セイヨウテマリカンボク  西洋手毬肝木
[別名] テマリカンボク
[英名] snowball
[中国名] 雪球欧洲荚蒾 xue qiu ou zhou jia mi
[学名] Viburnum opulus 'Roseum'
Viburnum opulus 'Sterile'
Viburnum opulus var. sargentii f. hydrangeoides
Viburnum opulus var. sterile Makino
レンプクソウ科 Adoxaceae  ガマズミ属
三河の植物観察
セイヨウテマリカンボクの花序
セイヨウテマリカンボクの葉柄と托葉
セイヨウテマリカンボクの葉
セイヨウテマリカンボク葉表
セイヨウテマリカンボクの葉裏
セイヨウテマリカンボク
 セイヨウテマリカンボクはヨウシュカンボクの花序の花がすべて不稔の装飾花の園芸品種である。Viburnum opulus 'Roseum'=Viburnum opulus 'Sterile'であり。テマリカンボク又はsnowballともいわれる。カンボクの品種又は変種として分類され、Viburnum opulus var. sargentii f. hydrangeoides=Viburnum opulus var. sterile Makino とされることもある。葉が3裂する。
 ●セイヨウカンボク(ヨウシュカンボク) Viburnum opulus var. opulus 中国、ロシア、アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージア、カザフスタン、キルギスタン、ヨーロッパに分布する。欧洲荚蒾(ou zhou jia mi) 。樹皮が薄く、コルク質でない。葉は長さ6~12㎝、幅5~10㎝の円状卵形~広卵形~広倒卵形、3裂し、粗い鋸歯がある。葉柄の上部に2~4個の蜜腺がある。花序は散形状の集散花序、直径5~12㎝、大散形花序の柄は6~8個。装飾花は5~10個つくか、又はすべて装飾花となる。葯は黄白色又は雄しべを欠く。2n=18。
 ●オオデマリも装飾花だけからなる栽培種であり、日本では古くから栽培されている。葉が分裂せず、ケナシヤブデマリからの園芸品種と考えられている。
 ヤブデマリに似るが、花序全体が大きな不稔の装飾花だけからなる。花序は大きく、大散形花序の柄が6~8個、微細な黄褐色の星状短毛がある。萼筒は無毛。葉は側脈が10~12(17)対。
 ●ヤブデマリViburnum plicatum Thunb. var. tomentosum Miq.葉は対生。葉身は長さ5~12㎝、幅3~7㎝の楕円形~広楕円形、先は短く尖り、基部は広い楔形~円形、側脈は6~12対。花序は両性花が多数つき、4~6個の大きな不稔の装飾花がつく。
 ●ケナシヤブデマリ(ヒロハヤブデマリ)Viburnum plicatum Thunb. var. plicatum f. glabrum (Koidz. ex Nakai) Rehder は北海道、本州(日本海側)に分布する。全体に毛が少ないかほぼ無毛。葉は長さ8~15㎝、広卵形~円形、ほぼ無毛。ヒロハヤブデマリともいう。ヤブデマリとの中間型もある。
 ●タイワンヤブデマリ Viburnum plicatum var. formosanum は中国名が台湾蝴蝶戏珠花 tai wan hu die xi zhu hua 。
 葉の側脈は6~9対。花序は大散形花序の柄が3~5個、密に黄褐色の星状毛がある。稔性の花からなるが、大きな不稔の装飾花が3~5個つく。萼筒には星状毛がある。
 ●コヤブデマリViburnum plicatum Thunb. var. parvifolium Miq. は日本固有種。本州(静岡県以西)、四国、九州に分布する。葉柄は長さ0.5~1㎝。葉身は倒卵形楕円形~卵状楕円状、長さ 2~5㎝、幅 1~2㎝、先は尾状に尖鋭形、基部は円形。側脈は5~10対。葉表は緑色、葉裏は帯白緑色、葉脈上に星状毛がある。
 ●カンボク Viburnum opulus var. sargentii = Viburnum opulus var. calvescens=Viburnum sargentii Koehneは北海道、本州(中部以北の日本海側)、朝鮮、中国、モンゴル、ロシアに分布する。鸡树条(ji shu tiao) 。樹皮は厚く、コルク質。 葯は紫色。葉など他はセイヨウカンボクと同じ。
[花期] 4~5月
[樹高] 3~4m
[生活型] 落葉低木
[生育場所] 庭園、公園
[分布] 栽培種
[撮影] 豊橋市   15.5.1
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