ハナセンナ 花旃那

Flora of Mikawa
マメ科 Fabaceae センナ属
| 別 名 | アンデスノオトメ |
| 中国名 | 伞房决明 san fang jue ming |
| 英 名 | Argentine senna , Argentina senna , buttercup bush , flowering senna , Texas flowery senna , tree senna , shower tree |
| 学 名 | Senna corymbosa (Lam.) H.S.Irwin et Barneby synonym Cassia corymbosa Lam |










| 花 期 | 9~10月 |
| 高 さ | 2~3m |
| 生活型 | 常緑低木(亜低木) |
| 生育場所 | 栽培種 |
| 分 布 | 帰化種 アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ原産 |
| 撮 影 | 浜松市 18.9.28 |
ハナセンナはマメ科センナ属の観賞用の栽培種。アンデスノオトメという名で流通している。旧属名のカッシア(Cassia)とも呼ばれる。
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ (2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
多年草、低木又は小高木。葉は羽状複葉、小葉は対生、葉軸と葉柄は腺が有又は無。花は腋生又は頂生の総状花序につき、小苞は無い。萼片は5個、花弁は5個、類等形、普通、黄色。雄しべは10個、雄しべの全ての花糸は真っすぐ、ときに10個が稔性、類等長、ときに3個の外側の雄しべが仮雄しべで(6又は)7個が稔性。葯室は縫合線に沿って縁毛が無い。豆莢は非裂開又は1個又は両方の縫合に沿って不活性な裂開、コイル状にならず、ときにバルブが1種子の継ぎ目でバラバラになる。種子は多数、珠柄(funicle)は糸状。
世界に約260種があり、汎熱帯性。
synonym Cassia alata L.
熱帯アメリカ(ブラジ、コロンビア、フランス領ギアナ、ガイアナ、スリナム、ベネズエラ)原産。中国名は翅荚决明 chi jia jue ming。英名はcandlebush , candlestick senna , Christmas-candle , empress-candleplant , ringworm senna , ringwormbush , ringwormshrub , seven-golden-candles , seven-golden-candlesticks 。世界中で広く栽培されている。中国では広東省、海南省、雲南省南部に導入され、栽培され、帰化している。疎林、乾燥斜面に生える。この植物は下剤として用いられる。
低木、高さ1.5~3(~5)m。枝は帯緑色、太く、毛がある。葉は長さ30~60cm。托葉は宿存し、三角形、長さ6~10(~15)mm。葉柄と葉軸は2本の縦肋と狭い翼を持つ。葉柄は腺がない。小葉柄は非常に短いか、または小葉はほぼ無柄。小葉は6~12(~20)対、長円形または倒卵状長円形、長さ6~15cm×幅3.5~7.5cm、薄い革質、無毛、基部は斜めの切形、先は鈍円形で尖頭形。総状花序は腋生、密に、多数花がつくが、ときに数個の総状花序が、長さ10~50cmの頂生の円錐花序を形成する。花序柄は長さ7~14cm。苞は脱落性で球果状(strobilaceous)、長円形~広卵形、長さ2~3cm×幅1~2cm、初めは花を包む。花は直径約2.5cm。萼片は橙黄色、長円形、不等長。花弁は明るい黄色、紫色の脈が目立ち、卵状円形、長さ16~24mm×幅10~15mm、爪部は短い。雄しべは10本、稔性の雄しべは7本あり、先端の孔から裂開する。下側の2本には長さ約4mmの太い花糸と大きな葯があり、4本には長さ約2mmの花糸と小さな葯がある。雄しべは3本または4本が退化している。子房は微軟毛があり無柄、胚珠は多数。豆果は翼があり、鋭い四角形、長さ10~20cm×幅1.5~2cm、無毛、各バルブの中央部に幅広の膜質の翼がある。翼は幅4~8mm、紙質、小円鋸歯状。種子は50~60個で、扁平、三角形。2n=24, 28。
2 Senna alexandrina Mill. アレクサンドリアセンナ
synonym Senna angustifolia (Vahl) Batka
アフリカ(アルジェリア、中央アフリカ共和国、チャド、ジブチ、エジプト、エリトリア、エチオピア、ギニア湾諸島、ケニア、マリ、モーリタニア、ニジェール、ナイジェリア、オマーン、ソマリア、スーダン)、シナイ半島、サウジアラビア、イエメン、ヨルダン、インド、ソコトラ島、スリランカ、パキスタン原産。英名はAlexandrian senna , Indian senna , senna , Tinnevelly senna , true senna。中国名は番泻。薬用植物として栽培されることもある。
直立して斜上し、開花が早く、開花期は高さ30~100cm(旧熱帯では潜在的に300cmまでになり)、最終的に亜低木性の草本、まばらに小伏剛毛があり、毛は長さ0.15~0.3mmの細かい、真に伏した直毛である。葉は淡オリーブ色、上部は同色または帯黄色、腋生および先端のほぼ頂生の緩い総状花序は葉身を超える。托葉は斜上または広がり、長さ1.5~3mmの披針形、基部は葉柄から遠い側で膨れ、幅は約1mm、乾燥して早落する。葉は長さ5~16cm、葉柄にはしわがあるがあまり膨れない長さ1~2.5cmの葉枕(pulvinus)があり、中央部で直径0.5~1.2mm、腹側に浅い溝がある。葉軸は長さ(2.5~)3~13cm、葉柄には腺がない。(ただし、小葉の間には針状突起spiculesがある)。小葉枕(pulvinules)は長さ約1mm。小葉は(3~)4~8対、上部で±大きくなり、披針形で先が尖鋭形または鋭形で微細な微突起形、最長の小葉(上部または最後から2番目)は長さ2.5~5cm×幅0.5~1cm、長さは幅の4~7倍、基部はほぼ対称の楔形、縁は平面、中脈および3~5(~6)対の狭く斜上する2次脈が両面で目立ち、開いた不規則な3次脈は隆起または隆起しない。総状花序は花が(7~)10~30個つき、花芽は同時に開いた2~4個の花よりもずっと高く、伸びた花序軸は花序柄を含めて長さ10~20]cmになる。苞は膜質または膜質の縁があり、黄色または暗褐色、倒卵形、長さ5~7mm×幅4.5~6mm、基部の両側には短い耳があり、若い小花芽を包み、小花柄が伸長すると脱落する。花時および花後の小花柄は長さ1~2(~2.5)mm、長さ2.5~4mmの狭い漏斗形の花托筒が乗る(過去には小花柄の一部と間違われることが多かった)。花芽は斜上し、斜めの倒卵形または半倒卵形、先は鈍形。萼片はほぼ膜質、暗褐色または帯黄色の淡色の縁があり、無毛または顕微鏡的な乳頭状微軟毛があり、輪郭は倒卵形または長円状披針形、長さ約9~11mm。花弁は無毛で、黄色または橙黄色、乾くとわら色または白褐色の脈があり、輪郭は倒卵形または長円状倒卵形、短い爪部を超え、長さ約13.5~15mm。雄しべは無毛、内側の3本は微細または不稔(葯は長さ1.1~2mm)、中間4本の花糸は長さ2~2.6mm、外側の2本の花糸は長さ2.2~2.5mm、外側の中央の花糸は長さ3.5~4mm、中間4本と外側は中央の葯は長さ3.3~4.3mm、真っすぐまたはほぼ真っすぐ、外側2本の葯は月形に内側に曲がり、狭く披針状漸尖形、長さ9.5~10mm×幅1.3~1.5mm、基部は不等な矢じり形、7個の稔性の葯はすべて切形、先端は鈍く、腹側に2突起(umbonate)があり、背側に2孔(porose)がある。子房は密に小伏剛毛がある(strigulose)。花柱は無毛で線状糸状、基部から均一に内側に湾曲し、ときに先端がわずかに太くなり、その位置またはそのすぐ下の、斜めの頂部の柱頭の空洞は直径0.2~0.25mm。胚珠は6~10個。豆果は広がるか、または傾く柄があり、真の柄(花托筒の開口部より後ろ)は長さ2.5~3mm、果体は広長円形または長円形、真っ直ぐまたは緩やかに湾曲し、ピアノのように圧縮され、長さ4~5.5cm×1.6~1.7cm(旧熱帯地域種では長さ7cm×幅2.6cmまでになる可能性がある)、両端は丸く、基部は急に楔形に狭まり、柄になり、花柱の基部は縁の下部(infraterminal)が薄い紙質の鈍いまたは中程度の光沢があるバルブが鉛褐色(livid-brown)になり、細い縫合線に沿って色が薄くなり、熟した種子の上ではわずかに隆起するが縦方向には隆起(crested)はなく、空洞は中央部に沿ってのみ拡張し、そこから狭いが完全な膜質の隔壁があり、両縫合線に沿って不活性だが完全な裂開を示す。種子はバルブと平行に圧縮され、外形は長円状パドル形、先は切形・凹形、長さ5.2~6.2mm×幅3~3.6mm、種皮は象牙色~麦わら色、全体的に鋭く精巧な曲がりくねったしわがある。倒披針形の子葉紋(areole=cotyledon areole;CA)は長さ1.5~2.4mm×幅0.4~0.5mmで、種子下部の端に垂直のうねが刻まれる。n=14(?13)。花期9~12月。果期は翌年3月。インドでは通年。
【eflora of Indiaの解説】
草本または低木、高さ0.5~2m。小枝はまばらに伏毛がある。葉は互生し、葉軸(葉柄を含む)は長さ4~9cm、毛があり、腺はない。小葉の対の間に掌状の腺体がある。小葉は4~8対、長さ1~4cm×幅0.3~0.9cm、楕円状披針形、先は鋭形、伏毛がある。托葉は長さ1.5~2mm、線状披針形、先は鋭形、伏毛がある。托葉は長さ1.5~2mm、線状錐形またはやや卵形。総状花序は長さ10~22cm、腋生および頂生、葉より長い。小花柄は長さ10mmまで、上部が太くなり、毛があり、果時には後屈する。苞は長さ約1cm、舟形、鋭形、無毛。萼片は長さ7~9mm、鈍形、無毛。花弁は黄色、長さ1~1.5cm。稔性の雄しべは7本、そのうち2本の葯は長さ約1cm、鎌形、1本は長さ約4.5mmで、真っすぐ、4本は長さ3~4mm、真っすぐ。仮雄しべは3本。子房は伏剛毛がある。柱頭は点状。豆果は長さ4~5.2cm×幅約2cm、長円形、真っすぐまたは上向きにわずかに鎌形、平らで、種子を超えて浅く隆起し、横の隔壁があり、まばら伏毛があり、網状脈があり、裂開する。種子は5~8個、各々長さ5~6mm×幅3mm、倒卵形長円形、へその端で狭まり、種皮は網状にいぼまたはしわがある。子葉紋(areole)は長さ約2.5mmで、両面で、へその端に向かってより伸びる。花期・果期は一年中
3 Senna corymbosa (Lam.) H.S.Irwin et Barneby ハナセンナ 花旃那
synonym Cassia corymbosa Lam.
アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ原産。英名はArgentine senna , Argentina senna , buttercup bush , flowering senna , Texas flowery senna , tree senna , shower tree。別名はアンデスノオトメ。
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ(2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
品種) 'John Ball' , 'John Bull Amberley'
アフリカ(アンゴラ、ブルンジ、コンゴ民主共和国、エチオピア、ケニア、マラウイ、モザンビーク、ルワンダ、スーダン、タンザニア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ)原産。英名はAfrican senna , popcorn senna , candelabra-tree , peanut-butter cassia , popcorn cassia。中国名は长穗决明 chang sui jue ming。別名はコヤシセンナ。世界中の熱帯地域で観賞用および薬用植物として栽培されている。栽培地から逃れて世界中の熱帯地域に帰化し、南アフリカでは侵略的外来種とされている。インド、パキスタン、スリランカ、ニューギニア、オーストラリア、南アフリカなどに帰化している。森林の端に沿った河畔地域、サバンナ、常緑低木地帯や茂み、そして道路脇や荒れ地などの荒廃した場所に生える。popcorn sennaの名は葉を揉むとポップコーンのような香りがすることから。
常緑低木または小高木(熱帯以外では落葉)。幹は複数あり、マウンド状~広がり、高さ2.5~3(~4.8)m、まれに9mに達し、樹冠の広がりはほぼ均一。若い枝と葉には微軟毛があり、古くなると無毛になる。葉は羽状複葉、螺旋状につき、長さ15~35(~50)cm。托葉は遅く脱落し、卵状心形、長さ6~17mm、先は尖鋭形。葉柄と葉軸には腺を無く、微軟毛がある。小葉柄は非常に短い。小葉は8~16対、下面は粉白色で、卵状長円形または披針状長円形~倒披針形、長さ(1.5~)3~5.5cm×幅1~2.5cm、基部は円形で斜め、先は鈍形またはほぼ鋭形で微突形である。葉は非常に芳香性があり、独特の香りはバターを塗ったポップコーンやピーナッツバターに似ていると言われている。総状花序は枝の上部の葉腋から直立し、穂状、長さ10~35cm、ときに頂部の葉のある円錐花序に数個の総状花序がつく。花は花序に20~30個つく。苞は早落性、覆瓦状に重なり合い、広卵形、先はほぼ鋭形または尖鋭形。萼片は長円状倒卵形。花弁は鮮やかな黄色、長円形または倒卵形、短い爪部がある。雄しべは10本、そのうち機能上稔性の特大の2本は湾曲し、長さ約12mmである。子房は密に、黄色または淡色の微細柔毛がある(pilosulose)。豆果は扁平、舌状長円形~長円形、長さ(7~)8~10(~13)cm×幅1.6~1.8cm、革質、縫合線による2竜骨があり、先には長くて細い芒があり、柄は長さ1~1.2cm、果時の小花柄は長さ約1cm、未熟なときは緑色、成熟すると濃褐色になる。種子は9~16個、倒卵状長円形、扁平。2n=28。
5 Senna fruticosa (Mill.) H.S.Irwin et Barneby ヨツバセンナ 四葉旃那
synonym Cassia fruticosa Mill.
熱帯アメリカ(メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス)原産。中国名は大叶决明 da ye jue ming 。広東省で栽培されている。
低木または小高木、高さ約3m。枝は灰白色で無毛。葉は長さ12~18cm、下部の1対の小葉の間の葉軸に長円形の凸面形の腺がある。托葉は早落し、線形、長さ3~4mm。葉柄は長さ3~4mm。小葉は2対つき、斜めの長円形、長さ4~16.5cm×幅2~7cm、膜質、若い時は両面に毛があり、古くなると下面に微軟毛があり、基部は斜めの楔形で、左右が非常に不均等、中脈は上面近くにあり、先は鋭形~尖鋭形。総状花序は短く、長さ6cmまで、先の葉の葉腋に密に花がつき、数個の総状花序が葉のある円錐花序を形成する。苞は早落し、狭披針形。萼片は黄緑色、しばしば赤色を帯び、長円形~倒卵形、外側に微軟毛がある。花弁は橙黄色、広倒卵形~円形、長さ2~2.5cm、両面に軟毛がある。稔性の雄しべは6~7本で、頂端の孔から裂開する。上側の3本の雄しべは通常存在しない。子房は線形、伏した帯白色の軟毛が密にある。豆果は短く太い柄に垂れ下がり、円柱形、長さ15~25cm×幅1~1.5cm、わずかに環状、先端に約1cmの嘴がある。種子は80~100個、暗褐色、扁平、長さ5~6mm、卵形、黒色の悪臭を放つ果肉に埋め込まれる。2n=28。
USA、カナダ原産。英名はwild senna American senna。標高0~500mの開けた森林、谷底、小川の土手、沼地、藪、牧草地に生える。
多年草、高さ0.8~2.2m。葉は中葉質(mesophyllous:葉肉がある)、長さ13~23cm、細かい毛がある。托葉は早落性。花外蜜腺は1個、葉柄の基部または葉柄に沿ってつき、無柄または短い柄がある。小葉は6~10対つき、葉身は楕円形、長円形、または披針状楕円形、長さ30~60mm×幅10~20mm。総状花序は花が25~37個つき、苞は脱落性。小花柄は長さ11~22mm。花は単対称(左右相称)。萼はピンク褐色。花冠は黄色、最長の花弁は8~12mm。雄しべは異形葯(heterantherous)、雄しべは7本、仮雄しべは3本。中央の雄しべの葯は長さ2.6~3.5mm、外側の雄しべの葯は長さ4~5mm、切形で2孔裂開し、先に付属体は無い。雌しべは内曲し、胚珠は10~16個。子房は密に毛がある。花柱は内曲するが、膨れない。豆果は斜上し、平ら、下方に湾曲し、長さ60~115mm×幅5.5~8mm、種子を覆い波打ち、裂開が遅く、各種子室の幅は長さとほぼ同じ。種子は黄土色(ochre)、黄褐色、または暗赤褐色、卵形または菱形。花期は夏中~初秋。
7 Senna hirsuta (L.) H.S.Irwin et Barneby ケセンナ 毛旃那
synonym Cassia hirsuta L.
USA,メキシコ、南アメリカ原産。中国名は毛荚决明 mao jia jue ming 。英名はwoolly senna。熱帯地域に導入され、帰化している。中国の広東省、雲南省で栽培されている。日本にも導入され、帰化している。
草本または低木で、高さ0.6~2.5m。若い枝、葉柄、葉軸には黄褐色の絨毛が密にある。葉は長さ10~20cm。葉柄は長さ3~6cm、付着部付近に黒褐色の卵状長円形の無柄の腺体がある。葉軸は長さ7~10cm、腺はない。小葉は3~7対、卵状長円形または長円状披針形、長さ3~9cm×幅1.5~3.5cm、紙質、両面に絨毛があり、基部はほぼ円形、先は尖鋭形。総状花序は腋生、または先の葉の葉腋に数個つき、葉のある円錐花序を形成する。花序柄と小花柄には絨毛がある。苞は早落性、錐形、毛がある。萼片は5個、大きさが不揃いで、密に絨毛があり、外側の萼片2個は小さく、卵形~倒卵形、長さ約5mm、内側の萼片3個は微軟毛があり、似ているが大きく、長さ7~8mm。花弁は黄色、倒卵形、長さ1.4~1.8cm、無毛。雄しべは10本、6または7本は稔性で、長さが不揃い、葯は頂孔から裂開する。仮雄しべは3本または4本。子房は毛があり、ほぼ無柄。花柱は短く無毛。柱頭は小さい。豆果は長く、細く、扁平、長さ10~20cm×幅約0.5cm、バルブの表面に密に粗毛がある。種子は多数、平ら、倒卵形、長さ3~4mm。 2n=14, 28。
8 Senna marilandica (L.) Link ツリハブソウ 釣波布草
synonym Cassia marilandica L.
USA原産。英名はAmerican senna , wild senna , Maryland senna。標高0~500mの開けた森林、谷底、小川の土手、湿地、藪、牧草地に生える。
多年草、高さ0.6~2m。葉は中葉(mesophyllous:葉肉がある)で長さ12~27cm、細かい毛がある。托葉は早落性。花外蜜腺は1個、葉柄の基部または葉柄に沿ってつき、柄は無くまたは短くある。小葉は5~9対つき、葉身は楕円形、長円状楕円形、または披針形、長さ30~60mm×幅9~24mm。総状花序には通常花が5~15個つく。苞は早落性。小花柄は長さ9~17mm。花は単対称(monosymmetric:左右相称)。萼はピンク褐色。花冠は黄色、最長の花弁は長さ8~14mm。雄しべ(androecium)は異形葯(heterantherous)、雄しべは7本、仮雄しべは3本。中央の雄しべの葯は長さ2.6~3.5mm、外側の雄しべの葯は長さ4~5mm、切形で2孔裂開し、先の付属体は無い。雌しべは内曲し、胚珠は20~28個。子房は無毛またはわずかに毛がある。花柱は内曲し、膨れない。豆果は斜上し、平ら、下方に湾曲し、長さ65~110mm×幅7.5~11mm、波打つように種子を覆い、裂開は遅く、各種子室は長さより幅が広い。種子は暗赤褐色、倒卵形または長円状倒卵形。2n=28。花期は夏中旬~初秋。
USA、メキシコ、南アメリカ原産。英名はAmerican sicklepod , offee-weed , Java-bean , sicklepod , sicklepod senna。世界で広く栽培されている。
江戸時代に薬用として中国から渡来し、栽培されていたものが、道端などに逸出している。種子は炒って、ハブ茶として日本でもよく飲まれている。
多年草(1年草又は2年草)、高さ1~2(2.5)m。茎は多数分枝し、低い茎はしばしば這い、若い時は軟毛があり、古くなるとほとんど無毛になる。葉はわずかにいやな臭いがあり、互生し、偶数羽状複葉。小葉は普通、2~3対、長さ17~65㎜×幅10~40㎜、倒卵形、先は円形~鈍形、全縁、縁毛があり、両面とも無毛又はまばらに毛がある。下部の小葉の間の葉軸の上側だけに長さ1~3㎜の褐色の腺体が1個ある。花は枝先近くの葉腋に対につき、黄色、幅10~15㎜。花柄は長さ7~28㎜。咢片は5個、緑色、長さ5.5~9.5㎜。花弁は5個、黄色~淡黄色、長さ8~15㎜。稔性の雄しべは7個、葯は長さ3~5㎜、端に短い突起がある。豆果は細くて非常に長く、長さ6~25㎝、幅4~8㎜、断面はほぼ円形(ときにわずかに扁平又は4稜があり)、強く曲がり、種子が20~50個入り、熟すと褐緑色。種子は長さ3~6㎜、ダイアヤンド形(菱形)又は不定形、暗褐色、光沢がある。2n=24, 26, 28。
10 Senna occidentalis (L.) Link ハブソウ 波布草
synonym Cassia occidentalis L.
メキシコ、南アメリカ原産。英名はantbush , coffee senna , negro-coffee , septicweed , stinkingweed。中国名は望江南 wang jiang nan。この種子が本来のハブ茶であったが、現在のハブ茶はエビスグサの種子を使っている。
亜低木又は低木(短命で1年生又は2年生)、高さ0.8~1.5m、無毛、少数、分枝する。枝は草質、うねがある。根は帯黒色。葉は長さ約20㎝。托葉は早落性、三角形~披針形、長さ1~2㎝、膜質。葉柄は長さ3~4㎝、基部近くに大きな褐色の卵形の腺がある。小葉柄は長さ1~2㎜、揉むと腐った臭いがある。小葉は3~5(~6)対、卵形~卵状長楕円形、長さ4~10㎝×幅2~3.5㎝、膜質、基部は円形、先は尖鋭形。散房花序状の総状花序は少数の花をつけ、腋生又は頂生、長さ約5㎝。苞は早落性、線状披針形。花は長さ約2㎝。萼片は不等形、外側の萼片は類円形、直径約6㎜、内側の萼片は卵形、長さ8~9㎜、花弁は黄色、帯紫色の脈があり、外側(下部)の2個はわずかに大きく、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個。葯は先の孔から開く。退化した雄しべは3個、葯が無又は小さい。子房には綿毛がある。花柱は無毛。豆果は水平~上向きにつき、褐色、縁が淡色で厚く、ひも形、鎌形、扁平、長さ10~13㎝×幅約1㎝、種子の間に隔壁がある。種子は30~40個、扁平、円形、直径3~4㎜。2n=24, 26, 28, 56。
メキシコ、南アメリカ原産。英名はEaster cassia , valamuerto , climbing cassia , winter senna。
落葉低木、直立~広がり~這い、高さ1~4m、ときに5mに達する。耐寒性があり日本の暖地なら露地栽培可能。茎は多数、分枝する。葉は互生し、長さ4~8㎝、偶数羽状複葉。小葉は3~6(8)対、倒卵形~長楕円形、長さ1~5㎝×幅5~20㎜、先は円形、縁が帯黄色、無毛。最下の小葉の間に小さな円錐形の腺体がある。花は枝先の葉腋の総状花序に3~10個つき、明るい黄色、幅3~4㎝。花柄は長さ20~30㎜。花弁は5個、長さ20~25㎜。曲がった目立つ雄しべが2又は3個ある。小さな雄しべが4又は5個あり、3個の小さな花弁状の仮雄しべが中央にある。果実は円筒形、長さ10~20㎝×幅6~12㎜、垂れ下がり、熟すと、緑色~淡褐色になる。種子は5~40個入り、暗褐色~黒色、幅4~6㎜、しばしば不規則にくびれる。花期は主に10~12月。
12 Senna siamea (Lam.) H.S.Irwin et Barneby タガヤサン
synonym Cassia siamea Lam.
ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム原産。中国名は铁刀木 tie dao mu。英名はkassodtree , Siamese cassia , Siamese senna , Thai cassia , Thailand shower。熱帯地方で広く栽培され、中国南部で栽培されている。公園や庭園に観賞用として植えられ、街路樹としても利用されている。硬くて耐久性のある木材は家具にも使われる。
樹高10~15m。樹皮は灰色で、ほぼ平滑。若い枝はうねがあり、まばらに微軟毛がある。葉は長さ20~30cm。托葉は早落性で線形、小さい。葉軸と葉柄には腺がなく、微軟毛がある。小葉は6~10(~15)対、長円形または卵状長円形、長さ3~7cm×幅1.5~2.5cm、革質、外面に微細な軟毛がある、上面は平滑で無毛、基部は円形、先は鈍い円形、しばしば凹形、微突がある。総状花序は先の葉の葉腋につき、しばしば複数の大きな円錐花序を形成し、長さ5~7cmの丈夫な花序柄につく。苞は線形、長さ5~6mm。萼片はほぼ円形で大きさが不揃い、外側の萼片が小さく、内側が大きく、長さ約9mm、外面に毛がある。花弁は黄色、広倒卵形、長さ1.2~1.5cm、短い爪部がある。雄しべは10本、うち7本は稔性。葯は頂端孔から裂開し、2本の花糸は長さ約10mm、葯が長さ6~7mm。4本または5本の花糸は長さ2~3mm、葯が長さ5~6mm、仮雄しべは長さ約3mm。子房は無柄、密に白色の軟毛が生える。豆果は扁平、長さ15~30cm×幅1~1.5cm、縫合部は太く、肋状で軟毛が生え、成熟すると紫褐色になる。種子は10~30個、淡褐色、卵形、長さ2~2.5cm×幅5~6cm。2n=28。
13 Senna sophera (L.) Roxb. オオバノセンナ 大葉の旃那
synonym Cassia sophera L.
中央アメリカ(アルバ島、バハマ、ベリーズ、キューバ、ドミニカ共和国、ガイアナ、ハイチ、ジャマイカ、リーワード島、オランダ領アンティル諸島、パナマ、プエルトリコ、トリニダード・トバゴ、ウィンドワード島)原産。熱帯アメリカ、インド、熱帯アジア、熱帯アフリカ、オーストラリアなど熱帯および亜熱帯地域に広く導入され、帰化している。中国名は槐叶决明 huai ye jue ming 。山地斜面、道端に生える。若葉と豆果は食用となり、種子は解熱剤として薬用となる。
低木、高さ1~2(~3)m、無毛。葉は長さ7~18(~21)cm、葉柄は長さ3~5cm、葉柄の結合部の上5~10mmに錐形または狭い棍棒形の腺がある。小葉柄は長さ約2mm。小葉は4~10対つき、披針形または楕円状披針形、長さ1.7~4.2cm×幅0.7~2cm、基部は円形、先は鋭形または短い尖鋭形。散房花序は腋生、花は少数。花序柄は長さ1~2cm。苞は卵形、長さ約5mm。小花柄は長さ1~1.5cm。萼片は卵状円形、長さ約5mm。花弁は黄色、倒卵形、短い爪部がある。雄しべは10本、6または7本は稔性、2本はより長い。葯は頂端の孔から裂開する。仮雄いべは3~4本、長さ約2mm。子房には微細な毛がある。豆果は真っすぐ、長さ5~10cm×幅0.5~1cm、最初は扁平でわずかに厚く、ほぼ円筒形になり、熟すと±膨れる。種子は30~40個で、卵形、扁平。2n=28。
14 Senna surattensis (Burm.f.) H.S.Irwin et Barneby モクセンナ 木旃那
synonym Cassia surattensis Burm.f.
インド、タイ、ラオス、ミャンマー、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、オーストラリア原産。英名はscrambled egg bush, kolomona, scrambled egg tree, glossy shower, golden sennaglaucous cassia, bushy cassia。
常緑低木又は小高木、高さ5~7m。葉は互生し、偶数羽状複葉、小葉が6~9対。葉柄は長さ1.5~3㎝。葉は長さ約18㎝。小葉は普通、倒卵形~長楕円形、長さ約2.5~4㎝×幅1~1.7㎝、上面は無毛、下面はわずかに短毛がある。花は上部の総状花序に10~15個つく。花序は長さ3~6㎝、花序柄は長さ2.5~5㎝。果実は扁平な豆果、無毛、バルブは紙質、長さ7~10㎝×幅1~1.5㎝、15~25個の種子を含む。種子は光沢があり、扁平、長さ約8㎜×幅4㎜。
15 Senna tora (L.) Roxb. ホソミエビスグサ 細身夷草
synonym Cassia tora L.
中国、インド、ブータン、ネパール、パキスタン、スリランカ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パプアニューギニア、ソロモン諸島原産。中国名は决明 jue ming 。英名はfoetid cassia , Java-bean , sickle senna , sicklepod , sicklepod senna , stinking cassia。別名はロッカクソウ。
1年草、亜低木、高さ1~2m。葉は長さ4~8㎝。托葉は早落性、線形、長さ10~15㎜。葉柄には腺が無い。葉軸には小葉の間に棍棒形の腺がある。小葉柄は長さ1.5~2㎜。小葉は3対、倒卵形又は倒卵状長楕円形、長さ2~6㎝×幅1.5~2.5㎝、膜質、下面には短毛があり、上面は毛がまばら、基部は楔形~円形で斜め、先は円形、尖頭形。総状花序は腋生、短く、花が1~2(~3)個つく。花序柄は長さ6~10㎜。苞は線形、鋭形。小花柄は長さ1~1.5㎝。萼片は卵形又は卵状長円形、長さ5~8㎜、膜質、外側には短毛がある。花弁は黄色、不等形、倒卵形、下側の2個はわずかに長く、長さ12~15㎜×幅5~7㎜、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個、ほぼ等長。花糸は長さ1.5~2㎜。葯は先の孔から裂開し、長さ約4㎜。葯の3個は大きく、4個は小さい。仮雄しべは無い。子房は無柄、密に白色の短毛がある。花柱は無毛。豆果は円柱形、断面は類三角形、細く、長さ10~15㎝×幅0.3~0.5㎝、両端は尖鋭形、バルブは膜質。種子は20~30個、光沢があり、菱形、約・長さ5㎜×幅3㎜、小区画がある。2n=26, 28, 56。
メキシコ原産。S. multiglandulosa と S. septentrionalisの交雑種。
半常緑又は落葉低木、高さ1.5~2m。S. septemtrionalisに似ている。花柄と子房の基部に細かい微長軟毛があり、長さ0.2~0.7㎜の弱く内曲又は類伏毛をもち、花序はしばしば、散房花序状円錐花序で、葉から±突き出る。葉は長さ(7~)9~16(~18)㎝、葉柄は長さ18~34㎜、葉軸は長さ(2.5~)3~8(~9.5) ㎝。最も長い小葉は長さ12~25㎜、小葉は4~5対つき、先部の対は披針状楕円形又は長楕円状楕円形、急に鋭形又は尖鋭形、長さ3~7㎝×幅1~2㎝、長さは幅の2.5~4(~4.2)倍、基部は下部で不等形、円形又は類心形、その先部で楔形、2次脈は8~14対、上面では無又はほとんど見えない。3次脈は下面ではほとんど不明瞭。総状花序は花が4~15(~20)個つき、花序軸は花序柄とともに、長さ(2-)3.5-12㎝。花は黄色。旗弁(vexillar petal)は長さ14~23㎜。子房には微軟毛がある。胚珠は50~64個。豆果は外面が S. septemtrionalisに似ており、 長さ(5~)6~7.5㎝x幅0.7~0.9㎝、円柱形又はやや横が扁平、種子室は不規則に2個~完全な1連に変化し、種子の入り方は±行き当たりばったりであり、隔壁に広く面するものもあり、バルブに斜めになるものもある。
17 その他
Senna = 'Lonvalea' (PBR) (pt)
Senna
Indigofera
Indigofera decora
Senna
Asian Indigo
Senna alexandrina
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ (2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
センナ属
family Fabaceae - genus Senna多年草、低木又は小高木。葉は羽状複葉、小葉は対生、葉軸と葉柄は腺が有又は無。花は腋生又は頂生の総状花序につき、小苞は無い。萼片は5個、花弁は5個、類等形、普通、黄色。雄しべは10個、雄しべの全ての花糸は真っすぐ、ときに10個が稔性、類等長、ときに3個の外側の雄しべが仮雄しべで(6又は)7個が稔性。葯室は縫合線に沿って縁毛が無い。豆莢は非裂開又は1個又は両方の縫合に沿って不活性な裂開、コイル状にならず、ときにバルブが1種子の継ぎ目でバラバラになる。種子は多数、珠柄(funicle)は糸状。
世界に約260種があり、汎熱帯性。
センナ属の主な種と園芸品種
1 Senna alata (L.) Roxb. ハネセンナ 羽根旃那synonym Cassia alata L.
熱帯アメリカ(ブラジ、コロンビア、フランス領ギアナ、ガイアナ、スリナム、ベネズエラ)原産。中国名は翅荚决明 chi jia jue ming。英名はcandlebush , candlestick senna , Christmas-candle , empress-candleplant , ringworm senna , ringwormbush , ringwormshrub , seven-golden-candles , seven-golden-candlesticks 。世界中で広く栽培されている。中国では広東省、海南省、雲南省南部に導入され、栽培され、帰化している。疎林、乾燥斜面に生える。この植物は下剤として用いられる。
低木、高さ1.5~3(~5)m。枝は帯緑色、太く、毛がある。葉は長さ30~60cm。托葉は宿存し、三角形、長さ6~10(~15)mm。葉柄と葉軸は2本の縦肋と狭い翼を持つ。葉柄は腺がない。小葉柄は非常に短いか、または小葉はほぼ無柄。小葉は6~12(~20)対、長円形または倒卵状長円形、長さ6~15cm×幅3.5~7.5cm、薄い革質、無毛、基部は斜めの切形、先は鈍円形で尖頭形。総状花序は腋生、密に、多数花がつくが、ときに数個の総状花序が、長さ10~50cmの頂生の円錐花序を形成する。花序柄は長さ7~14cm。苞は脱落性で球果状(strobilaceous)、長円形~広卵形、長さ2~3cm×幅1~2cm、初めは花を包む。花は直径約2.5cm。萼片は橙黄色、長円形、不等長。花弁は明るい黄色、紫色の脈が目立ち、卵状円形、長さ16~24mm×幅10~15mm、爪部は短い。雄しべは10本、稔性の雄しべは7本あり、先端の孔から裂開する。下側の2本には長さ約4mmの太い花糸と大きな葯があり、4本には長さ約2mmの花糸と小さな葯がある。雄しべは3本または4本が退化している。子房は微軟毛があり無柄、胚珠は多数。豆果は翼があり、鋭い四角形、長さ10~20cm×幅1.5~2cm、無毛、各バルブの中央部に幅広の膜質の翼がある。翼は幅4~8mm、紙質、小円鋸歯状。種子は50~60個で、扁平、三角形。2n=24, 28。
2 Senna alexandrina Mill. アレクサンドリアセンナ
synonym Senna angustifolia (Vahl) Batka
アフリカ(アルジェリア、中央アフリカ共和国、チャド、ジブチ、エジプト、エリトリア、エチオピア、ギニア湾諸島、ケニア、マリ、モーリタニア、ニジェール、ナイジェリア、オマーン、ソマリア、スーダン)、シナイ半島、サウジアラビア、イエメン、ヨルダン、インド、ソコトラ島、スリランカ、パキスタン原産。英名はAlexandrian senna , Indian senna , senna , Tinnevelly senna , true senna。中国名は番泻。薬用植物として栽培されることもある。
直立して斜上し、開花が早く、開花期は高さ30~100cm(旧熱帯では潜在的に300cmまでになり)、最終的に亜低木性の草本、まばらに小伏剛毛があり、毛は長さ0.15~0.3mmの細かい、真に伏した直毛である。葉は淡オリーブ色、上部は同色または帯黄色、腋生および先端のほぼ頂生の緩い総状花序は葉身を超える。托葉は斜上または広がり、長さ1.5~3mmの披針形、基部は葉柄から遠い側で膨れ、幅は約1mm、乾燥して早落する。葉は長さ5~16cm、葉柄にはしわがあるがあまり膨れない長さ1~2.5cmの葉枕(pulvinus)があり、中央部で直径0.5~1.2mm、腹側に浅い溝がある。葉軸は長さ(2.5~)3~13cm、葉柄には腺がない。(ただし、小葉の間には針状突起spiculesがある)。小葉枕(pulvinules)は長さ約1mm。小葉は(3~)4~8対、上部で±大きくなり、披針形で先が尖鋭形または鋭形で微細な微突起形、最長の小葉(上部または最後から2番目)は長さ2.5~5cm×幅0.5~1cm、長さは幅の4~7倍、基部はほぼ対称の楔形、縁は平面、中脈および3~5(~6)対の狭く斜上する2次脈が両面で目立ち、開いた不規則な3次脈は隆起または隆起しない。総状花序は花が(7~)10~30個つき、花芽は同時に開いた2~4個の花よりもずっと高く、伸びた花序軸は花序柄を含めて長さ10~20]cmになる。苞は膜質または膜質の縁があり、黄色または暗褐色、倒卵形、長さ5~7mm×幅4.5~6mm、基部の両側には短い耳があり、若い小花芽を包み、小花柄が伸長すると脱落する。花時および花後の小花柄は長さ1~2(~2.5)mm、長さ2.5~4mmの狭い漏斗形の花托筒が乗る(過去には小花柄の一部と間違われることが多かった)。花芽は斜上し、斜めの倒卵形または半倒卵形、先は鈍形。萼片はほぼ膜質、暗褐色または帯黄色の淡色の縁があり、無毛または顕微鏡的な乳頭状微軟毛があり、輪郭は倒卵形または長円状披針形、長さ約9~11mm。花弁は無毛で、黄色または橙黄色、乾くとわら色または白褐色の脈があり、輪郭は倒卵形または長円状倒卵形、短い爪部を超え、長さ約13.5~15mm。雄しべは無毛、内側の3本は微細または不稔(葯は長さ1.1~2mm)、中間4本の花糸は長さ2~2.6mm、外側の2本の花糸は長さ2.2~2.5mm、外側の中央の花糸は長さ3.5~4mm、中間4本と外側は中央の葯は長さ3.3~4.3mm、真っすぐまたはほぼ真っすぐ、外側2本の葯は月形に内側に曲がり、狭く披針状漸尖形、長さ9.5~10mm×幅1.3~1.5mm、基部は不等な矢じり形、7個の稔性の葯はすべて切形、先端は鈍く、腹側に2突起(umbonate)があり、背側に2孔(porose)がある。子房は密に小伏剛毛がある(strigulose)。花柱は無毛で線状糸状、基部から均一に内側に湾曲し、ときに先端がわずかに太くなり、その位置またはそのすぐ下の、斜めの頂部の柱頭の空洞は直径0.2~0.25mm。胚珠は6~10個。豆果は広がるか、または傾く柄があり、真の柄(花托筒の開口部より後ろ)は長さ2.5~3mm、果体は広長円形または長円形、真っ直ぐまたは緩やかに湾曲し、ピアノのように圧縮され、長さ4~5.5cm×1.6~1.7cm(旧熱帯地域種では長さ7cm×幅2.6cmまでになる可能性がある)、両端は丸く、基部は急に楔形に狭まり、柄になり、花柱の基部は縁の下部(infraterminal)が薄い紙質の鈍いまたは中程度の光沢があるバルブが鉛褐色(livid-brown)になり、細い縫合線に沿って色が薄くなり、熟した種子の上ではわずかに隆起するが縦方向には隆起(crested)はなく、空洞は中央部に沿ってのみ拡張し、そこから狭いが完全な膜質の隔壁があり、両縫合線に沿って不活性だが完全な裂開を示す。種子はバルブと平行に圧縮され、外形は長円状パドル形、先は切形・凹形、長さ5.2~6.2mm×幅3~3.6mm、種皮は象牙色~麦わら色、全体的に鋭く精巧な曲がりくねったしわがある。倒披針形の子葉紋(areole=cotyledon areole;CA)は長さ1.5~2.4mm×幅0.4~0.5mmで、種子下部の端に垂直のうねが刻まれる。n=14(?13)。花期9~12月。果期は翌年3月。インドでは通年。
【eflora of Indiaの解説】
草本または低木、高さ0.5~2m。小枝はまばらに伏毛がある。葉は互生し、葉軸(葉柄を含む)は長さ4~9cm、毛があり、腺はない。小葉の対の間に掌状の腺体がある。小葉は4~8対、長さ1~4cm×幅0.3~0.9cm、楕円状披針形、先は鋭形、伏毛がある。托葉は長さ1.5~2mm、線状披針形、先は鋭形、伏毛がある。托葉は長さ1.5~2mm、線状錐形またはやや卵形。総状花序は長さ10~22cm、腋生および頂生、葉より長い。小花柄は長さ10mmまで、上部が太くなり、毛があり、果時には後屈する。苞は長さ約1cm、舟形、鋭形、無毛。萼片は長さ7~9mm、鈍形、無毛。花弁は黄色、長さ1~1.5cm。稔性の雄しべは7本、そのうち2本の葯は長さ約1cm、鎌形、1本は長さ約4.5mmで、真っすぐ、4本は長さ3~4mm、真っすぐ。仮雄しべは3本。子房は伏剛毛がある。柱頭は点状。豆果は長さ4~5.2cm×幅約2cm、長円形、真っすぐまたは上向きにわずかに鎌形、平らで、種子を超えて浅く隆起し、横の隔壁があり、まばら伏毛があり、網状脈があり、裂開する。種子は5~8個、各々長さ5~6mm×幅3mm、倒卵形長円形、へその端で狭まり、種皮は網状にいぼまたはしわがある。子葉紋(areole)は長さ約2.5mmで、両面で、へその端に向かってより伸びる。花期・果期は一年中
3 Senna corymbosa (Lam.) H.S.Irwin et Barneby ハナセンナ 花旃那
synonym Cassia corymbosa Lam.
アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ原産。英名はArgentine senna , Argentina senna , buttercup bush , flowering senna , Texas flowery senna , tree senna , shower tree。別名はアンデスノオトメ。
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ(2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
品種) 'John Ball' , 'John Bull Amberley'
4 Senna didymobotrya (Fresen.) H.S.Irwin et Barneby フタホセンナ 二穂旃那
synonym Cassia didymobotrya Fresen.アフリカ(アンゴラ、ブルンジ、コンゴ民主共和国、エチオピア、ケニア、マラウイ、モザンビーク、ルワンダ、スーダン、タンザニア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ)原産。英名はAfrican senna , popcorn senna , candelabra-tree , peanut-butter cassia , popcorn cassia。中国名は长穗决明 chang sui jue ming。別名はコヤシセンナ。世界中の熱帯地域で観賞用および薬用植物として栽培されている。栽培地から逃れて世界中の熱帯地域に帰化し、南アフリカでは侵略的外来種とされている。インド、パキスタン、スリランカ、ニューギニア、オーストラリア、南アフリカなどに帰化している。森林の端に沿った河畔地域、サバンナ、常緑低木地帯や茂み、そして道路脇や荒れ地などの荒廃した場所に生える。popcorn sennaの名は葉を揉むとポップコーンのような香りがすることから。
常緑低木または小高木(熱帯以外では落葉)。幹は複数あり、マウンド状~広がり、高さ2.5~3(~4.8)m、まれに9mに達し、樹冠の広がりはほぼ均一。若い枝と葉には微軟毛があり、古くなると無毛になる。葉は羽状複葉、螺旋状につき、長さ15~35(~50)cm。托葉は遅く脱落し、卵状心形、長さ6~17mm、先は尖鋭形。葉柄と葉軸には腺を無く、微軟毛がある。小葉柄は非常に短い。小葉は8~16対、下面は粉白色で、卵状長円形または披針状長円形~倒披針形、長さ(1.5~)3~5.5cm×幅1~2.5cm、基部は円形で斜め、先は鈍形またはほぼ鋭形で微突形である。葉は非常に芳香性があり、独特の香りはバターを塗ったポップコーンやピーナッツバターに似ていると言われている。総状花序は枝の上部の葉腋から直立し、穂状、長さ10~35cm、ときに頂部の葉のある円錐花序に数個の総状花序がつく。花は花序に20~30個つく。苞は早落性、覆瓦状に重なり合い、広卵形、先はほぼ鋭形または尖鋭形。萼片は長円状倒卵形。花弁は鮮やかな黄色、長円形または倒卵形、短い爪部がある。雄しべは10本、そのうち機能上稔性の特大の2本は湾曲し、長さ約12mmである。子房は密に、黄色または淡色の微細柔毛がある(pilosulose)。豆果は扁平、舌状長円形~長円形、長さ(7~)8~10(~13)cm×幅1.6~1.8cm、革質、縫合線による2竜骨があり、先には長くて細い芒があり、柄は長さ1~1.2cm、果時の小花柄は長さ約1cm、未熟なときは緑色、成熟すると濃褐色になる。種子は9~16個、倒卵状長円形、扁平。2n=28。
5 Senna fruticosa (Mill.) H.S.Irwin et Barneby ヨツバセンナ 四葉旃那
synonym Cassia fruticosa Mill.
熱帯アメリカ(メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス)原産。中国名は大叶决明 da ye jue ming 。広東省で栽培されている。
低木または小高木、高さ約3m。枝は灰白色で無毛。葉は長さ12~18cm、下部の1対の小葉の間の葉軸に長円形の凸面形の腺がある。托葉は早落し、線形、長さ3~4mm。葉柄は長さ3~4mm。小葉は2対つき、斜めの長円形、長さ4~16.5cm×幅2~7cm、膜質、若い時は両面に毛があり、古くなると下面に微軟毛があり、基部は斜めの楔形で、左右が非常に不均等、中脈は上面近くにあり、先は鋭形~尖鋭形。総状花序は短く、長さ6cmまで、先の葉の葉腋に密に花がつき、数個の総状花序が葉のある円錐花序を形成する。苞は早落し、狭披針形。萼片は黄緑色、しばしば赤色を帯び、長円形~倒卵形、外側に微軟毛がある。花弁は橙黄色、広倒卵形~円形、長さ2~2.5cm、両面に軟毛がある。稔性の雄しべは6~7本で、頂端の孔から裂開する。上側の3本の雄しべは通常存在しない。子房は線形、伏した帯白色の軟毛が密にある。豆果は短く太い柄に垂れ下がり、円柱形、長さ15~25cm×幅1~1.5cm、わずかに環状、先端に約1cmの嘴がある。種子は80~100個、暗褐色、扁平、長さ5~6mm、卵形、黒色の悪臭を放つ果肉に埋め込まれる。2n=28。
6 Senna hebecarpa (Fernald) H.S.Irwin et Barneby アメリカセンナ 亜米利加旃那
synonym Cassia hebecarpa FernaldUSA、カナダ原産。英名はwild senna American senna。標高0~500mの開けた森林、谷底、小川の土手、沼地、藪、牧草地に生える。
多年草、高さ0.8~2.2m。葉は中葉質(mesophyllous:葉肉がある)、長さ13~23cm、細かい毛がある。托葉は早落性。花外蜜腺は1個、葉柄の基部または葉柄に沿ってつき、無柄または短い柄がある。小葉は6~10対つき、葉身は楕円形、長円形、または披針状楕円形、長さ30~60mm×幅10~20mm。総状花序は花が25~37個つき、苞は脱落性。小花柄は長さ11~22mm。花は単対称(左右相称)。萼はピンク褐色。花冠は黄色、最長の花弁は8~12mm。雄しべは異形葯(heterantherous)、雄しべは7本、仮雄しべは3本。中央の雄しべの葯は長さ2.6~3.5mm、外側の雄しべの葯は長さ4~5mm、切形で2孔裂開し、先に付属体は無い。雌しべは内曲し、胚珠は10~16個。子房は密に毛がある。花柱は内曲するが、膨れない。豆果は斜上し、平ら、下方に湾曲し、長さ60~115mm×幅5.5~8mm、種子を覆い波打ち、裂開が遅く、各種子室の幅は長さとほぼ同じ。種子は黄土色(ochre)、黄褐色、または暗赤褐色、卵形または菱形。花期は夏中~初秋。
7 Senna hirsuta (L.) H.S.Irwin et Barneby ケセンナ 毛旃那
synonym Cassia hirsuta L.
USA,メキシコ、南アメリカ原産。中国名は毛荚决明 mao jia jue ming 。英名はwoolly senna。熱帯地域に導入され、帰化している。中国の広東省、雲南省で栽培されている。日本にも導入され、帰化している。
草本または低木で、高さ0.6~2.5m。若い枝、葉柄、葉軸には黄褐色の絨毛が密にある。葉は長さ10~20cm。葉柄は長さ3~6cm、付着部付近に黒褐色の卵状長円形の無柄の腺体がある。葉軸は長さ7~10cm、腺はない。小葉は3~7対、卵状長円形または長円状披針形、長さ3~9cm×幅1.5~3.5cm、紙質、両面に絨毛があり、基部はほぼ円形、先は尖鋭形。総状花序は腋生、または先の葉の葉腋に数個つき、葉のある円錐花序を形成する。花序柄と小花柄には絨毛がある。苞は早落性、錐形、毛がある。萼片は5個、大きさが不揃いで、密に絨毛があり、外側の萼片2個は小さく、卵形~倒卵形、長さ約5mm、内側の萼片3個は微軟毛があり、似ているが大きく、長さ7~8mm。花弁は黄色、倒卵形、長さ1.4~1.8cm、無毛。雄しべは10本、6または7本は稔性で、長さが不揃い、葯は頂孔から裂開する。仮雄しべは3本または4本。子房は毛があり、ほぼ無柄。花柱は短く無毛。柱頭は小さい。豆果は長く、細く、扁平、長さ10~20cm×幅約0.5cm、バルブの表面に密に粗毛がある。種子は多数、平ら、倒卵形、長さ3~4mm。 2n=14, 28。
8 Senna marilandica (L.) Link ツリハブソウ 釣波布草
synonym Cassia marilandica L.
USA原産。英名はAmerican senna , wild senna , Maryland senna。標高0~500mの開けた森林、谷底、小川の土手、湿地、藪、牧草地に生える。
多年草、高さ0.6~2m。葉は中葉(mesophyllous:葉肉がある)で長さ12~27cm、細かい毛がある。托葉は早落性。花外蜜腺は1個、葉柄の基部または葉柄に沿ってつき、柄は無くまたは短くある。小葉は5~9対つき、葉身は楕円形、長円状楕円形、または披針形、長さ30~60mm×幅9~24mm。総状花序には通常花が5~15個つく。苞は早落性。小花柄は長さ9~17mm。花は単対称(monosymmetric:左右相称)。萼はピンク褐色。花冠は黄色、最長の花弁は長さ8~14mm。雄しべ(androecium)は異形葯(heterantherous)、雄しべは7本、仮雄しべは3本。中央の雄しべの葯は長さ2.6~3.5mm、外側の雄しべの葯は長さ4~5mm、切形で2孔裂開し、先の付属体は無い。雌しべは内曲し、胚珠は20~28個。子房は無毛またはわずかに毛がある。花柱は内曲し、膨れない。豆果は斜上し、平ら、下方に湾曲し、長さ65~110mm×幅7.5~11mm、波打つように種子を覆い、裂開は遅く、各種子室は長さより幅が広い。種子は暗赤褐色、倒卵形または長円状倒卵形。2n=28。花期は夏中旬~初秋。
9 Senna obtusifolia (L.) H.S.Irwin et Barneby エビスグサ 夷草
synonym Cassia obtusifolia L.USA、メキシコ、南アメリカ原産。英名はAmerican sicklepod , offee-weed , Java-bean , sicklepod , sicklepod senna。世界で広く栽培されている。
江戸時代に薬用として中国から渡来し、栽培されていたものが、道端などに逸出している。種子は炒って、ハブ茶として日本でもよく飲まれている。
多年草(1年草又は2年草)、高さ1~2(2.5)m。茎は多数分枝し、低い茎はしばしば這い、若い時は軟毛があり、古くなるとほとんど無毛になる。葉はわずかにいやな臭いがあり、互生し、偶数羽状複葉。小葉は普通、2~3対、長さ17~65㎜×幅10~40㎜、倒卵形、先は円形~鈍形、全縁、縁毛があり、両面とも無毛又はまばらに毛がある。下部の小葉の間の葉軸の上側だけに長さ1~3㎜の褐色の腺体が1個ある。花は枝先近くの葉腋に対につき、黄色、幅10~15㎜。花柄は長さ7~28㎜。咢片は5個、緑色、長さ5.5~9.5㎜。花弁は5個、黄色~淡黄色、長さ8~15㎜。稔性の雄しべは7個、葯は長さ3~5㎜、端に短い突起がある。豆果は細くて非常に長く、長さ6~25㎝、幅4~8㎜、断面はほぼ円形(ときにわずかに扁平又は4稜があり)、強く曲がり、種子が20~50個入り、熟すと褐緑色。種子は長さ3~6㎜、ダイアヤンド形(菱形)又は不定形、暗褐色、光沢がある。2n=24, 26, 28。
10 Senna occidentalis (L.) Link ハブソウ 波布草
synonym Cassia occidentalis L.
メキシコ、南アメリカ原産。英名はantbush , coffee senna , negro-coffee , septicweed , stinkingweed。中国名は望江南 wang jiang nan。この種子が本来のハブ茶であったが、現在のハブ茶はエビスグサの種子を使っている。
亜低木又は低木(短命で1年生又は2年生)、高さ0.8~1.5m、無毛、少数、分枝する。枝は草質、うねがある。根は帯黒色。葉は長さ約20㎝。托葉は早落性、三角形~披針形、長さ1~2㎝、膜質。葉柄は長さ3~4㎝、基部近くに大きな褐色の卵形の腺がある。小葉柄は長さ1~2㎜、揉むと腐った臭いがある。小葉は3~5(~6)対、卵形~卵状長楕円形、長さ4~10㎝×幅2~3.5㎝、膜質、基部は円形、先は尖鋭形。散房花序状の総状花序は少数の花をつけ、腋生又は頂生、長さ約5㎝。苞は早落性、線状披針形。花は長さ約2㎝。萼片は不等形、外側の萼片は類円形、直径約6㎜、内側の萼片は卵形、長さ8~9㎜、花弁は黄色、帯紫色の脈があり、外側(下部)の2個はわずかに大きく、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個。葯は先の孔から開く。退化した雄しべは3個、葯が無又は小さい。子房には綿毛がある。花柱は無毛。豆果は水平~上向きにつき、褐色、縁が淡色で厚く、ひも形、鎌形、扁平、長さ10~13㎝×幅約1㎝、種子の間に隔壁がある。種子は30~40個、扁平、円形、直径3~4㎜。2n=24, 26, 28, 56。
11 Senna pendula (Humb. et Bonpl. ex Willd.) H.S.Irwin et Barneby コバノセンナ 小葉の旃那
synonym Cassia pendula Willd.メキシコ、南アメリカ原産。英名はEaster cassia , valamuerto , climbing cassia , winter senna。
落葉低木、直立~広がり~這い、高さ1~4m、ときに5mに達する。耐寒性があり日本の暖地なら露地栽培可能。茎は多数、分枝する。葉は互生し、長さ4~8㎝、偶数羽状複葉。小葉は3~6(8)対、倒卵形~長楕円形、長さ1~5㎝×幅5~20㎜、先は円形、縁が帯黄色、無毛。最下の小葉の間に小さな円錐形の腺体がある。花は枝先の葉腋の総状花序に3~10個つき、明るい黄色、幅3~4㎝。花柄は長さ20~30㎜。花弁は5個、長さ20~25㎜。曲がった目立つ雄しべが2又は3個ある。小さな雄しべが4又は5個あり、3個の小さな花弁状の仮雄しべが中央にある。果実は円筒形、長さ10~20㎝×幅6~12㎜、垂れ下がり、熟すと、緑色~淡褐色になる。種子は5~40個入り、暗褐色~黒色、幅4~6㎜、しばしば不規則にくびれる。花期は主に10~12月。
12 Senna siamea (Lam.) H.S.Irwin et Barneby タガヤサン
synonym Cassia siamea Lam.
ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム原産。中国名は铁刀木 tie dao mu。英名はkassodtree , Siamese cassia , Siamese senna , Thai cassia , Thailand shower。熱帯地方で広く栽培され、中国南部で栽培されている。公園や庭園に観賞用として植えられ、街路樹としても利用されている。硬くて耐久性のある木材は家具にも使われる。
樹高10~15m。樹皮は灰色で、ほぼ平滑。若い枝はうねがあり、まばらに微軟毛がある。葉は長さ20~30cm。托葉は早落性で線形、小さい。葉軸と葉柄には腺がなく、微軟毛がある。小葉は6~10(~15)対、長円形または卵状長円形、長さ3~7cm×幅1.5~2.5cm、革質、外面に微細な軟毛がある、上面は平滑で無毛、基部は円形、先は鈍い円形、しばしば凹形、微突がある。総状花序は先の葉の葉腋につき、しばしば複数の大きな円錐花序を形成し、長さ5~7cmの丈夫な花序柄につく。苞は線形、長さ5~6mm。萼片はほぼ円形で大きさが不揃い、外側の萼片が小さく、内側が大きく、長さ約9mm、外面に毛がある。花弁は黄色、広倒卵形、長さ1.2~1.5cm、短い爪部がある。雄しべは10本、うち7本は稔性。葯は頂端孔から裂開し、2本の花糸は長さ約10mm、葯が長さ6~7mm。4本または5本の花糸は長さ2~3mm、葯が長さ5~6mm、仮雄しべは長さ約3mm。子房は無柄、密に白色の軟毛が生える。豆果は扁平、長さ15~30cm×幅1~1.5cm、縫合部は太く、肋状で軟毛が生え、成熟すると紫褐色になる。種子は10~30個、淡褐色、卵形、長さ2~2.5cm×幅5~6cm。2n=28。
13 Senna sophera (L.) Roxb. オオバノセンナ 大葉の旃那
synonym Cassia sophera L.
中央アメリカ(アルバ島、バハマ、ベリーズ、キューバ、ドミニカ共和国、ガイアナ、ハイチ、ジャマイカ、リーワード島、オランダ領アンティル諸島、パナマ、プエルトリコ、トリニダード・トバゴ、ウィンドワード島)原産。熱帯アメリカ、インド、熱帯アジア、熱帯アフリカ、オーストラリアなど熱帯および亜熱帯地域に広く導入され、帰化している。中国名は槐叶决明 huai ye jue ming 。山地斜面、道端に生える。若葉と豆果は食用となり、種子は解熱剤として薬用となる。
低木、高さ1~2(~3)m、無毛。葉は長さ7~18(~21)cm、葉柄は長さ3~5cm、葉柄の結合部の上5~10mmに錐形または狭い棍棒形の腺がある。小葉柄は長さ約2mm。小葉は4~10対つき、披針形または楕円状披針形、長さ1.7~4.2cm×幅0.7~2cm、基部は円形、先は鋭形または短い尖鋭形。散房花序は腋生、花は少数。花序柄は長さ1~2cm。苞は卵形、長さ約5mm。小花柄は長さ1~1.5cm。萼片は卵状円形、長さ約5mm。花弁は黄色、倒卵形、短い爪部がある。雄しべは10本、6または7本は稔性、2本はより長い。葯は頂端の孔から裂開する。仮雄いべは3~4本、長さ約2mm。子房には微細な毛がある。豆果は真っすぐ、長さ5~10cm×幅0.5~1cm、最初は扁平でわずかに厚く、ほぼ円筒形になり、熟すと±膨れる。種子は30~40個で、卵形、扁平。2n=28。
14 Senna surattensis (Burm.f.) H.S.Irwin et Barneby モクセンナ 木旃那
synonym Cassia surattensis Burm.f.
インド、タイ、ラオス、ミャンマー、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、オーストラリア原産。英名はscrambled egg bush, kolomona, scrambled egg tree, glossy shower, golden sennaglaucous cassia, bushy cassia。
常緑低木又は小高木、高さ5~7m。葉は互生し、偶数羽状複葉、小葉が6~9対。葉柄は長さ1.5~3㎝。葉は長さ約18㎝。小葉は普通、倒卵形~長楕円形、長さ約2.5~4㎝×幅1~1.7㎝、上面は無毛、下面はわずかに短毛がある。花は上部の総状花序に10~15個つく。花序は長さ3~6㎝、花序柄は長さ2.5~5㎝。果実は扁平な豆果、無毛、バルブは紙質、長さ7~10㎝×幅1~1.5㎝、15~25個の種子を含む。種子は光沢があり、扁平、長さ約8㎜×幅4㎜。
15 Senna tora (L.) Roxb. ホソミエビスグサ 細身夷草
synonym Cassia tora L.
中国、インド、ブータン、ネパール、パキスタン、スリランカ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パプアニューギニア、ソロモン諸島原産。中国名は决明 jue ming 。英名はfoetid cassia , Java-bean , sickle senna , sicklepod , sicklepod senna , stinking cassia。別名はロッカクソウ。
1年草、亜低木、高さ1~2m。葉は長さ4~8㎝。托葉は早落性、線形、長さ10~15㎜。葉柄には腺が無い。葉軸には小葉の間に棍棒形の腺がある。小葉柄は長さ1.5~2㎜。小葉は3対、倒卵形又は倒卵状長楕円形、長さ2~6㎝×幅1.5~2.5㎝、膜質、下面には短毛があり、上面は毛がまばら、基部は楔形~円形で斜め、先は円形、尖頭形。総状花序は腋生、短く、花が1~2(~3)個つく。花序柄は長さ6~10㎜。苞は線形、鋭形。小花柄は長さ1~1.5㎝。萼片は卵形又は卵状長円形、長さ5~8㎜、膜質、外側には短毛がある。花弁は黄色、不等形、倒卵形、下側の2個はわずかに長く、長さ12~15㎜×幅5~7㎜、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個、ほぼ等長。花糸は長さ1.5~2㎜。葯は先の孔から裂開し、長さ約4㎜。葯の3個は大きく、4個は小さい。仮雄しべは無い。子房は無柄、密に白色の短毛がある。花柱は無毛。豆果は円柱形、断面は類三角形、細く、長さ10~15㎝×幅0.3~0.5㎝、両端は尖鋭形、バルブは膜質。種子は20~30個、光沢があり、菱形、約・長さ5㎜×幅3㎜、小区画がある。2n=26, 28, 56。
16 Senna x floribunda (Cav.) H.S.Irwin et Barneby キダチハブソウ 木立波布草
synonym Cassia floribunda Cav.メキシコ原産。S. multiglandulosa と S. septentrionalisの交雑種。
半常緑又は落葉低木、高さ1.5~2m。S. septemtrionalisに似ている。花柄と子房の基部に細かい微長軟毛があり、長さ0.2~0.7㎜の弱く内曲又は類伏毛をもち、花序はしばしば、散房花序状円錐花序で、葉から±突き出る。葉は長さ(7~)9~16(~18)㎝、葉柄は長さ18~34㎜、葉軸は長さ(2.5~)3~8(~9.5) ㎝。最も長い小葉は長さ12~25㎜、小葉は4~5対つき、先部の対は披針状楕円形又は長楕円状楕円形、急に鋭形又は尖鋭形、長さ3~7㎝×幅1~2㎝、長さは幅の2.5~4(~4.2)倍、基部は下部で不等形、円形又は類心形、その先部で楔形、2次脈は8~14対、上面では無又はほとんど見えない。3次脈は下面ではほとんど不明瞭。総状花序は花が4~15(~20)個つき、花序軸は花序柄とともに、長さ(2-)3.5-12㎝。花は黄色。旗弁(vexillar petal)は長さ14~23㎜。子房には微軟毛がある。胚珠は50~64個。豆果は外面が S. septemtrionalisに似ており、 長さ(5~)6~7.5㎝x幅0.7~0.9㎝、円柱形又はやや横が扁平、種子室は不規則に2個~完全な1連に変化し、種子の入り方は±行き当たりばったりであり、隔壁に広く面するものもあり、バルブに斜めになるものもある。
17 その他
Senna = 'Lonvalea' (PBR) (pt)
参考
1) Flora of ChinaSenna
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=130094
2)Flora of PakistanIndigofera
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=5&taxon_id=116399
3) Plant Finder - Missouri Botanical GardenIndigofera decora
http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?kempercode=e382
Indigofera 'Rose Carpet'
http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?kempercode=a237
4) GRINSenna
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=11066
5) Flowers of IndiaAsian Indigo
http://www.flowersofindia.net/catalog/slides/Asian%20Indigo.html
6) eflora of IndiaSenna alexandrina
https://efloraofindia.com/efi/senna-alexandrina/