ハンカイソウ 樊噲草
Flora of Mikawa
キク科 Asteraceae メタカラコウ属
中国名] | 大头橐吾 da tou tuo wu 大吳風草(台湾) |
学 名 | Ligularia japonica (Thunb.) Less. |
花 期 | 6~8月 |
高 さ | 50~100㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地の林内、湿った草原 |
分 布 | 在来種 本州(静岡県以西)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、インド |
撮 影 | 葦毛湿原 03.5.21 |
メタカラコウ属の大型の草本で、和名の由来は豪壮な姿を中国の武将に見立てたもの。低山のやや湿潤地に生え、葦毛湿原の木道横、付近の林道脇などでも見られる。
茎は直立し、高さ50~100(160)㎝になる。根生葉は長さ20~100㎝の葉柄があり、葉柄の基部に短い鞘がある。葉身は直径30~40㎝の腎臓形~円心形、掌状に3~5全裂し、さらに羽状に深裂し、縁に鋸歯があり、まれに全縁のこともある。中間や上部の茎葉は2~3個つき、小さく、短柄があり、基部が鞘状に茎を抱く。最上部の茎葉は鞘がなく、掌状深裂。葉表は無毛、葉裏は初め白色の微軟毛があるか無毛。頭花は茎頂の散房花序に2~8個つき、直径8~13㎝。花序には普通、苞がなく、花柄は長さ20㎝以下、羊毛状の軟毛がある。総苞は長さ10~25㎜、幅15~24㎜の半球状。総苞片は1列、9~12個、先が尖る。舌状花は黄色~橙黄色、10~18個。舌部は長さ4~6.5㎝、幅約1㎝の長楕円形、筒部は長さ7~12㎜。筒状花は橙黄色、多数。花柱の先は反曲し、鈍形。痩果は長さ約9㎜(7~16)㎜の円柱形、暗褐色。冠毛は褐色を帯び、長さ4.5~7.5㎜。2n=60。
茎は直立し、高さ50~100(160)㎝になる。根生葉は長さ20~100㎝の葉柄があり、葉柄の基部に短い鞘がある。葉身は直径30~40㎝の腎臓形~円心形、掌状に3~5全裂し、さらに羽状に深裂し、縁に鋸歯があり、まれに全縁のこともある。中間や上部の茎葉は2~3個つき、小さく、短柄があり、基部が鞘状に茎を抱く。最上部の茎葉は鞘がなく、掌状深裂。葉表は無毛、葉裏は初め白色の微軟毛があるか無毛。頭花は茎頂の散房花序に2~8個つき、直径8~13㎝。花序には普通、苞がなく、花柄は長さ20㎝以下、羊毛状の軟毛がある。総苞は長さ10~25㎜、幅15~24㎜の半球状。総苞片は1列、9~12個、先が尖る。舌状花は黄色~橙黄色、10~18個。舌部は長さ4~6.5㎝、幅約1㎝の長楕円形、筒部は長さ7~12㎜。筒状花は橙黄色、多数。花柱の先は反曲し、鈍形。痩果は長さ約9㎜(7~16)㎜の円柱形、暗褐色。冠毛は褐色を帯び、長さ4.5~7.5㎜。2n=60。