ゴウシュウアリタソウ 豪州有田草
Flora of Mikawa
ヒユ科 Amaranthaceae アリタソウ属
英 名 | clammy goosefoot , small crumbweed |
学 名 | Dysphania pumilio (R.Br.) Mosyakin et Clemants Chenopodium pumilio R. Br. |
花 期 | 6~8月 |
高 さ | 15~25(40)㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 道端、荒地、畑 |
分 布 | 在来種 オーストラリア原産 |
撮 影 | 西尾市 10.9.21 |
ゴウシュウアリタソウはオーストラリア原産のアリタソウ属の雑草。兵庫県で昭和初期に初めて見つけられたが、最近では関東地方で、畑の害草として問題になっている。三河地方では、あまり多くないが、お茶畑などで見られる。
茎は平伏~ほぼ直立、多数、分枝~ほぼ1本、高さ10~45㎝、軟毛があり、分割された毛(単列の毛)と無柄又は有柄の腺毛をもつ。葉は悪臭がある。葉柄は長さ0.3~1.5㎝。葉身は狭楕円形~広楕円形~卵形、長さ0.5~2.7㎝×幅0.3~1.5㎝、花序ではやや小さくなり、基部は楔形、先は鈍形、下面には黄色の粒状の腺が密にある。花序は横向きの集散花序(lateral cymes)又は団散花序(glomerule)。団散花序はほぼ球形、直径1.2~2.5(3~6)㎜。苞は葉状、長さ3~4.5㎜、楕円形、縁は円鋸歯~歯状、先は鈍形。花被片は5個、 基部近くまで離れ、分離部分は狭楕円形~狭長円形、長さ0.6~0.7㎜×幅0.2~0.3㎜、先は鋭形、外面は普通に丸く、普通、腺のある微長軟毛があり、果時に皮殻質で白色になる。雄しべは無いか又は1本。柱頭は2個。胞果(又は痩果)は卵形、花被を含めて直径約1㎜、熟すと花被の隙間から果実が見える。果皮(薄皮)は付着し、膜質、わずかにしわがある。種子は赤褐色、卵形(ほぼ球形)、長さ0.5~0.7㎜×幅0.5~0.6㎜、 縁には竜骨があるか又は丸くなる。種皮は平滑。2n=18。果期は晩夏~秋。
茎は平伏~ほぼ直立、多数、分枝~ほぼ1本、高さ10~45㎝、軟毛があり、分割された毛(単列の毛)と無柄又は有柄の腺毛をもつ。葉は悪臭がある。葉柄は長さ0.3~1.5㎝。葉身は狭楕円形~広楕円形~卵形、長さ0.5~2.7㎝×幅0.3~1.5㎝、花序ではやや小さくなり、基部は楔形、先は鈍形、下面には黄色の粒状の腺が密にある。花序は横向きの集散花序(lateral cymes)又は団散花序(glomerule)。団散花序はほぼ球形、直径1.2~2.5(3~6)㎜。苞は葉状、長さ3~4.5㎜、楕円形、縁は円鋸歯~歯状、先は鈍形。花被片は5個、 基部近くまで離れ、分離部分は狭楕円形~狭長円形、長さ0.6~0.7㎜×幅0.2~0.3㎜、先は鋭形、外面は普通に丸く、普通、腺のある微長軟毛があり、果時に皮殻質で白色になる。雄しべは無いか又は1本。柱頭は2個。胞果(又は痩果)は卵形、花被を含めて直径約1㎜、熟すと花被の隙間から果実が見える。果皮(薄皮)は付着し、膜質、わずかにしわがある。種子は赤褐色、卵形(ほぼ球形)、長さ0.5~0.7㎜×幅0.5~0.6㎜、 縁には竜骨があるか又は丸くなる。種皮は平滑。2n=18。果期は晩夏~秋。