エドヒガン 江戸彼岸
Flora of Mikawa
バラ科 rosaceae サクラ属 サクラ亜属
別 名 | エドヒガンザクラ、アズマヒガン、ウバヒガン |
学 名 | Prunus itosakura Siebold synonym Cerasus itosakura (Siebold) Masam. & S.Suzuki synonym Prunus spachiana f. ascendens (Makino) Kitam. synonym Prunus pendula Maxim. form. ascendens (Makino) Ohwi synonym Prunus aequinoctialis Miyoshi |
花 期 | 3~4月 |
果 期 | 5~6月 |
高 さ | 15~20m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 山地 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州 |
撮 影 | 幸田町 12.4.5 |
サクラ属・サクラ亜属の日本に自生する落葉高木である。古くから栽培されている。和名は江戸に多く植えられていたためという。寿命が長く、巨木も多い。岐阜県本巣市にある淡墨桜(うすずみざくら)も、このエドヒガンである。
高さ15~20m。幹は暗灰褐色、樹皮が縦に浅く裂ける。葉は長さ6~12㎝の長楕円形、重鋸歯縁。蜜腺は葉身の基部又は葉柄の上端につき、ないこともある。葉柄は長さ2~2.7㎝、毛が密生する。散形状に2~5個つく。花は直径約2.5㎝、淡紅色。花弁の先端に切れ込みがある。萼筒は中間が球形に膨らんだ壺形、紅紫色。花柄は長さ1~1.4㎝。萼や花柄に開出毛が密生する。核果は直径約10㎜の球形、赤~黒紫色に熟す。花期は3~4月。
イトザクラ(シダレザクラ)はエドヒガンの枝が垂れる品種である。学名は最近ではエドヒガンに含め区別しない。
エドヒガン系の園芸品種は多く、花の紅色が濃いベニシダレや花弁の数の多いヤエベニシダレなどがある。
コヒガンはエドヒガンとマメザクラの雑種と推定されている。花色が濃く、萼筒の膨らみがやや弱い。
高さ15~20m。幹は暗灰褐色、樹皮が縦に浅く裂ける。葉は長さ6~12㎝の長楕円形、重鋸歯縁。蜜腺は葉身の基部又は葉柄の上端につき、ないこともある。葉柄は長さ2~2.7㎝、毛が密生する。散形状に2~5個つく。花は直径約2.5㎝、淡紅色。花弁の先端に切れ込みがある。萼筒は中間が球形に膨らんだ壺形、紅紫色。花柄は長さ1~1.4㎝。萼や花柄に開出毛が密生する。核果は直径約10㎜の球形、赤~黒紫色に熟す。花期は3~4月。
イトザクラ(シダレザクラ)はエドヒガンの枝が垂れる品種である。学名は最近ではエドヒガンに含め区別しない。
エドヒガン系の園芸品種は多く、花の紅色が濃いベニシダレや花弁の数の多いヤエベニシダレなどがある。
コヒガンはエドヒガンとマメザクラの雑種と推定されている。花色が濃く、萼筒の膨らみがやや弱い。