アキノギンリョウソウ 秋銀竜草

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Flora of Mikawa

ツツジ科 Ericaceae シャクジョウソウ属

別 名 ギンリョウソウモドキ 銀竜草擬
中国名 水晶兰 shui jing lan
英 名 Indianpipe , ghost pipe
学 名 Monotropa uniflora L.
アキノギンリョウソウ花初期
アキノギンリョウソウ花後期
アキノギンリョウソウの未熟な果実
アキノギンリョウソウの果実
アキノギンリョウソウの前年の殻
アキノギンリョウソウ
アキノギンリョウソウ蕾
花 期 9~10月
高 さ 10~20㎝
生活型 多年草
生育場所 山地の林内
分 布 在来種  日本全土、朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、バングラデシュ、南北アメリカ
撮 影 面ノ木原生林   17.9.13(花)
   17.10.11(蕾、未熟な果実)
イチヤクソウ科 Pyrolaceae はツツジ科に統合された。
 和名の由来はギンリョウソウに似て秋に花をつけることから。
 木陰に群生する光合成を行わない腐生の草本。葉緑素が全くないため、新鮮なときは全体が白色、乾くと黒色になり、普通、無毛。花序は直立し、 花茎をもち、花を1個つけ、高さは10~30㎝、花の下部で直径1.5~2㎜、土から生え、下向きに花がつく。苞は鱗片状、土中の苞は短く、薄く、上部の苞より密につく。地上の苞は薄く、直立し、卵形~長楕円形、長さ1~2㎝、幅4~8㎜、無柄、普通、無毛、全縁又は微細不正歯状~不規則な歯状、先は尖鋭形。花は花時に下向き、筒状鐘形。苞は花序の苞と区別ができない。萼片は3~5個、鱗片状、披針形~長楕円形、長さ1~1.5㎝、幅3~5㎜、ほとんど無毛、縁は不規則な歯状、先は鋭形~尖鋭形。花弁は3~8個、卵状長楕円形、長さ1.2~2.2㎝、幅4~8㎜、肉質、外面は無毛、内面は普通、有毛、基部は 袋状、全縁、不規則な小歯状又は上部が微細不整歯状、先は円形。雄しべは普通10個、花糸は長さ1~1.5㎝、短毛がある。葯は帯黄色、短く、直径2㎜以下、盾状。袋は合着、先の隙間から開く。子房は本質的に無毛、側面にみぞがあり、そこから蒴果が分かれる。中轴胎座。花柱は長さ2~3㎜、子房より短く、太く、花柱と子房の間につき目立つ。柱頭は黄褐色、直径約4㎜、漏斗形、無毛。子房の基部に蜜腺が10対、雄しべの基部の間につく。蒴果は直立、楕円状球形、長さ1~1.5㎝。蒴果を落とした古い軸は直立して茶褐色になり翌シーズンまで残る。花期は(8)9~10(11)月。果期は10~11月。2n=32。