エゴマ 荏胡麻
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Flora of Mikawa
シソ科 Lamiaceae シソ属
中国名 | 紫苏 zi su |
学 名 | Perilla frutescens (L.)Britton var. frutescens |
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
花 期 | 9~10月 |
高 さ | 60~150(~250)㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 道端 |
分 布 | 外来種 東南アジア(インド、ブータン、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、インドネシア)原産 |
撮 影 | 蒲郡市国坂峠 10.10.22 |
エゴマは中国、韓国から日本に伝わったといわれ、縄文時代の遺跡からも発見されている。食用、油用に栽培され、各地で伝承されてきた品種があり、黒種、白種と呼ばれ、大きさも異なる。現在では栽培されていない地域でも野生化したものが見られる。中国のものには葉が紫色のものもある。種子から採れるエゴマ油(荏油=えのゆ)には必須脂肪酸であるα-リノレン酸が豊富に含まれ、これが体内でDHAやEPAにも変換されるため、健康食品として注目されている。全草に特有の臭いのあるぺリラケトン(perillaketone)などを含み、これが肺水腫や肺気腫を起こすことが知られている。
茎には密に絨毛がある。葉は広卵形~円形、長さ7~13㎝×幅4.5~10㎝、緑色または紫色、上面に細柔毛があり、下面に伏した絨毛があり、縁は粗い鋸歯状。果時の萼は長さ1.1㎝まで、基部は絨毛があり、腺がある。小堅果は灰褐色、直径約1.5㎜。種子は亜麻仁油に似た乾性油であるシソ油の原料で、防水紙、安価なラッカー ワニスの製造、印刷インク、絵画に使用されている。葉はインドと中国で料理の風味付けに使用されている[Flora of China]。
日本で広く栽培されているのは全体にひとまわり大きく、果実もやや大きい。花色はほぼ白色、葉の色が濃く、不快な臭気がある。
高さ60~150(~250)㎝。茎は4稜形、長い下向きの1~2㎜の長軟毛が密~疎に生える。葉は対生し、卵形~広卵形、長さ10~20㎝、幅6~10㎝、長柄がある。葉質はやや厚い膜質、ときに薄く、葉の基部は広い楔形で鋸歯はなく、鋸歯が丸みを帯びることが多く、鮮緑色~濃緑色、葉裏には黄色い腺点がある。苞は緑色~紅紫色、卵形~広卵形で、花序下部の苞は横幅が狭い。花序は枝先につき、2花の仮輪からなり、太短い円柱形。花冠は白色、まれに淡紅色、長さ4~6㎜。萼は釣鐘形で、先が5分裂し、花時の長さ4~7㎜、果時にはやや大きくなり、長さ約8㎜、短軟毛と長軟毛が生え、黄色の腺点があり、中肋から縁がやや波うつように反り返り、 鋭先頭、縁の毛は短くて疎らであり、あまり目立たず、緑色で果時宿存性。果実は4分果であり、分果は長さ1.5~1.9㎜(約1.7㎜)、偏球形~ほぼ球形、初めは紫色を帯び、白色~淡褐色~暗褐色、または灰色~灰褐色、隆起した網目模様がある。設楽町などで販売されているエゴマは灰色であり、やや小粒。花期は9~10月。2n=40。
レモンエゴマは在来種であり、強いレモン様の臭いがある。エゴマ、レモンエゴマ、シソは容易に交雑が起き、中間型など様々な形態のものがあるといわれている。果実がやや小さく約1.5㎜。
茎には密に絨毛がある。葉は広卵形~円形、長さ7~13㎝×幅4.5~10㎝、緑色または紫色、上面に細柔毛があり、下面に伏した絨毛があり、縁は粗い鋸歯状。果時の萼は長さ1.1㎝まで、基部は絨毛があり、腺がある。小堅果は灰褐色、直径約1.5㎜。種子は亜麻仁油に似た乾性油であるシソ油の原料で、防水紙、安価なラッカー ワニスの製造、印刷インク、絵画に使用されている。葉はインドと中国で料理の風味付けに使用されている[Flora of China]。
日本で広く栽培されているのは全体にひとまわり大きく、果実もやや大きい。花色はほぼ白色、葉の色が濃く、不快な臭気がある。
高さ60~150(~250)㎝。茎は4稜形、長い下向きの1~2㎜の長軟毛が密~疎に生える。葉は対生し、卵形~広卵形、長さ10~20㎝、幅6~10㎝、長柄がある。葉質はやや厚い膜質、ときに薄く、葉の基部は広い楔形で鋸歯はなく、鋸歯が丸みを帯びることが多く、鮮緑色~濃緑色、葉裏には黄色い腺点がある。苞は緑色~紅紫色、卵形~広卵形で、花序下部の苞は横幅が狭い。花序は枝先につき、2花の仮輪からなり、太短い円柱形。花冠は白色、まれに淡紅色、長さ4~6㎜。萼は釣鐘形で、先が5分裂し、花時の長さ4~7㎜、果時にはやや大きくなり、長さ約8㎜、短軟毛と長軟毛が生え、黄色の腺点があり、中肋から縁がやや波うつように反り返り、 鋭先頭、縁の毛は短くて疎らであり、あまり目立たず、緑色で果時宿存性。果実は4分果であり、分果は長さ1.5~1.9㎜(約1.7㎜)、偏球形~ほぼ球形、初めは紫色を帯び、白色~淡褐色~暗褐色、または灰色~灰褐色、隆起した網目模様がある。設楽町などで販売されているエゴマは灰色であり、やや小粒。花期は9~10月。2n=40。
レモンエゴマは在来種であり、強いレモン様の臭いがある。エゴマ、レモンエゴマ、シソは容易に交雑が起き、中間型など様々な形態のものがあるといわれている。果実がやや小さく約1.5㎜。