アマチャヅル 甘茶蔓
Flora of Mikawa
ウリ科 Cucurbitaceae アマチャヅル属
中国名 | 绞股蓝 jiao gu lan |
英 名 | gynostemma |
学 名 | Gynostemma pentaphyllum (Thaumb.) Makino |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 蔓性 |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 土手、林縁、林床、原野 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、インド、ネパール、バングラデシュ、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ニューギニア、スリランンカ、ベトナム |
撮 影 | 幡豆町 11.9.23 |
葉を噛むとかすかにアマチャのような甘味があるともいわれるが、噛むと苦い。お茶にするとかすかに甘い。アマチャヅル茶がブームになったときがあるが、今ではあまり売られていない。
茎は細く、中空、基部で分枝する。葉は対生し、小葉は3~7個の鳥足状の複葉、長い葉柄がある。葉表に太い毛を散生し、毛の基部が濃緑色で少し盛り上がり、点々と見える。葉縁や葉裏の脈上にも毛を散生する。葉先は尖るものと尖らないものがある。雌雄異株。葉腋の円錐花序に小さな花をまばらにつける。花は黄緑色、直径4~5㎜。花冠は5裂して平開し、先端は細長く糸状に尖る。萼も5裂し、花冠の間から先が小さく先が見える。雄花は雄しべ5個。雌花は雌しべ1個あり、花柱は深く3裂し、先がさらに2裂する。果実は直径6~8㎜の球形の液果、上半部に横筋があり、種子が3個(少ないものもある)入り、黒緑色に熟す。種子は長さ約3㎜、表面に突起がある。2n=66
ヤブガラシは葉が似ているが、茎や葉柄が赤色を帯び、葉表に毛がない。
多年草、攀縁性(scandent)、無毛又は軟毛がある。葉は互生、鳥足状(pedate)複葉、小葉が3~9個、まれに単葉。小葉の葉身は卵状披針形、巻きひげは二又(bifurcate)まれに1本。雌雄異株、まれに雌雄同株。花は単性、総状花序又は円錐花序につき、腋生又は頂生。花柄は関節があり、小苞が基部につく。雄花:咢筒は短く、5裂する。咢片は狭披針形。花冠は帯緑色又は白色、車形、5深裂する。花冠裂片は披針形~卵状披針形、蕾では内巻する。雄しべは5本、花被の筒部に基部につく。花糸は短く、合着する。葯は直立し、卵形、2室をもち、縦に裂開し、葯隔は狭いが、突き出ない。花粉粒は球形又は楕円形、縦に条線があるか又は平滑、孔から裂開する。未発達の雌しべは無い。雌花:咢や花冠は雄花と同様。仮雄しべがある。子房は球形、2~5室。花柱は3本、まれに2、4又は5本、分離。柱頭は2又は1個、三日月形で不規則に欠刻状の歯がある。胚珠は2個、各室に下垂する。液果は球形、、エンドウ豆状、又は蒴果、先端から3裂し、先端は小さな突起又は3個の長い花柱が宿存する。種子は2又は3個、広卵形、扁平、パピラ又は刺状のパピラがある。
世界に約17種あり、熱帯アジア~東アジア、ヒマラヤ~日本、マレーシア、ニューカレドニアに分布する。
日本全土、朝鮮、中国、インド、ネパール、バングラデシュ、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ニューギニア、スリランンカ、ベトナム原産。中国名は绞股蓝 jiao gu lan。英名はgynostemma , sweet tea vine 。
多年草。つる性。茎は細く、中空、基部で分枝する。葉は対生し、小葉は3~7個の鳥足状の複葉、長い葉柄がある。葉表に太い毛を散生し、毛の基部が濃緑色で少し盛り上がり、点々と見える。葉縁や葉裏の脈上にも毛を散生する。葉先は尖るものと尖らないものがある。雌雄異株。葉腋の円錐花序に小さな花をまばらにつける。花は黄緑色、直径4~5㎜。花冠は5裂して平開し、先端は細長く糸状に尖る。萼も5裂し、花冠の間から先が小さく先が見える。雄花は雄しべ5個。雌花は雌しべ1個あり、花柱は深く3裂し、先がさらに2裂する。果実は直径6~8㎜の球形の液果、上半部に横筋があり、種子が3個(少ないものもある)入り、黒緑色に熟す。種子は長さ約3㎜、表面に突起がある。2n=66
品種) 'Ginpent' (PBR) , 'Gold Chain'
1-1 Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino f. simplicifolium (Blume) W.J. de Wilde et Duyfjes ナンゴクアマチャヅル
synonym Gynostemma simplicifolium Blume
1-2 Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino var. maritimum Kitam. ソナレアマチャヅル
Gynostemma
Gynostemma
Gynostemma
茎は細く、中空、基部で分枝する。葉は対生し、小葉は3~7個の鳥足状の複葉、長い葉柄がある。葉表に太い毛を散生し、毛の基部が濃緑色で少し盛り上がり、点々と見える。葉縁や葉裏の脈上にも毛を散生する。葉先は尖るものと尖らないものがある。雌雄異株。葉腋の円錐花序に小さな花をまばらにつける。花は黄緑色、直径4~5㎜。花冠は5裂して平開し、先端は細長く糸状に尖る。萼も5裂し、花冠の間から先が小さく先が見える。雄花は雄しべ5個。雌花は雌しべ1個あり、花柱は深く3裂し、先がさらに2裂する。果実は直径6~8㎜の球形の液果、上半部に横筋があり、種子が3個(少ないものもある)入り、黒緑色に熟す。種子は長さ約3㎜、表面に突起がある。2n=66
ヤブガラシは葉が似ているが、茎や葉柄が赤色を帯び、葉表に毛がない。
アマチャヅル属
family Cucurbitaceae - genus Gynostemma多年草、攀縁性(scandent)、無毛又は軟毛がある。葉は互生、鳥足状(pedate)複葉、小葉が3~9個、まれに単葉。小葉の葉身は卵状披針形、巻きひげは二又(bifurcate)まれに1本。雌雄異株、まれに雌雄同株。花は単性、総状花序又は円錐花序につき、腋生又は頂生。花柄は関節があり、小苞が基部につく。雄花:咢筒は短く、5裂する。咢片は狭披針形。花冠は帯緑色又は白色、車形、5深裂する。花冠裂片は披針形~卵状披針形、蕾では内巻する。雄しべは5本、花被の筒部に基部につく。花糸は短く、合着する。葯は直立し、卵形、2室をもち、縦に裂開し、葯隔は狭いが、突き出ない。花粉粒は球形又は楕円形、縦に条線があるか又は平滑、孔から裂開する。未発達の雌しべは無い。雌花:咢や花冠は雄花と同様。仮雄しべがある。子房は球形、2~5室。花柱は3本、まれに2、4又は5本、分離。柱頭は2又は1個、三日月形で不規則に欠刻状の歯がある。胚珠は2個、各室に下垂する。液果は球形、、エンドウ豆状、又は蒴果、先端から3裂し、先端は小さな突起又は3個の長い花柱が宿存する。種子は2又は3個、広卵形、扁平、パピラ又は刺状のパピラがある。
世界に約17種あり、熱帯アジア~東アジア、ヒマラヤ~日本、マレーシア、ニューカレドニアに分布する。
アマチャヅル属の主な種と園芸品種
1 Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino アマチャヅル 甘茶蔓日本全土、朝鮮、中国、インド、ネパール、バングラデシュ、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ニューギニア、スリランンカ、ベトナム原産。中国名は绞股蓝 jiao gu lan。英名はgynostemma , sweet tea vine 。
多年草。つる性。茎は細く、中空、基部で分枝する。葉は対生し、小葉は3~7個の鳥足状の複葉、長い葉柄がある。葉表に太い毛を散生し、毛の基部が濃緑色で少し盛り上がり、点々と見える。葉縁や葉裏の脈上にも毛を散生する。葉先は尖るものと尖らないものがある。雌雄異株。葉腋の円錐花序に小さな花をまばらにつける。花は黄緑色、直径4~5㎜。花冠は5裂して平開し、先端は細長く糸状に尖る。萼も5裂し、花冠の間から先が小さく先が見える。雄花は雄しべ5個。雌花は雌しべ1個あり、花柱は深く3裂し、先がさらに2裂する。果実は直径6~8㎜の球形の液果、上半部に横筋があり、種子が3個(少ないものもある)入り、黒緑色に熟す。種子は長さ約3㎜、表面に突起がある。2n=66
品種) 'Ginpent' (PBR) , 'Gold Chain'
1-1 Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino f. simplicifolium (Blume) W.J. de Wilde et Duyfjes ナンゴクアマチャヅル
synonym Gynostemma simplicifolium Blume
1-2 Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino var. maritimum Kitam. ソナレアマチャヅル
参考
1) Flora of ChinaGynostemma
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=114356
2) Plants of the World Online | Kew ScienceGynostemma
http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:13299-1
3)GRINGynostemma
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=5266