ホソバウンラン 細葉海蘭
Flora of Mikawa
オオバコ科 Plantaginaceae ウンラン属
中国名 | 柳穿鱼 liu chuan yu |
英 名 | butter and eggs , common toadflax , wild snapdragon |
学 名 | Linaria vulgaris L. |
花 期 | 5~7月 |
高 さ | 30~80㎝ |
生活型 | 越年草 |
生育場所 | 草地、道端 |
分 布 | 帰化種 中国、ロシア、トルコ、ヨーロッパ、イギリス原産 |
撮 影 | 稲武町 04.7.4 |
在来種のウンランに比べ、葉が細いのでこの名が付けられた。英名は花の色をうまく表している。大正時代に薬用や観賞用として渡来したものである。初期には沿岸部に限られていたが、今では各地の内陸でも野生化している。北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどにも帰化している。科はゴマノハグサ科からオオバコ科へ移動された。
茎は直立する。葉は長さ2.5~5㎝の線形、基部は茎を抱かない。花はウンランとよく似た仮面状花で、花冠の長さ18~32㎜。上唇は2裂し、下唇には橙色の隆起部分があり、筒部は先が細長い距となる。花柄は長さ1~4㎜。果実は長さ9~12㎜。種子は長さ約1.5㎜、扁平、翼がある。2n=12
中国のものは2亜種に分類されている。
subsp. chinensis 柳穿鱼 liu chuan yu は朝鮮、中国に分布する。葉が長さ2~6㎝、幅 2~4(10)㎜、1脈。萼片は幅1~1.5㎜。 subsp. acutiloba 新疆柳穿鱼 xin jiang liu chuan yu は中国、モンゴル、ロシアに分布する。 葉は長さ3~8㎝、幅0.5~1.5㎝、3脈。萼片の幅が1.5㎜以上。
在来種のウンランは小型、海岸の砂浜に這うように生える。葉が楕円形。花が似ている。
最近、同じように直立して、よく似ている外来のキバナウンランも見られるようになってきた。葉の幅が広く、花の橙色の部分が小さい。
茎は直立する。葉は長さ2.5~5㎝の線形、基部は茎を抱かない。花はウンランとよく似た仮面状花で、花冠の長さ18~32㎜。上唇は2裂し、下唇には橙色の隆起部分があり、筒部は先が細長い距となる。花柄は長さ1~4㎜。果実は長さ9~12㎜。種子は長さ約1.5㎜、扁平、翼がある。2n=12
中国のものは2亜種に分類されている。
subsp. chinensis 柳穿鱼 liu chuan yu は朝鮮、中国に分布する。葉が長さ2~6㎝、幅 2~4(10)㎜、1脈。萼片は幅1~1.5㎜。 subsp. acutiloba 新疆柳穿鱼 xin jiang liu chuan yu は中国、モンゴル、ロシアに分布する。 葉は長さ3~8㎝、幅0.5~1.5㎝、3脈。萼片の幅が1.5㎜以上。
在来種のウンランは小型、海岸の砂浜に這うように生える。葉が楕円形。花が似ている。
最近、同じように直立して、よく似ている外来のキバナウンランも見られるようになってきた。葉の幅が広く、花の橙色の部分が小さい。