オニタビラコ  鬼田平子
[中国名]

黄鹌菜 huang an cai

[英名] Oriental false hawksbeard
[学名] Youngia japonica (L.) DC.
Crepis japonica (L.) Benth.
キク科  Asteraceae オニタビラコ属
三河の植物観察
オニタビラコの花
オニタビラコの総苞
オニタビラコの総苞
オニタビラコの果期
オニタビラコの痩果
オニタビラコの痩果拡大
オニタビラコの茎
オニタビラコ
オニタビラコ花序
オニタビラコ葉
オニタビラコの冠毛を取った痩果
 学名がjaponicaであるが、分布域は広く。東南アジアやオーストラリアにも自生し、南北アメリカに広く、帰化している。
 花茎は太く、直立し、紫色を帯びる。茎、葉は柔らかく、軟毛がある。根生葉はロゼットになり、長さ10~20㎝、幅2~5㎝の倒披針形、羽状に深裂し、葉の先が尖る。特に茎葉の先は鋭くとがる。頭花は複散房花序につき、直径約8㎜。舌状花は黄色、約20個。タンポポ亜科に属し舌状花の先が5裂する。葯筒は長さ1.7~2㎜。総苞は長さ4~5㎜の円筒形(開花して総苞片が曲がったときの総苞の長さと思われ、伸びたときは6~7㎜)。外総苞片は長さ1㎜以下。痩果は長さ1.5~2㎜、上向きの小刺がついた白色の冠毛があり、果期にも残り、タンポポのような長い嘴はない。冠毛は長さ2.5~3.5(4)㎜。オニタビラコは多型であり、草丈も10~100㎝と様々である。市街地では花茎が基部で紫色を帯び、分枝して数本~多数、直立するものが多い(市街地に多い型)。2n=16。
 中国には他に2亜種があり、基本亜種としている。
 黄鹌菜 (huang an cai) subsp .japonica
   茎葉は0又は1、2個、稀に多い。花期 2~12月
      総苞4~5㎜、外総苞片1㎜以下、
      葯筒1.7~2㎜、痩果1.5~2㎜、冠毛2.5~3.5㎜
 卵裂黄鹌菜 (luan lie huang an cai) subsp. elstonii
   茎葉は数個、上側は小さくなる。花期 4~11月
      総苞4~5.5㎜、外総苞片1㎜以下、
      葯筒0.6~1㎜、痩果1.7~2㎜、冠毛3~3.5㎜
 长花黄鹌菜 (chang hua huang an cai ) subsp. longiflora  
      花期 3~8月
      総苞6~7㎜、外総苞片1.5㎜以下、
      葯筒3~4㎜、痩果2~2.5㎜、冠毛約3.5㎜
 最近の研究(2000年)に、オニタビラコはアカオニタビラコ(2年草)とアオオニタビラコ(多年草)の2種に形態に分けることができ、その雑種も存在するという説がある。アカオニタビラコは直立する花茎が1本だけで太く、茎や葉が紫色を帯び、上部の茎葉は小さく、花期が4~5月に限られる。アオオニタビラコは花茎や葉があまり紫色を帯びることがなく、多数、基部で枝分かれする。この説に従うと写真はアカオニタビラコである。
 類似のコオニタビラコは全体に小形で、毛がほとんどなく、頭花がやや大きく、痩果が長さ約4㎜、冠毛がなく、2個の角がある。ヤブタビラコはやや毛が少なく、痩果が長さ約2.5㎜、冠毛がなく、赤褐色扁平。
[花期] 4~10月
[草丈] 10~100㎝
[生活型] 1又は2年草
[生育場所] 道端、草地
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、台湾、、アフガニスタン、インド、ブータン、東南アジア、オーストラリア
[撮影] 蒲郡市形原町 12.5.5
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