B ヒメムカシヨモギ Erigeron canadensis キク科 Asteraceae ムカシヨモギ属 三河の植物観察

ヒメムカシヨモギ 姫昔蓬

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Flora of Mikawa

キク科 Asteraceae ムカシヨモギ属

学 名 小蓬草 xiao peng cao
英 名 Canadian horseweed, butterweed, hogweed
学 名 Erigeron canadensis L.
 synonym Conyza canadensis (L.) Cronquist
ヒメムカシヨモギ花序拡大
ヒメムカシヨモギ花
ヒメムカシヨモギ花横
ヒメムカシヨモギ果実
ヒメムカシヨモギの上部の葉
ヒメムカシヨモギ
ヒメムカシヨモギ冠毛を取った果実
ヒメムカシヨモギ葉表
ヒメムカシヨモギ葉裏
花 期 8~10月
高 さ 1~2m
生活型 1・2年草
生育場所 道端、荒地などに普通
分 布 帰化種 北アメリカ、南アメリカ原産
撮 影 幡豆郡幡豆町 01.8.12
ムカシヨモギ属の雑草、明治維新のころ外来し、鉄道に沿って広がったため、鉄道草とも呼ばれていた。世界の熱帯、亜熱帯に広く帰化している。
 1・2年草、高さ1~2m。茎は上部でよく分岐して広がる。全体に明るい緑色、茎及び葉の縁に開出毛が生える。葉は長さ7~10㎝、幅0.5~1㎝の線形、下部の葉は2~4対程度の鋸歯があり、上部の葉はほぼ全縁。頭花は直径約3㎜、はっきり見える白色の舌状花がつく。総苞は淡緑色、長さ3.5~4㎜、幅約2㎜。総苞片は線形、4~5列、総苞片上の1列に並んだ毛がある。痩果は長さ約1.2㎜。冠毛は長さ約2.5㎜。2n=18。花期は8~10月。
 類似のオオアレチノギクは長い円錐花序で、頭花の舌状花がほとんど見えない。
 毛がほとんどなく、全体に細いものをケナシヒメムカシヨモギというが、現在はヒメムカシヨモギに含められている。