ギンリョウソウ 銀竜草
Flora of Mikawa
ツツジ科 Ericaceae ギンリョウソウ属
別 名 | ユウレイソウ |
中国名 | 球果假沙晶兰 qiu guo jia sha jing lan |
学 名 | Monotropastrum humile (D.Don) Hara. Monotropa humilis D. Don |
花 期 | 5~8月 |
高 さ | 10~20㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 草地、空地 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム |
撮 影 | 愛知県民の森 04.5.15 |
イチヤクソウ科 Pyrolaceae はツツジ科に統合された。
陽の当たらない林内に白く浮かび上がって見えるため、ユウレイソウとも呼ばれる。木陰に群生する光合成を行わない腐生植物。
地下に短い地下茎と根がある。花序は花茎があり、高さ10~20㎝、花の下で直径2~8㎜、土中の節部分から出て花を1個つける。花は花時に下向き、筒状鐘形。萼片は1~5個つき、長楕円形、長さ8~20㎜、幅2~11㎜、普通、無毛。花弁は3~5個付き、普通、長楕円形、長さ10~20㎜、幅5~15㎜、萼片よりわずかに長く、外面は無毛、内面には毛があり、基部は広袋状。花盤は対につき、長く、細く、裂片は花弁の基部の袋に向かって、子房から突き出る。液果は直立~下向き、白色、卵状球形、長さ9~20㎜、幅10~24㎜。種子は多数、肉質の内部に埋め込まれる。花期は4~8月。果期は5~9月。
アキノギンリョウソウMonotropa uniflora はシャクジョウソウ属、花が秋に咲く。
多年草、絶対的な寄生植物、宿存する根組織がある。根はかなり、密につく。茎は欠く。葉は無い。花序は花茎又は総状花序につき、根の節部分から出る。花序の苞は薄片状、無柄、普通、花序軸に伏せてつく。花は花茎に1個又は総状花序に数個つく。個々の花は花時に下向き、果時に直立する。萼片は (1~)3(~5)個、たまに欠き、花弁に密着する。花弁は3~5個、長楕円形、外側は無毛、内側には細かい毛があり、基部は広い袋状、先は広がる。雄しべは花弁とほぼ同長、普通、2列に交互に6~10個つく。葯は水平な腎形、末端に隙間がある。花盤は1組の裂片があり、短い雄しべの列の基部につく。子房は1室、4又は5個以上の側膜胎座がある。花柱は長さ3~6㎜、細く、子房との合着はわずか。、裂開線は見え無い。果実は非裂開の液果。種子は微細、多数、卵形、網目があり、翼や付属体は無い。
日本、朝鮮、中国、ロシア、インド、ブータンネパール、ブータン、インドネシア、ラオス、タイ、ミャンマー、ベトナムに2種が分布する。
synonym Monotropa humilis D. Don
synonym Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara var. tripetalum (Makino) H.Hara
日本、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムに分布。中国名は球果假沙晶兰(qiu guo jia sha jing lan)
花序は花茎があり、花は単生、花弁は萼片と似ているが、基部が広い袋状。花盤の裂片は長く、細い。
1-1 Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara f. roseum (Honda) Yonek. ベニバナギンリョウソウ
花序が紅色を帯びる。
2 Monotropastrum sciaphilum (Andres) G. D. Wallace
中国原産。中国名は荫生沙晶兰( yin sheng sha jing lan)
花序は総状花序、花は2~数個。花弁は萼片と区別でき、基部は狭い袋状。花盤の裂片は短く、丈夫。
陽の当たらない林内に白く浮かび上がって見えるため、ユウレイソウとも呼ばれる。木陰に群生する光合成を行わない腐生植物。
地下に短い地下茎と根がある。花序は花茎があり、高さ10~20㎝、花の下で直径2~8㎜、土中の節部分から出て花を1個つける。花は花時に下向き、筒状鐘形。萼片は1~5個つき、長楕円形、長さ8~20㎜、幅2~11㎜、普通、無毛。花弁は3~5個付き、普通、長楕円形、長さ10~20㎜、幅5~15㎜、萼片よりわずかに長く、外面は無毛、内面には毛があり、基部は広袋状。花盤は対につき、長く、細く、裂片は花弁の基部の袋に向かって、子房から突き出る。液果は直立~下向き、白色、卵状球形、長さ9~20㎜、幅10~24㎜。種子は多数、肉質の内部に埋め込まれる。花期は4~8月。果期は5~9月。
アキノギンリョウソウMonotropa uniflora はシャクジョウソウ属、花が秋に咲く。
ギンリョウソウ属
familia: Ericaceae - genus Monotropastrum多年草、絶対的な寄生植物、宿存する根組織がある。根はかなり、密につく。茎は欠く。葉は無い。花序は花茎又は総状花序につき、根の節部分から出る。花序の苞は薄片状、無柄、普通、花序軸に伏せてつく。花は花茎に1個又は総状花序に数個つく。個々の花は花時に下向き、果時に直立する。萼片は (1~)3(~5)個、たまに欠き、花弁に密着する。花弁は3~5個、長楕円形、外側は無毛、内側には細かい毛があり、基部は広い袋状、先は広がる。雄しべは花弁とほぼ同長、普通、2列に交互に6~10個つく。葯は水平な腎形、末端に隙間がある。花盤は1組の裂片があり、短い雄しべの列の基部につく。子房は1室、4又は5個以上の側膜胎座がある。花柱は長さ3~6㎜、細く、子房との合着はわずか。、裂開線は見え無い。果実は非裂開の液果。種子は微細、多数、卵形、網目があり、翼や付属体は無い。
日本、朝鮮、中国、ロシア、インド、ブータンネパール、ブータン、インドネシア、ラオス、タイ、ミャンマー、ベトナムに2種が分布する。
ギンリョウソウ属の種
1 Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara ギンリョウソウsynonym Monotropa humilis D. Don
synonym Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara var. tripetalum (Makino) H.Hara
日本、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムに分布。中国名は球果假沙晶兰(qiu guo jia sha jing lan)
花序は花茎があり、花は単生、花弁は萼片と似ているが、基部が広い袋状。花盤の裂片は長く、細い。
1-1 Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara f. roseum (Honda) Yonek. ベニバナギンリョウソウ
花序が紅色を帯びる。
2 Monotropastrum sciaphilum (Andres) G. D. Wallace
中国原産。中国名は荫生沙晶兰( yin sheng sha jing lan)
花序は総状花序、花は2~数個。花弁は萼片と区別でき、基部は狭い袋状。花盤の裂片は短く、丈夫。