ナギイカダ  梛筏
[中国名] 假叶树 jia ye shu
[英名] box-holly , butcher's-broom
[学名] Ruscus aculeatus L.
キジカクシ科 Asparagaceae  ナギイカダ属
三河の植物観察
ナギイカダの花2
ナギイカダの花3
ナギイカダの葉状枝表
ナギイカダの葉状枝裏
ナギイカダの茎
ナギイカダ
ナギイカダ雌花
ナギイカダ花後
 以前はナギイカダ科Ruscaceae」とする説もあった。APGⅢでは旧分類のユリ科から分割されたキジカクシ科とされている。和名は葉の様子がナギに似て、花がハナイカダのように葉の上に咲くように見えることから。 日本でも古くから栽培され、刺があるため、カラタチと同じように生け垣に使われていたとされている。今ではほとんど見られない。
 多年の常緑低木。根茎は匍匐し、太く、仮軸分枝し、茎を多数、直立する。灌木の茂みは楕円状~ピラミッド状。茎は多数の縦条線があり、緑色、直立し、多数分枝して、高さ20~80(100)㎝。葉は三角形の乾膜状の小鱗片、長さ2~4㎜、代わりに堅い革質の葉状枝(cladode)が葉腋から出る。葉状枝は長さ1~3.5㎝、幅1~2.5㎝、卵形、全縁、暗緑色、先が長さ1~2㎜の刺になる。ほぼ雌雄異株であり、両性花だけの株や、雄株に雌花がつくことがあり、これは不完全雄花(subandroecious)と分類されている(Martınez-Palle and Aronne 1999)。雄株と雌株は外観がよく似ている。花は1~2個、葉状枝の上面の中央にある長さ約2㎜の小さな乾膜質の苞の腋につく。短い花柄がある。花被は緑白色~白色、長さ1.5~3㎜、花被片は3個ずつが2輪につき、パピラがある。雌花は子房の周りに、花糸が融合して杯形になってつく。子房は上位、単室。柱頭はほぼ無柄、頭状。雄花は雄しべ3個、花糸は緑色~紫色、退化した子房の周りに、環状に融合する。果実は鮮やかな赤色、球形、直径8~14㎜、1~4個の大きな種子が入る。2n= 40。
[花期] 1~4月(果期 9~11月)
[草丈] 20~80(100)㎝
[生活型] 常緑小低木
[生育場所] 栽培種
[分布] 帰化種  地中海沿岸(トルコ、ハンガリー、アルバニア、旧ユーゴスラビア、ギリシャ、イタリア、フランス、ポルトガル、スペイン)
[撮影] 豊橋市(植栽)   16.3.16
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