucc.) Lourteig
synonym Oxalis triangularis var. lepida Progelボリビア、パラグアイ、パラグアイ、ペルーに分布。
萼片は鈍形~類鋭形、しゅう酸塩のいぼは厚くなる。花弁はピンク色~帯紫色、まれに白色、長さは萼片の長さの2倍~2倍半。
品種) 'Atropurpurea'(濃紫色) , 'Fanny'(緑色斑入)[銀舞] , 'Francis'(青紫色) , 'Gin go mai'(緑色斑入) , 'Irish Mist'(緑色斑、白花) , 'Jr Oxblavel' (PBR) , 'Jr Oxfroja' (PBR) , 'Mijke'(濃紫色) , 'Pink Blade'(緑色斑入)' , 'Silver Leaf'(緑色斑入) , 'Silver Shadow'(緑色斑入) , 'Silverado'(緑色斑入)
※2亜種はこれらの微妙な違いと広い同所性をもち、進化的な存在はおそらく、たった1つであると思われる。いかなる場合でも、この少数の北アメリカの標本の研究は厳格な意味でのOxalis triangularis である。Oxalis triangularisの形はときに'Atropurpureaと認識されるが、これはどうも園芸名であるらしい(Flora of North America)。