ヤマスズメノヒエ  山雀の稗
[別名] ヤマスズメノヤリ
[中国名] 多花地杨梅 duo hua di yang mei
[英名] common woodrush , heath wood-rush
[学名] Luzula multiflora (Ehrh.) Lejeune
イグサ科 Juncaceae  スズメノヤリ属
三河の植物観察
ヤマスズメノヒエの雌花
ヤマスズメノヒエの雄花
ヤマスズメノヒエ果期
ヤマスズメノヒエ果実
ヤマスズメノヒエ果実2
ヤマスズメノヒエ茎
ヤマスズメノヒエ
ヤマスズメノヒエの雄花期
ヤマスズメノヒエ種子と種沈
 世界に広く分布し、オーストラリアやニュージーランドにも帰化している。いくつかの亜種がある。日本のものは蒴果が花被片よりやや長く、種沈が長さ約0.5㎜と大きい。
 根生葉は長さ5~15㎝、幅2~6㎜、縁に毛が生える。茎葉は1~2個。スズメノヤリに似ているが、花序が枝分かれした枝先に頭状に花が2~8個ずつ固まってつく。雌性期には雌しべだけが花の先から見える。雄性期には黄色の葯が目立つ。葯は花糸とほぼ同長。花被片は6個、長さ2~4㎜、褐色。蒴果は長さ2.5~3㎜、(黄褐色)褐色~赤褐色、花被片より少し長い。種子は長さ約1.3㎜の広倒卵形。種沈は長さ約0.5㎜、種子の約1/2長。2n=24。
 オカスズメノヒエ Luzula pallescens はよく似ていて小型。花基部の苞は全縁。花被片は長さ2~2.5㎜。葯は花糸とほぼ同長。蒴果は長さ1.8~2.1㎜、花被より長い。種子は長さ約1㎜、種枕は長さ約0.4㎜(1/4以下)。2n=12。
 タカネスズメノヒエ Luzula oligantha は高山帯に分布し、小型。花被片は長さ約2㎜。葯は花糸の約1/2。蒴果は長さ1.6~2㎜。種子は長さ0.8~0.9㎜、種枕は不明瞭。2n=36
 ミヤマスズメノヒエ Luzula nipponica 中部地方以北の亜高山帯に分布する。花被片は長さ約2㎜。蒴果は長さ2.1~2.3㎜、花被と同長以下。種子は長さ1~1.1㎜、種枕は種子の1/3以下。2n=12。
 ヌカボシソウ Luzula plumosa は枝分れした枝先に花が1個ずつつく。2n=46。
 スズメノヤリ Luzula capitata は枝分れせず、花が数個ずつ固まってつく。葯が花糸の2~3倍の長さがある。2n=12。
[花期] 5~7月
[草丈] 20~40㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の草原、道端
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、アフリカ
[撮影] 蔵王山 05.4.10
五井山 13.4.22(果実)
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