ヤマキツネノボタン 山狐の牡丹

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Flora of Mikawa

キンポウゲ科 Ranunculaceae キンポウゲ属

中国名

钩柱毛茛 gou zhu mao gen

学 名 Ranunculus silerifolius H.Lev. var. silerifolius
Ranunculus silerifolius H.Lev. var. quelpaertensis (H.Lev.) Sig.Tanaka et T.Shimizu
ヤマキツネノボタンの花
ヤマキツネノボタンの花
ヤマキツネノボタンの果実
ヤマキツネノボタンの葉
ヤマキツネノボタンの茎
ヤマキツネノボタン
ヤマキツネノボタンの葉
花 期 7~9月
高 さ 20~40㎝
生活型 多年草
生育場所 山地の陰湿地
分 布 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、インド、ブータン、インドネシア
撮 影 額田町くらがり渓谷  03.9.15
キツネノボタンより花期が遅く、夏から秋に咲く。広義のキツネノボタンに含め、キツネノボタンを無毛の変種とし、ヤマキツネノボタンを母種とする分類が一般的である。
 全体に毛が多い。茎が細く、斜上毛がある。葉は1(~2)回3出複葉。小葉は長卵形、2~3裂し、葉裏にも毛がある。花は直径約8㎜。花弁は5個、長さ4~5㎜、幅約2㎜、光沢がある。集合果は球形、痩果はキツネノボタンと同じであり、扁平、縁に稜がなく、刺の先端が曲がる。2n=16
 キツネノボタンはほぼ無毛であり、茎にわずかな斜上毛があるだけで、葉の幅が広く、葉先や鋸歯があまり尖らない。
 ケキツネノボタンは全体に開出毛が多く、葉の切れ込みが深く、鋸歯が尖る。痩果が違い、やや縦長、縁に稜があり、刺の先がほとんど曲がらない。