タチカタバミ  立ち片喰、立ち酢漿草
[学名] Oxalis corniculata L. form. erecta Makino
カタバミ科 Oxalidaceae  カタバミ属
三河の植物観察
タチカタバミの花序
タチカタバミの花
タチカタバミ果実の未熟な種子
タチカタバミの葉表
タチカタバミの葉裏
タチカタバミ
タチカタバミの種子
 林縁や林内、草むらなどで見られる茎の立ち上がったものはタチカタバミと呼ばれ、カタバミの1品種として分類されている。茎がオッタチカタバミのように立ち上がるほかはカタバミと差異がなく、太い直根がある。托葉も明瞭。種子もカタバミと同じ形である。オッタチカタバミの種子は小さく、表面の皺が白い。
 熟した果実に触れると、パチ、パチと音がして粘った液体のついた褐色の種子が白いゴム皮のようなものと一緒に飛び出してくる。このゴム皮のようなものが外種皮である。果実のサヤに納まっているうちは、種子は透明な外種皮に被われている.。種子が未熟だと、白くて外種皮が目立たない。
 エゾタチカタバミ Oxalis fontana Bunge=Oxalis stricta L はアジア、北アメリカ、ヨーロッパ原産であり、英名はyellow wood sorrel、中国名は直酢浆草(zhi cu jiang cao)といい、よく似ている。日本では北海道、本州(中部地方以北)の山間部の道端や林縁に生える。茎は基部では普通分枝せず(まれに2~3に分枝)、大きいものは高さ40(60)㎝になる。托葉が不明瞭。地下茎が細長く、太い根がない。花序に花が(3)5~7(15)個つき、果柄が下屈しない。茎の毛に隔壁のある毛(septate hair)がある。種子が長さ約1.2㎜、普通、均一な褐色、横しわが10~14本あり、まれに溝が白くなる。2n=18, 24。日本のエゾタチカタバミは花序の花数が3個以下で全体が細い。
[花期] 4~10月
[草丈] 10~30㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 沿海地の道端、空地、荒地
[分布] 在来種 日本全土、世界中の熱帯~温帯
[撮影] 蒲郡市形原町  09.7.3
オッタチカタバミとの比較
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