フモトミズナラ 麓水楢
Flora of Mikawa
ブナ科 Fagaceae コナラ属
別 名 | モンゴリナラ |
学 名 | Quercus serrata Murray subsp. mongolicoides H.Ohba synonym Quercus crispula Blume var. mongolicoides (H.Ohba) Seriz. |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 10~15m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 丘陵地、山地 |
分 布 | 在来種 本州(岩手県、宮城県、福島県、栃木県、山梨県、福井県、愛知県、岐阜県、島根県など) |
撮 影 | 昭和の森 06.7.8 |
モンゴリナラと長い間呼ばれていた木が2006年にフモトミズナラと命名された。東大の大場秀章教授はコナラの亜種として、学名をQuercus serrata
Murray subsp. mongolicoides H.Ohba とした。これに異論を出し、愛知教育大の芹沢俊介教授はフモトミズナラをミズナラの変種として命名し、
学名はQuercus crispula Blume var. mongolicoides (H.Ohba) Seriz. としている。
幹はコナラとよく似ている。昭和の森のものはコブが多い。葉は互生し、葉の形はミズナラやカシワに似ているが、葉裏は無毛。果実は楕円形の堅果で、ミズナラよりずんぐりしており、頭が凹んでいる。殻斗はミズナラと似ている。三河に分布するモンゴリナラはモンゴル等の大陸産のものと同じではなく、ミズナラから分化したものとか、コナラとカシワの交雑種であるとか、諸説ある。葉の側脈、鋸歯の形、葉の大きさなどがミズナラよりも大陸系のモンゴリナラに近く、堅果の形もミズナラと明瞭に違う。これらからモンゴリナラに近いとの見解もあり、モンゴリナラと呼ばれてきたものである。
モンゴリナラ Quercus mongolica Fischer ex Ledeb. 蒙栎 meng gu li 葉は(5)7~19(23)×(2)3~11㎝、縁が(5)7~10波打つ。 殻斗0.8~1.5×1.2~1.8(2.8)㎝、1/3~1/2包む。堅果(1.5)2~2.4×(1)1.3~1.8(2.3)㎝。
幹はコナラとよく似ている。昭和の森のものはコブが多い。葉は互生し、葉の形はミズナラやカシワに似ているが、葉裏は無毛。果実は楕円形の堅果で、ミズナラよりずんぐりしており、頭が凹んでいる。殻斗はミズナラと似ている。三河に分布するモンゴリナラはモンゴル等の大陸産のものと同じではなく、ミズナラから分化したものとか、コナラとカシワの交雑種であるとか、諸説ある。葉の側脈、鋸歯の形、葉の大きさなどがミズナラよりも大陸系のモンゴリナラに近く、堅果の形もミズナラと明瞭に違う。これらからモンゴリナラに近いとの見解もあり、モンゴリナラと呼ばれてきたものである。
モンゴリナラ Quercus mongolica Fischer ex Ledeb. 蒙栎 meng gu li 葉は(5)7~19(23)×(2)3~11㎝、縁が(5)7~10波打つ。 殻斗0.8~1.5×1.2~1.8(2.8)㎝、1/3~1/2包む。堅果(1.5)2~2.4×(1)1.3~1.8(2.3)㎝。