ハナヌカススキ 花糠薄

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae ヌカススキ属

英 名 annual silver hairgrass ,delicate hair grass
学 名 Aira elegantissima Schur
Aira elegans Willd. ex Gaudin, nom. illeg.
ハナヌカススキの花序拡大
ハナヌカススキの小穂
ハナヌカススキの茎
ハナヌカススキの根元
ハナヌカススキ
ハナヌカススキ小穂の柄
ハナヌカススキ小花
ハナヌカススキ葉舌
花 期 5~6月
高 さ 10~40㎝
生活型 1年草
生育場所 乾燥した荒れ地
分 布 帰化種  ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産
撮 影 岡崎市桑谷町(県道324号沿) 09.6.1
和名の由来はヌカススキに似て、小穂が細かく、柄が長くきれいであることから。群生していないと小さくて気づきにくい。
 茎は直立し、叢生する。葉は線形で、乾くと丸くなる。ヌカススキと同じように茎の先で2~3個の又に何度も細かく分岐し、枝先に1個ずつ小さな小穂を多数つけ、円錐花序となる。小穂はヌカススキより小さく、紫色を帯び、長さ約2㎜。小穂の柄の長さが小穂の長さの3~4倍程度あり、ヌカススキより長い。2個の苞頴は同形。小穂には同じ大きさの小花が2個ある。うち1個、第2小花にだけ芒がある。護頴の先は長く尖り、先が2裂し、第2小花の護頴の背のほぼ中間に、長さ約1.5㎜の芒がつく。2n=14。
 ヒメヌカススキは2小花ともに芒がある品種であり、ドライフラワーによく用いられる。
 ヌカススキは小穂に2個の小花があり、2個の小花ともに芒があり、小穂に2本の芒が見える。小穂はやや大きく、長さ約3㎜、柄の長さは小穂の長さの1~2倍程度。