フウロケマン 風露華鬘
Flora of Mikawa
ケシ科 Papaveraceae キケマン属
中国名 | 黄堇 huang jin . |
学 名 | Corydalis pallida (Thunb.) Pers. var. pallida Corydalis pallida (Thunb.) Pers. |
花 期 | 4~7月 |
高 さ | 15~40㎝ |
生活型 | 越年草 |
生育場所 | 日当たりのよい場所 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(中部地方以西)、四国、九州 |
撮 影 | 猿投山 04.5.2 |
キケマンの母種。キケマンは三河の沿岸部でよく見られ、フウロケマンは山間部でまれにしか見られない。葉は質が薄く、1~2回羽状複葉。小葉は広卵形で、深裂し、さらに細かく切れ込む。総状花序は長さ2~5㎝。花は長さ約2㎝、黄色。蒴果は長さ18~23㎜、やや数珠状にくびれ、くびれが少なく、種子は1列に入る。種子は黒色、円錐状の突起が多数あり、膜質の大きな種沈がつく。
奥三河に多い変種のミヤマキケマンは、全体に大きく、フウロケマンより葉の切れ込みが細かく、蒴果が長く数珠状にはっきりくびれる。
中国や韓国で以前にCorydalis pallidaとされていたものは タカネキケマンCorydalis wilfordii Regelとされた。中国名は阜平黄堇( fu ping huang jin) といい、対馬にも自生する。
奥三河に多い変種のミヤマキケマンは、全体に大きく、フウロケマンより葉の切れ込みが細かく、蒴果が長く数珠状にはっきりくびれる。
中国や韓国で以前にCorydalis pallidaとされていたものは タカネキケマンCorydalis wilfordii Regelとされた。中国名は阜平黄堇( fu ping huang jin) といい、対馬にも自生する。