フイリヒメフタバラン 斑入姫双葉蘭

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Flora of Mikawa

ラン科 Orchidaceae サカネラン属

学 名 Listera japonica Blume form. albostriata (Masam.) Masam.
フイリヒメフタバランの花
フイリヒメフタバランの花横
フイリヒメフタバランの花裏
フイリヒメフタバランの茎と苞
フイリヒメフタバラン
フイリヒメフタバランの葉
花 期 3~5月
高 さ 5~20㎝
生活型 多年草
生育場所 山地の林内
分 布 在来種 本州(宮城県、山形県以南))、四国、九州、沖縄、台湾
撮 影 新城市  14.4.13
ヒメフタバランの葉の中央部に白斑が入る品種。サカネラン属(Neottia)に変更されたが、品種分類はされず、異分類となっている。
 ヒメフタバランは茎が直立し、無毛。葉は対生し、2個だけつき、長さ1~1.8㎝、幅1~1.6㎝の卵状三角形、無柄、葉先は鋭頭、基部は切形~楔形。花茎を直立し、葉が茎の中間につく。花茎や花軸には腺毛があり、花茎は長さ3~5㎝、花軸は長さ3~5㎝、花は2~6(8)個まばらにつく。小苞は広卵形、長さ1~2㎜。小花柄は細く、長さ9~12㎜、捻じれがあり、花が逆さまになる(ラン科では普通)。子房は長さ1~3㎜、無毛。花弁や萼片は紫色~紫緑色、反曲する。背萼片は長さ1.8~2.5㎜、幅0.8~1㎜の倒卵形~惰円形、鋭頭~鈍頭。側萼片は斜めにつき、卵形、長さ2~2.5㎜、幅0.7~1.1㎜、鋭頭。花弁は披針形~披針状線形、長さ1.8~2.5㎜、幅約 0.5㎜、先は鈍形。唇弁は紫色、長さ6~8(12)㎜、先が2裂し、Y字形になり、裂片の湾入部には三角状の歯があり、裂片の先端は鈍頭~鋭頭、やや鋸歯状になることもある。唇弁の基部には耳状の小突起があり、蕊柱を囲むようにつく。2n=38
 ナガバヒメフタバラン form. longifolia は葉が長い。
 ミドリヒメフタバラン(ミドリフタバラン)form. viridis は花が緑色。