アオガヤツリ 青蚊帳吊
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae カヤツリグサ属
別 名 | オオタマガヤツリ |
中国名 | 白鳞莎草 bai lin suo cao |
学 名 | Cyperus nipponicus Franch. et Savat. |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 10~25㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 田の畦、湿地 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、ロシア |
撮 影 | 吉良町 07.9.24 |
タマガヤツリに比べ、全体に小さく、花穂が緑色。場所によってはロゼット状になり、あまり緑色に見えないときもある。頭状花序が草丈の割に大きくなり、別名のオオタマガヤツリの由来になっているのだろうか。
茎は叢生し、放射状に広がる。葉は幅1~2.5㎜の線形。花茎の先に、茎より長い葉状の苞が3~4個つき、短くて細い苞が数個つく。花序は苞の上に接してつき、淡緑色、直径0.5~2.5㎝の球形であり、花序枝の先につくこともある。小穂は長さ3~8㎜、幅1.5~2㎜のやや扁平な披針形で、先が尖り、小花10~30個。鱗片は密に小穂につき、膜質、長さ1.7~2.2㎜、背側が丸く、中肋が緑色で、先が少し突き出し尖る。果実は長さ0.8~1.1㎜、幅0.5~0.6㎜の倒卵形~卵形、普通、腹面が平ら(わずかに凹む程度)で、背面が丸く、扁平な2稜形であり、3稜形になることもある。果実の稜には膜質の狭い翼がわずかにある。柱頭は普通、2分岐。雄しべは1個。
類似のシロガヤツリは全体に白色を帯び、花序枝がなく、小穂がねじれ、果実は細く、長楕円形で、稜に狭い翼がある。
ヒメアオガヤツリは10㎝以下と全体に小型で、ロゼット状になり、花序が複生せず、長楕円形の果実に翼がない。
茎は叢生し、放射状に広がる。葉は幅1~2.5㎜の線形。花茎の先に、茎より長い葉状の苞が3~4個つき、短くて細い苞が数個つく。花序は苞の上に接してつき、淡緑色、直径0.5~2.5㎝の球形であり、花序枝の先につくこともある。小穂は長さ3~8㎜、幅1.5~2㎜のやや扁平な披針形で、先が尖り、小花10~30個。鱗片は密に小穂につき、膜質、長さ1.7~2.2㎜、背側が丸く、中肋が緑色で、先が少し突き出し尖る。果実は長さ0.8~1.1㎜、幅0.5~0.6㎜の倒卵形~卵形、普通、腹面が平ら(わずかに凹む程度)で、背面が丸く、扁平な2稜形であり、3稜形になることもある。果実の稜には膜質の狭い翼がわずかにある。柱頭は普通、2分岐。雄しべは1個。
類似のシロガヤツリは全体に白色を帯び、花序枝がなく、小穂がねじれ、果実は細く、長楕円形で、稜に狭い翼がある。
ヒメアオガヤツリは10㎝以下と全体に小型で、ロゼット状になり、花序が複生せず、長楕円形の果実に翼がない。