ハナセンナ 花旃那
Flora of Mikawa
マメ科 Fabaceae センナ属
別名] | アンデスノオトメ |
中国名 | 伞房决明 san fang jue ming |
英 名 | Argentine senna , Argentina senna , buttercup bush , flowering senna , Texas flowery senna , tree senna , shower tree |
学 名 | Senna corymbosa (Lam.) H.S.Irwin et Barneby Cassia corymbosa Lam |
花 期 | 9~10月 |
高 さ | 2~3m |
生活型 | 常緑低木(亜低木) |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 帰化種 アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ原産 |
撮 影 | 浜松市 18.9.28 |
ハナセンナはマメ科センナ属の観賞用の栽培種。アンデスノオトメという名で流通している。旧属名のカッシア(Cassia)とも呼ばれる。
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ (2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
多年草、低木又は小高木。葉は羽状複葉、小葉は対生、葉軸と葉柄は腺が有又は無。花は腋生又は頂生の総状花序につき、小苞は無い。咢片は5個、花弁は5個、類等形、普通、黄色。雄しべは10個、雄しべの全ての花糸は真っすぐ、ときに10個が稔性、類等長、ときに3個の外側の雄しべが仮雄しべで(6又は)7個が稔性。葯室は縫合線に沿って縁毛が無い。豆莢は非裂開又は1個又は両方の縫合に沿って不活性な裂開、コイル状にならず、ときにバルブが1種子の継ぎ目でバラバラになる。種子は多数、珠柄(funicle)は糸状。
世界に約260種があり、汎熱帯性。
synonym Cassia alata L.
熱帯アメリカ(ブラジ、コロンビア、フランス領ギアナ、ガイアナ、スリナム、ベネズエラ)原産。中国名は翅荚决明 chi jia jue ming。 英名はcandlebush , candlestick senna , Christmas-candle , empress-candleplant , ringworm senna , ringwormbush , ringwormshrub , seven-golden-candles , seven-golden-candlesticks 。世界中で広く栽培されている。
2 Senna alexandrina Mill. アレクサンドリアセンナ
synonym Senna angustifolia (Vahl) Batka
アフリカ、サウジアラビア、イエメン、ヨルダン、インド、パキスタン原産。英名はAlexandrian senna , Indian senna , senna , Tinnevelly senna , true senna
3 Senna corymbosa (Lam.) H.S.Irwin et Barneby ハナセンナ(アンデスノオトメ)
synonym Cassia corymbosa Lam.
アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ原産。英名はArgentine senna , Argentina senna , buttercup bush , flowering senna , Texas flowery senna , tree senna , shower tree
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ (2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
品種) 'John Ball' , 'John Bull Amberley'
4 Senna didymobotrya (Fresen.) H.S.Irwin et Barneby フタホセンナ(コヤシセンナ)
synonym Cassia didymobotrya Fresen.
アフリカ原産。英名はcandelabra-tree , peanut-butter cassia , popcorn cassia。
落葉低木、高さ2~4m。葉を揉むとポップコーンのような香りがすることから、popcorn cassia とかpeanut-butter cassia と呼ばれる。ケニアでは、牛乳の保存処理に利用される。花は鮮やかな黄色。花期は夏~秋。
5 Senna fruticosa (Mill.) H.S.Irwin et Barneby ヨツバセンナ
synonym Cassia fruticosa Mill.
熱帯アメリカ(メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス)原産。中国名は大叶决明 da ye jue ming 。
6 Senna hebecarpa (Fernald) H.S.Irwin et Barneby アメリカセンナ
synonym Cassia hebecarpa Fernald
USA、カナダ原産。英名はwild senna 。
7 Senna hirsuta (L.) H.S.Irwin et Barneby ケセンナ
synonym Cassia hirsuta L.
USA,メキシコ、南アメリカ原産。中国名は毛荚决明 mao jia jue ming 。英名はwoolly senna
8 Senna marilandica (L.) Link ツリハブソウ
synonym Cassia marilandica L.
USA原産。英名はAmerican senna , wild senna
9 Senna obtusifolia (L.) H.S.Irwin et Barneby エビスグサ
synonym Cassia obtusifolia L.
USA、メキシコ、南アメリカ原産。英名はAmerican sicklepod , offee-weed , Java-bean , sicklepod , sicklepod senna。世界で広く栽培されている。
江戸時代に薬用として中国から渡来し、栽培されていたものが、道端などに逸出している。種子は炒って、ハブ茶として日本でもよく飲まれている。
多年草(1年草又は2年草)、高さ1~2(2.5)m。茎は多数分枝し、低い茎はしばしば這い、若い時は軟毛があり、古くなるとほとんど無毛になる。葉はわずかにいやな臭いがあり、互生し、偶数羽状複葉。小葉は普通、2~3対、長さ17~65㎜×幅10~40㎜、倒卵形、先は円形~鈍形、全縁、縁毛があり、両面とも無毛又はまばらに毛がある。下部の小葉の間の葉軸の上側だけに長さ1~3㎜の褐色の腺体が1個ある。花は枝先近くの葉腋に対につき、黄色、幅10~15㎜。花柄は長さ7~28㎜。咢片は5個、緑色、長さ5.5~9.5㎜。花弁は5個、黄色~淡黄色、長さ8~15㎜。稔性の雄しべは7個、葯は長さ3~5㎜、端に短い突起がある。豆果は細くて非常に長く、長さ6~25㎝、幅4~8㎜、断面はほぼ円形(ときにわずかに扁平又は4稜があり)、強く曲がり、種子が20~50個入り、熟すと褐緑色。種子は長さ3~6㎜、ダイアヤンド形(菱形)又は不定形、暗褐色、光沢がある。2n=24,26,28。
10 Senna occidentalis (L.) Link ハブソウ 波布草
synonym Cassia occidentalis L.
メキシコ、南アメリカ原産。英名はantbush , coffee senna , negro-coffee , septicweed , stinkingweed。中国名は望江南 wang jiang nan 。この種子が本来のハブ茶であったが、現在のハブ茶はエビスグサの種子を使っている。
亜低木又は低木(短命で1年生又は2年生)、高さ0.8~1.5m、無毛、少数、分枝する。枝は草質、うねがある。根は帯黒色。葉は長さ約20㎝。托葉は早落性、三角形~披針形、長さ1~2㎝、膜質。葉柄は長さ3~4㎝、基部近くに大きな褐色の卵形の腺がある。小葉柄は長さ1~2㎜、揉むと腐った臭いがある。小葉は3~5(~ 6) 対、卵形~卵状長楕円形、長さ4~10㎝×幅2~3.5㎝、膜質、基部は円形、先は尖鋭形。散房花序状の総状花序は少数の花をつけ、腋生又は頂生、長さ約5㎝。苞は早落性、線状披針形。花は長さ約2㎝。咢片は不等形、外側の咢片は類円形、直径約6㎜、内側の咢片は卵形、長さ8~9㎜、花弁は黄色、帯紫色の脈があり、外側(下部)の2個はわずかに大きく、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個。葯は先の孔から開く。退化した雄しべは3個、葯が無又は小さい。子房には綿毛がある。花柱は無毛。豆果は水平~上向きにつき、褐色、縁が淡色で厚く、ひも形、鎌形、扁平、長さ10~13㎝×幅約1㎝、種子の間に隔壁がある。種子は30~40個、扁平、円形、直径3~4㎜。2n = 24, 26, 28, 56。
11 Senna pendula (Humb. et Bonpl. ex Willd.) H.S.Irwin et Barneby コバノセンナ
synonym Cassia pendula Willd.
メキシコ、南アメリカ原産。英名はEaster cassia , valamuerto , climbing cassia , winter senna。
落葉低木、直立~広がり~這い、高さ1~4m、ときに5mに達する。耐寒性があり日本の暖地なら露地栽培可能。茎は多数、分枝する。葉は互生し、長さ4~8㎝、偶数羽状複葉。小葉は3~6(8)対、倒卵形~長楕円形、長さ1~5㎝×幅5~20㎜、先は円形、縁が帯黄色、無毛。最下の小葉の間に小さな円錐形の腺体がある。花は枝先の葉腋の総状花序に3~10個つき、明るい黄色、幅3~4㎝。花柄は長さ20~30㎜。花弁は5個、長さ20~25㎜。曲がった目立つ雄しべが2又は3個ある。小さな雄しべが4又は5個あり、3個の小さな花弁状の仮雄しべが中央にある。果実は円筒形、長さ10~20㎝×幅6~12㎜、垂れ下がり、熟すと、緑色~淡褐色になる。種子は5~40個入り、暗褐色~黒色、幅4~6㎜、しばしば不規則にくびれる。花期は主に10~12月。
12 Senna siamea (Lam.) H.S.Irwin et Barneby タガヤサン
synonym Cassia siamea Lam.
ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム原産。中国名は铁刀木 tie dao mu。英名はkassodtree , Siamese cassia , Siamese senna , Thai cassia , Thailand shower。
13 Senna sophera (L.) Roxb. オオバノセンナ
synonym Cassia sophera L.
インド、メキシコ、南アメリカ原産。中国名は槐叶决明 huai ye jue ming 。
14 Senna surattensis (Burm.f.) H.S.Irwin et Barneby モクセンナ
synonym Cassia surattensis Burm.f.
インド、タイ、ラオス、ミャンマー、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、オーストラリア原産。英名はscrambled egg bush , kolomona , scrambled egg tree , glossy shower , golden sennaglaucous cassia , bushy cassia。
常緑低木又は小高木、高さ5~7m。葉は互生し、偶数羽状複葉、小葉が6~9対。葉柄は長さ1.5~3㎝。葉は長さ約18㎝。小葉は普通、倒卵形~長楕円形、長さ約2.5~4㎝×幅1~1.7㎝、上面は無毛、下面はわずかに短毛がある。花は上部の総状花序に10~15個つく。花序は長さ3~6㎝、花序柄は長さ2.5~5㎝。果実は扁平な豆果、無毛、バルブは紙質、長さ7~10㎝×幅1~1.5㎝、15~25個の種子を含む。種子は光沢があり、扁平、長さ約8㎜×幅4㎜。
15 Senna tora (L.) Roxb. ホソミエビスグサ(ロッカクソウ)
synonym Cassia tora L.
中国、インド、ブータン、ネパール、パキスタン、スリランカ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パプアニューギニア、ソロモン諸島原産。中国名は决明 jue ming 。英名はfoetid cassia , Java-bean , sickle senna , sicklepod , sicklepod senna , stinking cassia。
1年草、亜低木、高さ1~2m。葉は長さ4~8㎝。托葉は早落性、線形、長さ10~15㎜。葉柄には腺が無い。葉軸には小葉の間に棍棒形の腺がある。小葉柄は長さ1.5~2㎜。小葉は3対、倒卵形又は倒卵状長楕円形、長さ2~6㎝×幅1.5~2.5㎝、膜質、下面には短毛があり、上面は毛がまばら、基部は楔形~円形で斜め、先は円形、尖頭形。総状花序は腋生、短く、花が 1~ 2(~ 3)個。花序柄は長さ6~10㎜。苞は線形、鋭形。花柄は長さ1~1.5㎝。咢片は卵形又は卵状長楕円形、長さ5~8㎜、膜質、外側には短毛がある。花弁は黄色、不等形、倒卵形、下側の2個はわずかに長く、長さ12~15㎜×幅5~7㎜、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個、ほぼ等長。花糸は長さ1.5~2㎜。葯は先の孔から開き、長さ約4㎜。葯の3個は大きく、4個は小さい。仮雄しべは無い。子房は無柄、密に白色の短毛がある。花柱は無毛。豆果は円柱形、断面は類三角形、細く、長さ10~15㎝×幅0.3~0.5㎝、両端は尖鋭形、バルブは膜質。種子は20~30個、光沢があり、菱形、約長さ5㎜×幅3㎜、小区画がある。2n = 26, 28, 56。
16 Coronilla valentina L.
ポルトガル、スペイン、マルタ、クロアチア原産。英名はbastard senna , shrubby scorpion-vetch , scorpion vetch。
常緑低木、高さ80㎝。ナシに似た葉と香りがある。花は鮮やかな黄色、夜にアーモンドの香りがする。花期は春~夏。
品種) subsp. glauca 'Citrina'[AGM]
17 Senna x floribunda (Cav.) H.S.Irwin et Barneby キダチハブソウ
synonym Cassia floribunda Cav.
メキシコ原産。S. multiglandulosa と S. septentrionalisの交雑種。
半常緑又は落葉低木、高さ1.5~2m。花は黄色。
S. septemtrionalisに似ている。花柄と子房の基部に細かい微長軟毛があり、長さ0.2~0.7㎜の弱く内曲又は類伏せ毛をもち、花序はしばしば、散房花序状円錐花序で、葉から± 突き出る。葉は長さ(7~)9~16(~18)㎝、葉柄は長さ18~34㎜、葉軸は長さ(2.5~)3~8(~9.5) ㎝。最も長い小葉は長さ12~25㎜、小葉は4~5対つき、先部の対は披針状楕円形又は長楕円状楕円形、急に鋭形又は尖鋭形、長さ3~7㎝×幅1~2㎝、長さは幅の2.5~4(~4.2)倍、基部は下部で不等形、円形又は類心形、その先部で楔形、2次脈は8~14対、上面では無又はほとんど見えない。3次脈は下面ではほとんど不明瞭。総状花序は花が4~15(~20)個つき、花序軸は花序柄とともに、 長さ(2-)3.5-12㎝。旗弁(vexillar petal)は長さ14~23㎜。子房には微軟毛がある。胚珠は50~64個。豆果は外面が S. septemtrionalisに似ており、 長さ(5~)6~7.5㎝x幅0.7~0.9㎝、円柱形又はやや横が扁平、種子室は不規則に2個~完全な1連に変化し、種子の入り方は±行き当たりばったりであり、隔壁に広く面するものもあり、バルブに斜めになるものもある。
18 その他
Senna = 'Lonvalea' (PBR) (pt)
Senna
Indigofera
Indigofera decora
Senna
Asian Indigo
Cassia corymbosa
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ (2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
センナ属
family Fabaceae - genus Senna多年草、低木又は小高木。葉は羽状複葉、小葉は対生、葉軸と葉柄は腺が有又は無。花は腋生又は頂生の総状花序につき、小苞は無い。咢片は5個、花弁は5個、類等形、普通、黄色。雄しべは10個、雄しべの全ての花糸は真っすぐ、ときに10個が稔性、類等長、ときに3個の外側の雄しべが仮雄しべで(6又は)7個が稔性。葯室は縫合線に沿って縁毛が無い。豆莢は非裂開又は1個又は両方の縫合に沿って不活性な裂開、コイル状にならず、ときにバルブが1種子の継ぎ目でバラバラになる。種子は多数、珠柄(funicle)は糸状。
世界に約260種があり、汎熱帯性。
センナ属の主な種と園芸品種
1 Senna alata (L.) Roxb. ハネセンナsynonym Cassia alata L.
熱帯アメリカ(ブラジ、コロンビア、フランス領ギアナ、ガイアナ、スリナム、ベネズエラ)原産。中国名は翅荚决明 chi jia jue ming。 英名はcandlebush , candlestick senna , Christmas-candle , empress-candleplant , ringworm senna , ringwormbush , ringwormshrub , seven-golden-candles , seven-golden-candlesticks 。世界中で広く栽培されている。
2 Senna alexandrina Mill. アレクサンドリアセンナ
synonym Senna angustifolia (Vahl) Batka
アフリカ、サウジアラビア、イエメン、ヨルダン、インド、パキスタン原産。英名はAlexandrian senna , Indian senna , senna , Tinnevelly senna , true senna
3 Senna corymbosa (Lam.) H.S.Irwin et Barneby ハナセンナ(アンデスノオトメ)
synonym Cassia corymbosa Lam.
アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ原産。英名はArgentine senna , Argentina senna , buttercup bush , flowering senna , Texas flowery senna , tree senna , shower tree
常緑低木、木質の枝をもち、直立し、高さ2~3m。茎は円柱形、かすかに縦の条線があり、無毛。葉柄と葉軸は長さ2.5~6㎝。托葉は線形、鋭形~尖鋭形、長さ3~4㎜×幅約0.5㎜、早落性。葉柄は基部の葉沈を含んで長さ1.5~3㎝。葉柄に腺は無い。葉軸は上面に溝があり、最下の対の小葉の間に有柄の棍棒形の緑色の腺がある。小葉は2~3対、披針形、長さ (2~)3~6㎝×幅0.6~1.5㎝、最上部の対が最も大きく、基部はわずかに非対称、広楔形~円形、先は鋭形、縁は黄色、無毛、表面は無毛。花序は腋生、一次枝の枝先又は短枝の先につき、偽円錐花序、総状花序、花時に長さ4.5~6㎝、果時にはわずかに長く、強くなり、普通、基部につく葉と同長。苞は長さ約2㎜×幅約0.5㎜、針状、短毛があり、曲がった毛をもち、早落性。花時の花柄は長さ2.5㎝以下、まばらに毛がある。花は直径約3.㎝、花弁が黄色、5個、上側の3個と、下側の2個は大きさが異なり、異なった型の雄しべをもつ。背軸の(下側の)側雄しべ AL(abaxial lateral stamen)、背軸の(下側の)中央雄しべ AM(abaxial median stamen)、4個の中間雄しべ MI(four middle stamens)の3型である。2個の背軸の側雄しべ AL は内側の雄しべ群の輪に属し、背軸の中央の雄しべ AM は外側の輪に属す。S. corymbosaの2個の側雄しべ ALは丈夫な花糸と大きな曲がった葯をもつ。一方3個の中央の雄しべAMはかなり小さい葯をもつが、花糸はわずかに長い。花の中心には4個の短い雄しべ MI があり、直立した花糸と葯をもつ。雄しべの両セットは長い球形の3溝型花粉粒を生じる。3個の向軸の雄しべ(仮雄しべ)は不稔で扁平、花粉を生じない。さらに、雄しべの異なった型の葯は異なった色を示す。仮雄しべは黄色、他の型の葯は褐黄色である。太い形で曲がった雌しべはその先に孔をもち、ALの基部とAMの上の間に出る。雌しべの長さは常に、ALより長く、AMより長い。豆果は長さ約10㎝。花期は9~10月。
品種) 'John Ball' , 'John Bull Amberley'
4 Senna didymobotrya (Fresen.) H.S.Irwin et Barneby フタホセンナ(コヤシセンナ)
synonym Cassia didymobotrya Fresen.
アフリカ原産。英名はcandelabra-tree , peanut-butter cassia , popcorn cassia。
落葉低木、高さ2~4m。葉を揉むとポップコーンのような香りがすることから、popcorn cassia とかpeanut-butter cassia と呼ばれる。ケニアでは、牛乳の保存処理に利用される。花は鮮やかな黄色。花期は夏~秋。
5 Senna fruticosa (Mill.) H.S.Irwin et Barneby ヨツバセンナ
synonym Cassia fruticosa Mill.
熱帯アメリカ(メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス)原産。中国名は大叶决明 da ye jue ming 。
6 Senna hebecarpa (Fernald) H.S.Irwin et Barneby アメリカセンナ
synonym Cassia hebecarpa Fernald
USA、カナダ原産。英名はwild senna 。
7 Senna hirsuta (L.) H.S.Irwin et Barneby ケセンナ
synonym Cassia hirsuta L.
USA,メキシコ、南アメリカ原産。中国名は毛荚决明 mao jia jue ming 。英名はwoolly senna
8 Senna marilandica (L.) Link ツリハブソウ
synonym Cassia marilandica L.
USA原産。英名はAmerican senna , wild senna
9 Senna obtusifolia (L.) H.S.Irwin et Barneby エビスグサ
synonym Cassia obtusifolia L.
USA、メキシコ、南アメリカ原産。英名はAmerican sicklepod , offee-weed , Java-bean , sicklepod , sicklepod senna。世界で広く栽培されている。
江戸時代に薬用として中国から渡来し、栽培されていたものが、道端などに逸出している。種子は炒って、ハブ茶として日本でもよく飲まれている。
多年草(1年草又は2年草)、高さ1~2(2.5)m。茎は多数分枝し、低い茎はしばしば這い、若い時は軟毛があり、古くなるとほとんど無毛になる。葉はわずかにいやな臭いがあり、互生し、偶数羽状複葉。小葉は普通、2~3対、長さ17~65㎜×幅10~40㎜、倒卵形、先は円形~鈍形、全縁、縁毛があり、両面とも無毛又はまばらに毛がある。下部の小葉の間の葉軸の上側だけに長さ1~3㎜の褐色の腺体が1個ある。花は枝先近くの葉腋に対につき、黄色、幅10~15㎜。花柄は長さ7~28㎜。咢片は5個、緑色、長さ5.5~9.5㎜。花弁は5個、黄色~淡黄色、長さ8~15㎜。稔性の雄しべは7個、葯は長さ3~5㎜、端に短い突起がある。豆果は細くて非常に長く、長さ6~25㎝、幅4~8㎜、断面はほぼ円形(ときにわずかに扁平又は4稜があり)、強く曲がり、種子が20~50個入り、熟すと褐緑色。種子は長さ3~6㎜、ダイアヤンド形(菱形)又は不定形、暗褐色、光沢がある。2n=24,26,28。
10 Senna occidentalis (L.) Link ハブソウ 波布草
synonym Cassia occidentalis L.
メキシコ、南アメリカ原産。英名はantbush , coffee senna , negro-coffee , septicweed , stinkingweed。中国名は望江南 wang jiang nan 。この種子が本来のハブ茶であったが、現在のハブ茶はエビスグサの種子を使っている。
亜低木又は低木(短命で1年生又は2年生)、高さ0.8~1.5m、無毛、少数、分枝する。枝は草質、うねがある。根は帯黒色。葉は長さ約20㎝。托葉は早落性、三角形~披針形、長さ1~2㎝、膜質。葉柄は長さ3~4㎝、基部近くに大きな褐色の卵形の腺がある。小葉柄は長さ1~2㎜、揉むと腐った臭いがある。小葉は3~5(~ 6) 対、卵形~卵状長楕円形、長さ4~10㎝×幅2~3.5㎝、膜質、基部は円形、先は尖鋭形。散房花序状の総状花序は少数の花をつけ、腋生又は頂生、長さ約5㎝。苞は早落性、線状披針形。花は長さ約2㎝。咢片は不等形、外側の咢片は類円形、直径約6㎜、内側の咢片は卵形、長さ8~9㎜、花弁は黄色、帯紫色の脈があり、外側(下部)の2個はわずかに大きく、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個。葯は先の孔から開く。退化した雄しべは3個、葯が無又は小さい。子房には綿毛がある。花柱は無毛。豆果は水平~上向きにつき、褐色、縁が淡色で厚く、ひも形、鎌形、扁平、長さ10~13㎝×幅約1㎝、種子の間に隔壁がある。種子は30~40個、扁平、円形、直径3~4㎜。2n = 24, 26, 28, 56。
11 Senna pendula (Humb. et Bonpl. ex Willd.) H.S.Irwin et Barneby コバノセンナ
synonym Cassia pendula Willd.
メキシコ、南アメリカ原産。英名はEaster cassia , valamuerto , climbing cassia , winter senna。
落葉低木、直立~広がり~這い、高さ1~4m、ときに5mに達する。耐寒性があり日本の暖地なら露地栽培可能。茎は多数、分枝する。葉は互生し、長さ4~8㎝、偶数羽状複葉。小葉は3~6(8)対、倒卵形~長楕円形、長さ1~5㎝×幅5~20㎜、先は円形、縁が帯黄色、無毛。最下の小葉の間に小さな円錐形の腺体がある。花は枝先の葉腋の総状花序に3~10個つき、明るい黄色、幅3~4㎝。花柄は長さ20~30㎜。花弁は5個、長さ20~25㎜。曲がった目立つ雄しべが2又は3個ある。小さな雄しべが4又は5個あり、3個の小さな花弁状の仮雄しべが中央にある。果実は円筒形、長さ10~20㎝×幅6~12㎜、垂れ下がり、熟すと、緑色~淡褐色になる。種子は5~40個入り、暗褐色~黒色、幅4~6㎜、しばしば不規則にくびれる。花期は主に10~12月。
12 Senna siamea (Lam.) H.S.Irwin et Barneby タガヤサン
synonym Cassia siamea Lam.
ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム原産。中国名は铁刀木 tie dao mu。英名はkassodtree , Siamese cassia , Siamese senna , Thai cassia , Thailand shower。
13 Senna sophera (L.) Roxb. オオバノセンナ
synonym Cassia sophera L.
インド、メキシコ、南アメリカ原産。中国名は槐叶决明 huai ye jue ming 。
14 Senna surattensis (Burm.f.) H.S.Irwin et Barneby モクセンナ
synonym Cassia surattensis Burm.f.
インド、タイ、ラオス、ミャンマー、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、オーストラリア原産。英名はscrambled egg bush , kolomona , scrambled egg tree , glossy shower , golden sennaglaucous cassia , bushy cassia。
常緑低木又は小高木、高さ5~7m。葉は互生し、偶数羽状複葉、小葉が6~9対。葉柄は長さ1.5~3㎝。葉は長さ約18㎝。小葉は普通、倒卵形~長楕円形、長さ約2.5~4㎝×幅1~1.7㎝、上面は無毛、下面はわずかに短毛がある。花は上部の総状花序に10~15個つく。花序は長さ3~6㎝、花序柄は長さ2.5~5㎝。果実は扁平な豆果、無毛、バルブは紙質、長さ7~10㎝×幅1~1.5㎝、15~25個の種子を含む。種子は光沢があり、扁平、長さ約8㎜×幅4㎜。
15 Senna tora (L.) Roxb. ホソミエビスグサ(ロッカクソウ)
synonym Cassia tora L.
中国、インド、ブータン、ネパール、パキスタン、スリランカ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パプアニューギニア、ソロモン諸島原産。中国名は决明 jue ming 。英名はfoetid cassia , Java-bean , sickle senna , sicklepod , sicklepod senna , stinking cassia。
1年草、亜低木、高さ1~2m。葉は長さ4~8㎝。托葉は早落性、線形、長さ10~15㎜。葉柄には腺が無い。葉軸には小葉の間に棍棒形の腺がある。小葉柄は長さ1.5~2㎜。小葉は3対、倒卵形又は倒卵状長楕円形、長さ2~6㎝×幅1.5~2.5㎝、膜質、下面には短毛があり、上面は毛がまばら、基部は楔形~円形で斜め、先は円形、尖頭形。総状花序は腋生、短く、花が 1~ 2(~ 3)個。花序柄は長さ6~10㎜。苞は線形、鋭形。花柄は長さ1~1.5㎝。咢片は卵形又は卵状長楕円形、長さ5~8㎜、膜質、外側には短毛がある。花弁は黄色、不等形、倒卵形、下側の2個はわずかに長く、長さ12~15㎜×幅5~7㎜、短い爪部がある。稔性の雄しべは7個、ほぼ等長。花糸は長さ1.5~2㎜。葯は先の孔から開き、長さ約4㎜。葯の3個は大きく、4個は小さい。仮雄しべは無い。子房は無柄、密に白色の短毛がある。花柱は無毛。豆果は円柱形、断面は類三角形、細く、長さ10~15㎝×幅0.3~0.5㎝、両端は尖鋭形、バルブは膜質。種子は20~30個、光沢があり、菱形、約長さ5㎜×幅3㎜、小区画がある。2n = 26, 28, 56。
16 Coronilla valentina L.
ポルトガル、スペイン、マルタ、クロアチア原産。英名はbastard senna , shrubby scorpion-vetch , scorpion vetch。
常緑低木、高さ80㎝。ナシに似た葉と香りがある。花は鮮やかな黄色、夜にアーモンドの香りがする。花期は春~夏。
品種) subsp. glauca 'Citrina'[AGM]
17 Senna x floribunda (Cav.) H.S.Irwin et Barneby キダチハブソウ
synonym Cassia floribunda Cav.
メキシコ原産。S. multiglandulosa と S. septentrionalisの交雑種。
半常緑又は落葉低木、高さ1.5~2m。花は黄色。
S. septemtrionalisに似ている。花柄と子房の基部に細かい微長軟毛があり、長さ0.2~0.7㎜の弱く内曲又は類伏せ毛をもち、花序はしばしば、散房花序状円錐花序で、葉から± 突き出る。葉は長さ(7~)9~16(~18)㎝、葉柄は長さ18~34㎜、葉軸は長さ(2.5~)3~8(~9.5) ㎝。最も長い小葉は長さ12~25㎜、小葉は4~5対つき、先部の対は披針状楕円形又は長楕円状楕円形、急に鋭形又は尖鋭形、長さ3~7㎝×幅1~2㎝、長さは幅の2.5~4(~4.2)倍、基部は下部で不等形、円形又は類心形、その先部で楔形、2次脈は8~14対、上面では無又はほとんど見えない。3次脈は下面ではほとんど不明瞭。総状花序は花が4~15(~20)個つき、花序軸は花序柄とともに、 長さ(2-)3.5-12㎝。旗弁(vexillar petal)は長さ14~23㎜。子房には微軟毛がある。胚珠は50~64個。豆果は外面が S. septemtrionalisに似ており、 長さ(5~)6~7.5㎝x幅0.7~0.9㎝、円柱形又はやや横が扁平、種子室は不規則に2個~完全な1連に変化し、種子の入り方は±行き当たりばったりであり、隔壁に広く面するものもあり、バルブに斜めになるものもある。
18 その他
Senna = 'Lonvalea' (PBR) (pt)
参考
1) Flora of ChinaSenna
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=130094
2)Flora of PakistanIndigofera
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=5&taxon_id=116399
3) Plant Finder - Missouri Botanical GardenIndigofera decora
http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?kempercode=e382
Indigofera 'Rose Carpet'
http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?kempercode=a237
4) GRINSenna
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=11066
5) Flowers of IndiaAsian Indigo
http://www.flowersofindia.net/catalog/slides/Asian%20Indigo.html
6) Cassia corymbosa in Global Plants on JSTORCassia corymbosa
https://plants.jstor.org/compilation/Cassia.corymbosa