ムベ  郁子
[別名] トキワアケビ
[学名] Stauntonia hexaphylla (Thunb.) Decne.
アケビ科 Lardizabalaceae   アケビ属
三河の植物観察
ムベ花
ムベ花
ムベの果実
ムベ葉
ムベ葉3
ムベ
ムベ小葉の表
ムベ小葉の裏
ムベ種子
 ムべは常緑であり、別名は常緑のアケビという意味から。葉は3~7の掌状複葉。3小葉のときは小葉の幅が広いときが多い。小葉は革質、全縁で、先が少し尖る。葉表は緑色が濃く光沢のあり、葉裏は淡緑色、細かい網状脈が見える。雌雄同株。花は雄、雌とも似た鐘形で、萼の先は6分裂して開く。萼片は外側の3個は幅が狭く、内側の3個の幅が広い。花の表面は淡黄白色で淡紅紫色の筋があり、内面は紫褐色。秋に果実は赤紫色に熟し、熟しても果実に割れ目は入らない。
  日本に分布するアケビ科にはアケビミツバアケビ、ムベの3種があり、どれもつる性で、実は秋に熟し、甘く食べられる。3種は葉で判別できる。アケビの葉は5小葉の掌状複葉で、小葉は楕円形、全縁、先が丸い。ミツバアケビの葉は3小葉で、縁に波状の不規則な鋸歯がある。5小葉のミツバアケビはゴヨウアケビと呼ばれ、アケビとミツバアケビの自然交雑種とされている。ムベだけ常緑で、葉質が厚い。
 ナントウトキワアケビ Stauntonia obovatifoliola は中国、台湾に分布する。花が淡黄色。
[花期] 4~5月
[草丈] つる性
[生活型] 常緑木
[生育場所] 海岸に近い林内、林縁
[分布] 在来種 本州(関東地方以南)、四国、九州、沖縄、朝鮮
[撮影] 蔵王山 05.4.17
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