ハリガネスゲ 針金菅

mark

Flora of Mikawa

カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属

中国名 发秆薹草 fa gan tai cao
英 名 hair sedge, yellow-leaf sedge
学 名 Carex capillacea Boot
ハリガネスゲの小穂
ハリガネスゲの小穂2
ハリガネスゲの葉先
ハリガネスゲ
ハリガネスゲ果胞と種子
花 期 4~6月
高 さ 10~30㎝
生活型 多年草
生育場所 低山~亜高山の湿地
分 布 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、タイ、ミャンマー、インドネシア、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド
撮 影 長ノ山湿原 02.4.20
根茎は短く、叢生する。葉は幅1~1.5㎜の糸状。茎は細く、やや硬く、稜は鈍い。茎頂に長さ5~12㎜の雌雄性の小穂を1個つける。小穂は上に少数の雄花の雄花部、下に少数の雌花の雌花部があり、ほぼ同長。果胞は長さ2.5~3㎜、熟すと平開し、腹面に明瞭な5脈があり、痩果をゆるく包む。鱗片は果胞より短く、褐色、円頭。柱頭は3岐。痩果は褐色、長さ1.6~1.7㎜の3稜がある卵形。2n=60
 コハリスゲは高地に生え、小型。葉が幅1㎜以下。小穂は長さ3~5㎜、雄花部が小さい。果胞は長さ2~2.5㎜、ほぼ無脈、無毛、あまりダブつかず、痩果が透けて見える。鱗片は果胞より短く、落ちやすい。
 マツバスゲは葉がやや太く、小穂もやや大きい。果胞が長さ1.5~2㎜と短く、鱗片とほぼ同長。