ギンラン 銀蘭
Flora of Mikawa
ラン科 Orchidaceae キンラン属
中国名 | 银兰 yin lan |
学 名 | Cephalanthera erecta (Thunb. ex Murray) Blume |
花 期 | 5~6月 |
高 さ | 10~30㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 林内 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾 |
撮 影 | 昭和の森 03.5.4 |
葉は互生し、2~4個つき、長さ2~8㎝、幅0.7~2.3㎝、基部は茎を抱く。茎頂の総状花序に白い花を3~10個つけ、花序は葉より高くなる。花軸は長さ2~8㎝。花序の下部の苞は葉状になり、長さ8㎝以下で花序より短い。花は直立し、やや開くか又は開かない。萼片は長さ8~10㎜、幅2.5~3.5(4.5)㎜の楕円状披針形、5脈がある。側花弁はやや短く、あまり開かない。唇弁は長さ5~6㎜、内側に淡黄褐色の隆起線が5本あり、基部が長さ2~3㎜の距となり突き出る。果実は長さ約1.5㎝、幅0.3~0.5㎝。2n=34
ササバギンランCephalanthera longibracteata はギンランより大型、高さ30~50㎝。葉は6~8個つき、長さ6~14、幅1.5~3㎝。花序に花は8~15個つき、花軸は長さ3~5.5㎝。花序の下部の葉状の苞は長さ約10㎝と大きく、花序以上に高くなる。萼片は長さ10~13㎜と大きい。
ユウシュンラン var. subaphylla は愛知県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。日本固有変種。高さ8~20㎝、葉が退化して鱗片状になり、あっても長さ2㎝以下。下部の苞はやや葉状。花は白色、平開しない。萼片は長さ7~9㎜の披針形。
キンラン Cephalanthera falcata は花が黄色。
ササバギンランCephalanthera longibracteata はギンランより大型、高さ30~50㎝。葉は6~8個つき、長さ6~14、幅1.5~3㎝。花序に花は8~15個つき、花軸は長さ3~5.5㎝。花序の下部の葉状の苞は長さ約10㎝と大きく、花序以上に高くなる。萼片は長さ10~13㎜と大きい。
ユウシュンラン var. subaphylla は愛知県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。日本固有変種。高さ8~20㎝、葉が退化して鱗片状になり、あっても長さ2㎝以下。下部の苞はやや葉状。花は白色、平開しない。萼片は長さ7~9㎜の披針形。
キンラン Cephalanthera falcata は花が黄色。