ゲンノショウコ 現の証拠

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Flora of Mikawa

フウロソウ科 Geraniaceae フウロソウ属

別 名 フウロソウ
中国名 中日老鹳草 zhong ri lao guan cao
英 名 Thunberg's geranium
学 名 Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton
Geranium nepalense Sweet subsp. thunbergii (Sieb. et Zuec.) Hara
ゲンノショウコ花
ゲンノショウコ花柄の腺毛
ゲンノショウコ萼
ゲンノショウコ花後
ゲンノショウコ果実
ゲンノショウコの種子
ゲンノショウコ
ゲンノショウコ葉5裂
ゲンノショウコ葉
ゲンノショウコ紅紫色と淡紅色の花
花 期 7~10月
高 さ 30~60㎝
生活型 多年草
生育場所 山野に普通
分 布 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア
撮 影 豊田市  12.9.6
東日本では白色、西日本では紅紫色のものが多く、三河では花が白色のものがほとんどである。まれに、紅紫色のもの、中間色のものもある。
 茎はやや地を這い、下向きの毛が多い。葉は掌状に3~5裂する。花は直径1.2~1.6㎝、花弁5個、長柄の先に1~2個つき、白色~紅紫色、中間色のものもある。萼片5個、萼片の先に短い棒状の芒がある。萼片や花柄に腺毛があり、腺毛の量には変化がある。雄しべ10個、葯は青紫色。雌しべ1個、花柱は5裂する。果実は分果が5個の蒴果、果体の上に長い嘴があり、熟すと5個の分果が巻き上がる。種子は長さ1.7~2.2㎜。2n=28
 類似のミツバフウロ、コフウロに生える毛は腺毛ではない。特に、愛知県絶滅危惧ⅠB類のミツバフウロは葉も似ており混同しやすいので注意が必要。コフウロは葉が3全裂することで見分けやすい。