モモ 桃

mark

Flora of Mikawa

バラ科 Rosaceae  サクラ属 スモモ亜属 モモ節

英 名 peach
中国名 桃 tao
学 名 Prunus persica (L.) Batsch
 synonym Amygdalus persica L.
モモの花
モモの花の裏
モモの花2
モモの果実
モモ葉柄
モモの幹
モモ
モモ2
モモ葉
モモ若い幹
花 期 4月
果 期 7~9月
高 さ 3~8m
生活型 落葉小高木
生育場所 果樹園、公園、庭
分 布 帰化種 中国北部原産
撮 影 西尾市  14.4.13
以前はモモ属又はモモ亜属に分類されていたが、現在ではサクラ属・スモモ亜属・モモ節に分類される。古くから日本でも栽培され、野生化しているものもある。全国で果樹として栽培されている。花を観賞するため、庭や公園にも花桃がよく植えられている。木の寿命が15~20年と短いためか、モモの花の名所は寿命の長いサクラに比べて少ない。三河では豊田市の猿投山山麓が有名。
 幹は暗紫褐色、横長の皮目がある。果樹園では幹洗浄が行われ樹皮が灰白色に見えることも多い。新枝は白色の細点が多い。葉は互生し、細長く、長さ7~16㎝の広倒披針形~楕円状披針形、葉先が尖り、縁には粗い鋸歯がある。葉柄は長さ1~1.5㎝。葉の展開前に開花する。葉身の基部に数個の蜜腺がある。花は直径3~5㎝、普通、淡紅色の5弁花、白色や紅色もあり、花弁の多いものもある。果樹園の花は大きい。花弁の先は円形。雌しべ1個。雄しべ多数。萼筒が短く、萼片は反り返らない。花柄はほとんどない。果樹の品種は多く、撮影した桃畑にも白鳳、あかつき、愛知白桃(山根白桃)、黄金桃など多種類が植えられている。花の写真は黄金桃。
 アンズ(apricot)は幹が赤褐色、新枝は紫褐色。葉は鈍鋸歯縁。花は淡紅色。萼片が反り返る。花柄はごく短い。
 スモモ(prune, plum)は幹が紫褐色。花が白色。萼片は反り返らず、平開する。花柄は長さ約1.5㎝。
 ウメは(Chinese plum)は幹の樹皮に割れ目が入る。萼片が短く、花柄がほとんどない。
 ヤマザクラなどのサクラ亜属は花弁の先が凹み、花柄が長く、核の表面に溝がない。
 日本のサクランボはセイヨウミザクラ Prunus avium L. であり、西アジア原産。日本には明治時代に渡来したといわれている。花弁の先は凹まず、萼片が反り返り、花柄が長い。

サクラ亜属を含む広義のサクラ属 genus Prunus

 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-バラ類(Rosid)-窒素固定クレード(nitrogen-fixing clade)-バラ目(Rosales)-バラ科(Rosaceae)-サクラ亜科 A(Amygdaloideae =スモモ亜科Prunoideae)-サクラ連 Amy(tribe Amygdaleae)-サクラ属(genus Prunus)
 低木または高木、ときにクローン性の茂みを形成し、直径0.1~4mになり、無毛または毛がある。茎は1~20+本。樹皮は帯赤色、赤褐色、灰褐色、または暗灰色。普通、長いシュートと短いシュートが存在し、刺は有または無。葉は落葉性または宿存性、茎葉。托葉は早落性、線形~披針形、縁は鋸歯状から裂片状、普通、腺がある。葉柄は有または無、普通、葉身近くに腺体がある。葉身は楕円形、長円形、ほぼ円形、卵形、披針形、線形、倒卵形、倒披針形、へら形、扇形または菱形、中肋に沿って折り畳まれることはめったになく、長さ0.5~18㎝、膜質~革質、縁は平ら、普通、全縁または歯があり、ときに波打ち、歯は普通、腺があり、ときに腺が無い。花序は短いシュートの上または前年の葉に腋生し、花が1~64(~90)[~100]個つき、総状花序、散房花序、散形状に束生し、花は2個束生または単生。苞はときに有り、小苞がある。小花柄は普通あるが、ときに欠く。花は普通、両性、ときに単性(その後、普通、雌雄異株、ときに雌雄混株(andropolygamous)、花は葉の展開前または展開と同時に咲き、直径4~40mm。花托筒は長さ1.5~8㎜、外面は無毛または有毛。萼片は5個、直立~後屈し、普通は三角形、半円形、卵形、または長円形、まれに卵状楕円形、披針形、または倒卵形。花弁は5個(観賞用の重弁花では~50+個)、通常は白色~ピンク色または暗ピンク色、ときに帯黄色、普通、ほぼ円形~楕円形または倒卵形、ときに長円形、まれに卵形、倒披針形、または菱形、基部には普通、爪部がある。雄しべは10~3本、普通は花弁と同長またはそれより短く、ときに長くなる。核果は1個、緑黄色~帯黄色、またはオレンジ色~明るい赤色~暗赤色、赤褐色、または暗紫色~黒色、球形~卵形~卵状長円形~楕円形、または倒卵形、長さ5~30(~80)㎜。花托筒は脱落性、まれに果時に宿存する。萼片は花托筒と一緒にで落ちる。中果皮は普通、肉質、ときに革質~乾燥し、まれに縫合糸に沿って裂け、核(石)が現れる。内果皮は球形~卵形または楕円形~紡錘形の核(石)を形成し、ときに側部が平らになる。種子は1個。x=8。(FNA)
 世界に約340種あり、汎存種(cosmopolitan)。

広義のサクラ属 genus Prunusの下位分類 [Shi etc.(2013)]

 ウワミズザクラ亜属(subgen. Padus)、サクラ亜属(subgen. Cerasus)、スモモ亜属(subgen. Prunus)の3亜属に分類される。

Prunus subgen. Padus(ウワミズザクラ亜属)

 花序は総状花序。単系統群では無い(参考10)。 Prunus mahalebとPrunus maackii(ウラボシザクラ)はsubgen. Cerasusに移動された。
(1) Laurocerasus(旧バクチノキ亜属)英名はcherry laurels:タイプ種はセイヨウバクチノキ(Prunus laurocerasus)
 ほとんどが常緑(他の亜属は落葉)
 腋芽は単生。花期は早春。小花柄は短い。花は総状花序につき、葉のある新芽にはつかない。核果に溝がない。核は平滑。
 Prunus amplifolia - Prunus brittoniana - Prunus caroliniana - Prunus ilicifolia(holyleaf cherry) - Prunus integrifolia - Prunus javanica - Prunus laurocerasus(セイヨウバクチノキ:cherry laurels) - Prunus lusitanica - Prunus myrtifolia - Prunus oblonga - Prunus occidentalis - Prunus oleifolia - Prunus phaeosticta(クロボシザクラ) - Prunus reflexa - Prunus spinulosa(リンボク) - Prunus tucumanensis - Prunus undulata - Prunus zippeliana(バクチノキ)
(2) Maddenia(旧マッデニア属)
 冬芽は大きい長円形~卵形、数個の鱗片がある。花期は春~晩春。花序は総状花序。小花柄は短い。核果は長円形、平滑。核は骨質、卵形、3角(かど)があり、先は鋭形。
 Prunus fujianensis - Prunus himalayana (Himalayan false bird cherry) – Prunus hypoleuca (false bird cherry) - Prunus hypoxantha(Sichuan false bird cherry) - Prunus incisoserrata)
(3) Padus(旧ウワミズザクラ亜属)英名はbird cherries:タイプ種はエゾノウワミズザクラ(Prunus padus)
 腋芽は単生。花期は晩春。小花柄は短い。花は総状花序につき、葉の多い新芽につく。核果に溝がない。核は平滑。
 Prunus brachypoda – Prunus brunnescens – Prunus buergeriana(イヌザクラ) – Prunus cornuta(Himalayan bird cherry) ‐ Prunus grayana(ウワミズザクラ) – Prunus gyirongensis(entire-leaved bird cherry) - prunus maackii(ウラボシザクラ amur chokecherry) - Prunus napaulensis(Nepalese bird cherry) - Padus nakatakei(モロツカウワミズザクラ) - Prunus obtusata(シマウワミズザクラ) - Prunus padus(エゾノウワミズザクラ bird cherries) – Prunus perulata – Prunus serotina(black cherry) – Prunus ssiori(シウリザクラ) – Prunus stellipila – Prunus velutina – Prunus virginiana(chokecherry) – Prunus wilsonii(Wilson's bird cherry) (4) Pygeum(旧ピジウム亜属)
 常緑。花序は総状花序。
 Prunus africana(African cherry) - Prunus arborea - Prunus ceylanica - Prunus costata - Prunus crassifolia - Prunus dolichobotrys - Prunus gazelle-peninsulae - Prunus grisea - Prunus lancilimba - Prunus malayana - Prunus marsupialis - Prunus oligantha - Prunus oocarpa - Prunus polystachya - Prunus pullei - Prunus schlechteri - Prunus turneriana - Prunus wallaceana

Prunus subgen. Cerasus(サクラ亜属)

 英名はtrue cherries;タイプ種はスミミザクラ(Prunus cerasus)
 腋芽は単生。花期は早春。小花柄は長い。花は散房花序につき、葉のある新芽にはつかない。核果は溝がない。核は平滑。
 Cerasus 亜属は真のサクランボ(true cherries)のみで構成されている。Microcerasus ユスラウメ節(dwarf cherries) はこの亜属に属さない。真のサクランボは、各葉腋に芽を1個だけ付けるが、Microcerasus(dwarf cherries) は、各葉腋に3個の芽を付ける (モモとアーモンドで観察される特性状態)。北アメリカのdwarf cherriesは、真のサクランボよりもプラムに似ていることが知られていた (Catling et al. 1999)。dwarf cherriesをプラム、アプリコット、さらにはモモと交配させる方が、真のサクランボと交配するよりも簡単である (Garley 1980; Kataoka et al. 1988)。dwarf cherriesは、果物の種類がプラムに似ています。dwarf cherriesを真のサクランボと一緒に系統配置することを支持する確固たる証拠はこれまでのところ見つかっていない。分子解析データは、P. mahaleb L. と P. maackii Rupr がCerasus 亜属の構成員であることをサポートしている。これらの2種は、散房花序が長いため、Padus 亜属のメンバーとして扱われた。 Prunus mahaleb は真のサクランボに似ていると報告されており (Krüssmann 1986)、亜属 Cerasus のほとんどの種と同様に2倍体であり (González Zapatero et al. 1988)、一方、調査された亜属 Padus の種はすべて4倍体である (Goldblatt and Johnson)。 1979–2012)。 P. maackii とサクランボの類似性は形態学によって裏付けられており (Li and Jiang 1998)、この種は Cerasus 亜属の種である Prunus maximo wiczii Rupr. と自然交雑種を形成できることが報告されている。亜属 Cerasus における種の相違は、重要ではないように思われる。これは、跳躍的種分化(quantum speciation)またはマーカーの低解像度が原因である可能性がある。種間交雑 (Ohta et al. 2007) は、この亜属の分類を複雑にしている。亜属はこの研究では十分に示されていなかったため、近い将来、亜属内の系統関係を解決するために、より広範な種のサンプリングとより多くの様々な遺伝子が使用されると期待される(参考11)。

Prunus subgen. Prunus(スモモ亜属) [Shi etc.(2013).]

(1) sect. Prunus(スモモ節)[旧スモモ亜属]: Old World plums:タイプ種はセイヨウスモモ( P. domestica)
 腋芽は単生。花期は早春。小花柄がある。花は葉のある新芽(シュート)にはつかない。核果は片側に溝がある。核は粗い。
約40種。
 P. blireiana – P. bokhariensis – P. cerasifera(ベニバスモモ=ミロバランスモモ) – P. cocomilia – P. consociiflora – P. domestica(セイヨウスモモ) – P. fruticans – P. ramburii – P. salicina(スモモ) – P. simonii(サイモンスモモ) – P. spinosa(スピノサスモモ) – P. ursina – P. ussuriensis(マンシュウスモモ) – P. vachuschtii
(2) sect. Prunocerasus(アメリカンプラム節)[旧スモモ亜属]: New World plums
 旧スモモ亜属の北アメリカ産種。
  P. alleghaniensis – P. americana(アメリカスモモ) – P. angustifolia – P. geniculata – P. gracilis – P. hortulana – P. maritima – P. mexicana – P. munsoniana – P. murrayana – P. nigra – P. orthosepala – P. rivularis – P. subcordata – P. umbellata
(3) sect. Armeniaca(アンズ節)[旧スモモ亜属]英名はapricots:タイプ種はアンズ(P. armeniaca)11種
 腋生の冬芽は単生。頂生の冬芽はない。小花柄は無いかまたは極短く、まれに長い。花は1~3個、葉のある新芽(シュート)にはつかない。核果は片側に溝がある。核は平滑、ザラつき、網目があり、または稀に穴がある。
 P. armeniaca(アンズ apricot) – P. brigantina(Alpine apricot) – P. × dasycarpa(紫杏 zi xing) - P. mandshurica(マンシュウアンズ) – P. mume(ウメ) – P. sibirica(モウコアンズ)
(4) sect. Microcerasus(ユスラウメ節)旧オウトウ亜属: bush cherries 22種
 サクラ亜属から移動された。
 P. alaica – P. albicaulis – P. bifrons – P. brachypetala – P. chorossanica - P. dictyoneura – P. erythrocarpa – P. erzincanica – P. glandulosa(ニワザクラ) – P. griffithii – P. griffithii var. tianshanica - P. hippophaeoides – P. humilis(コニワザクラ) – P. incana – P. jacquemontii – P. japonica(ニワウメ) – P. microcarpa – P. pogonostyla(タカサゴニワウメ) – P. pojarkovii(unplaced name, イラン、トルクメニスタン原産) – P. prostrata – P. pseudoprostrata – P. susquehanae – P. tomentosa(ユスラウメ) – P. verrucosa – P. yazdiana
(5) sect. Amygdalus(アーモンド節): almonds 26種
 P. amygdalus(ヘントウ=アーモンド) – P. arabica(Arabian wild almond) – P. argentea – P. brahuica – P. bucharica – P. carduchorum – P. cercocarpifolia – P. eburnea – P. elaeagrifolia – P. eremophila – P. erioclada – P. fenzliana – P. haussknechtii – P. kansuensis – P. korshinskyi – P. kotschyi – P. kuramica – P. lycioides – P. minutiflora – P. mongolica – P. sibirica – P. scoparia – P. spinosissima – P. trichamygdalus – P. turcomanica – P. webbii(syn. Amygdalus delipavlovii)
(6) sect. Persica(モモ節): peaches 6種
 P. davidiana(サントウ=ノモモ) – P. kansuensis – P. mira – P. mongolica – P. persica(モモ) – P. tangutica
 ※Sect. AmygdalusとP. sect. PersicaはときにPrunus subg. Amygdalus (モモ亜属)とされ、境界が明確でなく、P. spinosissima (とげのあるアーモンド) ,P. kansuensisや P. × hybrida(syn. P. persicoides=P. amygdalus × P. persica.) は両節に属す。このためsect. Amygdalus & sect. Persicaとすることもある。
(5&6) sect. Amygdalus(アーモンド節) & sect. Persica(モモ節)[旧モモ亜属 genus Amygdalus];タイプ種はアーモンド(P. amygdalus)
 腋芽は3個(中央に栄養芽、側部に 2個の花芽)。花期は早春。小花柄は無またはほぼ無。花は葉のある新芽にはつかない。核果は片側に溝がある。核は深い溝がある。
 P. amygdalus(アーモンド)、P. persica(モモ)、P. persica var. nectarina(ネクタリン)など
(7) sect. Emplectocladus(エムプレクトクラドゥス節): desert almonds
 アメリカ大陸に分布し、6種が含まれる。sect. Amygdalusに密接に関係する。
 P. cercocarpifolia – P. fasciculata(desert almond) – P. eremophila(Mojave Desert almond) – P. havardii(Havard's wild almond) – P. microphylla ( Mexican wild almond)– P. minutiflora(Texas wild almond)
 以下はまだ、不確定の節。
(8) sect. Chamaeamygdalus(シャマエアマイグダルス節)
 Prunus sect. Chamaeamygdalus Spach は、以前は Amygdalus-Persica クレードに含まれていたが、分子系統学的研究により、 Amygdalus-Persica クレードから除外されるべきであることが示された。この節における種の系統学的位置はまだ不明である。
 P. tenella(Russian almond) – P. petunnikowii
(9) sect. Louiseania(ルイゼアニア節)
 Prunus sect. Louiseania (Carrière) Yazbekにはアジアの2~3種が含まれる。flowering almondと呼ばれるが、アンズ節やユスラウメ節とより密接に関係する。
 P. pedunculata - P. triloba(オヒョウモモ) - Prunus ulmifolia(本種がこの節に属するかどうか、分子研究では未確認)
(10) sect. Penarmeniaca(ペナルメニアカ節)[旧バクチノキ亜属の一部]:タイプ種: Prunus pumila (sand cherry)
 北アメリカに分布する。ペナルメニアカ節はアメリカ大陸のプラムであり、P. texana(アメリカンプラム節) および旧世界種である P. tenella(sect. Chamaeamygdalus) の姉妹グループである。
 腋芽は3個。花期は早春。小花柄は長い。花は散房花序につき、葉のある新芽にはつかない。核果に溝がない。核は平滑。
 P. andersonii(desert peach) – P. fremontii(desert apricot) – P. pumila(dwarf cherry ,sand cherry)

アーモンド節(sect. Amygdalus) & モモ節(sect. Persica)
 [旧モモ亜属 genus Amygdalus]

  family Rosaceae - genus Prunus - subgen. Prunus - sect. Amygdalus & sect. Persica

 高木又は低木、落葉。枝は刺が無又は有。腋生の冬芽は(2または)3個つき、側芽は花芽、中央の芽は葉芽、頂部に冬芽がある。ときに、托葉がある。葉は単葉、互生し、ときに短小枝に束生し、若いときに二つ折り(conduplicate)。葉柄は普通2個の蜜腺があり、又はときに葉身の縁の基部につく。葉縁にはしばしば鋸歯がある。花序は短枝の腋につき、花が1(又は2)個つく。花は両性、放射相称、葉の展開の前又はまれに同時に開花する。花柄はほとんど無又は短い。花托筒は果時に落ちる。萼片は5個、覆瓦状。花弁は5個、ピンク色又は白色、花托筒の縁につき、覆瓦状。雄しべは15個~多数、花弁につく。花糸は糸状、離生。子房は上位、有毛、1室。胚珠は2個、並び、下垂する。花柱は頂生、長い。果実は核果、有毛、栽培種のAmygdalus persicaのいくつかは無毛、明瞭な縦の溝をもつ。果皮は肉質、割れず、又は乾いて熟したときに割れる。内果皮(核)は硬く、2バルブ、球形又は楕円形、普通、扁平、表面は溝があり、孔があり、しわがあり、又は平滑。
 世界に約32種があり、アジア中部、東部、南西部、ヨーロッパ南部に分布する。

旧モモ亜属(Amygdalus)の主な種と園芸品種

1 Prunus amygdalus Batsch ヘントウ 扁桃
  synonym Amygdalus communis L. []
  synonym Prunus dulcis (Mill.) D. A. Webb
  synonym Amygdalus amygdalus (Batsch) Frye & Rigg,
  synonym Amygdalus communis L. var. dulcis (Mill.) DC
 アジア南西部原産。中国名は扁桃 bian tao。英名はalmond , bitter almond , sweet almond。別名はアーモンド、アメンドウ、カラモモ。広く栽培されている。アーモンド節(sect. Amygdalus)に属す。
 高木又は低木、高さ (2~)3~6(~8)m。枝は直立又は水平に広がり、刺は無く、多数の短小枝をつけ、無毛、前年の小枝は帯褐色、古くなると灰褐色~灰黒色。冬芽は帯褐色、卵形、長さ3~5㎜、無毛。葉は様々、前年枝の葉は普通、互生し、短枝の葉はおおよそ、しばしば束生し、葉柄は長さ1~2(~3)㎝、無毛、先又は葉身の基部に2~4個の蜜腺がある。葉身は披針形~楕円状披針形、長さ3~6(~9)㎝×幅1~2.5㎝、若いときにわずかに軟毛があり、無毛になり、基部は広楔形~円形、縁には浅い密な鋸歯状、先は鋭形~短い尖鋭形。花は単生、葉の展開前に開花する。花柄は長さ3~4㎜、果時に長さ4~10㎜、無毛。花托筒は円筒形、長さ(5~)6~8㎜×幅3~5㎜、外側は無毛。咢片は広長楕円形~広披針形、長さ5~6㎜、外側は無毛、縁に短毛があり、先は鈍形。花弁は白色又は帯ピンク色、長楕円形~倒卵状長楕円形、長さ1.2~2㎝×幅0.7~1.1㎝、基部は狭くなり、狭い爪部となり、先は鈍形~凹形。雄しべは長さが不等。子房は密に綿毛がある。花柱は雄しべより長い。核果は斜めの卵形~長楕円状卵形、扁平、長さ3~4.3㎝×幅2–3㎝、密に短毛があり、基部はほとんど切形、先は尖るかやや鈍形。果皮は薄く、熟すと割れる。内果皮は黄白色~褐色、卵形~広楕円形~短い長楕円形、両側は非対称、長さ2.5~3(~4)㎝ 、硬く~脆く、原側の縫合は曲がり、±鋭い竜骨がある。背側の縫合は普通、真っすぐ、表面は平滑で孔があり、浅いうねが有又は無、基部は斜めの切形~球状の切形。種子は甘く又は長い。花期は3~4月。果期は7~8月。

2 Prunus davidiana (Carrière) Franch. サントウ 山桃
  synonym Amygdalus davidiana (Carriere) de Vos ex L.Henry
 中国原産。中国名は山桃 shan tao 。別名はシダレモウコアンズ、ノモモ。モモ節(sect. Persica)に属す。
 高木、高さ10m以下、樹幹は±広がる。樹皮は暗紫赤色、平滑。小枝は古くなると褐色、細く、直立、若い時に無毛。冬芽は赤褐色、卵形、長さ2~5㎜、無毛、先は鋭形。葉柄は長さ1~2㎝、無毛、普通、蜜腺がある。葉身は卵状披針形、長さ5~13㎝×幅1.5~4㎝、両面とも無毛、基部は楔形~円形、縁は鋭い又は鈍い鋸歯状、先は尖鋭形。花は単生、葉の展開前に開花し、直径2~3㎝。花柄はごく短~類無柄。花托筒は鐘形、外側は無毛。咢片は卵形~卵状長楕円形、紫赤色、花托筒とほぼ同長、外側は無毛、先は鈍形。花弁はピンク色、倒卵形~類円形、長さ1~1.5㎝×幅0.8~1.2㎝、先は鈍形、まれに凹形。雄しべは多数、花弁の長さに近い。子房は短毛がある。花柱は雄しべの長さより長いか又は同長。核果は帯黄色、球形~類球形~楕円形~長楕円形、直径2.5~3.5㎝、密に短毛がある。果皮は薄く、乾き、熟しても割れない。 内果皮は球形~類球形~楕円形~長楕円形、両側とも扁平にならず、表面は縦や横にうねがあり、孔があり、果皮から分離し、基部は切形、咲きは鈍形。花期は3~4月。果期は7~8月。
2-1 Prunus davidiana (Carriere) Franch. var. davidiana  
  synonym Amygdalus davidiana var. davidiana
  synonym Persica davidiana Carriére
  中国原産。中国名は山桃 shan tao 。森林、茂み、斜面、山の谷、荒地に生える。
 葉身は基部が楔形、縁は鋭鋸歯。 核果と内果皮はほぼ球形~球形。
2-2 Amygdalus davidiana var. potaninii (Batalin) T. T. Yu & L. T. Lu, Fl.
  中国原産。中国名は陕甘山桃 shan gan shan tao。疎林、斜面の雑木林に生える。  葉身は基部はが広楔形~円形、縁は鈍鋸歯。 核果と内果皮は楕円形~長円形。

3 Prunus persica (L.) Batsch  モモ 桃
  synonym Amygdalus persica L.
 中国北部原産。中国名は桃 tao。日本には古事記に記載があり、古い時代に渡来。モモ節(sect. Persica)に属す。
 高木、高さ3~8m、樹幹は広く、±水平に広がる。樹皮は暗赤褐色、古くなるとザラザラし、鱗状。小枝は緑色、日に当たる側は帯赤色、細く、無毛、光沢があり、多数の小さな皮目がある。冬芽はしばしば2又は3個、束生し、円錐形、短毛があり、咲きは鈍形。葉柄は頑丈、長さ1~2㎝、1~数個の蜜腺が有又は無。葉身は長楕円状披針形~楕円状披針形~倒卵状倒披針形、長さ7~15㎝×幅2~3.5㎝、下面は脈腋に少数の毛が有又は無、上面は無毛、基部は広楔形、縁は細かい~粗い鋸歯状、咲きは尖鋭形。花は単生、葉の展開前に開花し、直径2~3.5㎝。花柄はごく短いか無柄。花托筒は緑色、赤色を帯び、短い鐘形、長さ3~5㎜、外側は短毛があり、まれに類無毛。咢片は卵形~長楕円形、花托筒ととほぼ同長、外側は短毛があり、まれに類無毛、先は鈍形。花弁はピンク色又は白色、長楕円状楕円形~広倒卵形、長さ1~1.7㎝×幅0.9~1.2㎝。雄しべは20~30個、葯は紫赤色。子房は短毛がある。花柱は雄しべと同長に近い。核果は色が様々で、緑白色~橙黄色、普通、日の当たる側が赤色を帯び、卵形~広楕円形~扁球形、直径 (3~)5~7(~12)㎝、普通、長さに近く、密に短毛があり、ごく稀に無毛、腹側の縫合線が目立つ。果皮は白色~緑白色~黄色~橙黄色~赤色、多肉多汁、甘く~甘酸っぱく、芳香がある。内果皮は大きく、楕円形~類球形、両側が扁平、表面には縦と横のうねがあり、孔があり、果皮から離れ、又は密につき、先鋭形。種子は苦く、まれに甘い。花期は3~4月。果期は8~9月。2n=16
品種) 愛川中島 , あかつき , 暁 桃太郎 , あきぞら , 浅間白桃 , あぶくま , あまづくし , 阿部白桃 , アーリーゴールド , 一宮水蜜 , 一宮白桃 , 大久保 , 大光 ,黄貴妃 , 黄金桃 , 奥あかつき, おどろき , かぐや , 金山 , 加納岩白桃 , 川中島白桃 , 甘甘燦燦 , 勘助白桃 , 暁星(ぎょうせい) , 黄美娘(きみこ) , 黄ららのきわみ , きらり暁 , 光月 , 紅国見 , 河野白桃 , 高陽白桃 ,ゴールデンピーチ , さおとめ , 幸茜 , さくら , シーエックス , 清水白桃 , 春雷 , 白根白桃 , スウィート光黄 , スイートゴールド , 西王母 , 大寿密桃 , 滝ノ沢ゴールド , 武井早生白鳳 , 橘早生 , だて白桃 , 玉うさぎ , タマキ , ちよひめ , ちよまる , つきあかり , つきかがみ ,天津 , 桃紅 , 桃水 , 桃夭 , 富田白桃 , 友黄 , 長沢白鳳 , なつおとめ , なつっこ , 夏かんろ , なつき , 夏の陽 , 夏雄美 , 西尾ゴールド , 錦 , 白秋 , 白桃(本白桃) , 白鳳 , はつおとめ , はつひめ , はなよめ , 晩生川中島 , 日川白鳳 , ひなのたき , 秘味黄金 , ひめこなつ , ファースト・ゴールド , ふくえくぼ , ふくおとめ , ふくよか美人 ,フレーバーゴールド , 平成小町 , 紅川中島 , 紅清水 , 紅錦香 , 紅晩夏 , まさひめ , まどか , 丸田白桃 , みさか白鳳 , 美月 , 美晴白桃 , もちづき , やまなし白鳳 , 山根白桃 , ゆうぞら , 夕月 , 夢あさま , ゆめかおり , 夢富士 , よしひめ , ワッサー , 早生あかつき
 日本で主に生産されている品種はあかつき、白凰、川中島白凰、日川白凰、清水白桃
3-1 Prunus persiaの栽培品種群 ハナモモ 花桃
 花を観賞するために改良された栽培品種群。英名はhana peach。明和2年(1765年)の『花彙』にハナモモの図が初めて掲載される。岩崎灌園著の本草図譜に源平が掲載されている。江戸時代に多くの品種が作り出され、江戸時代後期には200種もの品種があったともいわれている。現在、品種開発はあまり行われていない。
 花期は3~4(~5)月。果実は小さく、直径5~6㎝。葉は長さ8~12㎝程度。
品種) 赤花シダレ桃 , 踊り子 , 霞の里 , 唐桃 , 関白(寒白桃), 寒緋桃 , 菊桃 'Kiku', 京舞妓 'Stellata' , 黒皮(黒川) , 黒川矢口 , 源平桃 , 源平シダレ桃 ,残雪枝垂れ , 照手白'Terutesiro'(ほうき立ち性、黄色がかった白色大輪花) , 照手紅 'Terutebeni'(ほうき立ち性、紅色大輪花), 照手桃(しょうしゅ) ,照手水密 , 南京桃 , ひなのたき , ひなの粧 , 箒(ほうき)桃 , バナンザピーチ , 矢口 'Yaguchi'(ピンクの八重)
‘矢口’
3-1-1 Prunus persia 'Kiku' キクモモ 菊桃

  synonym Amygdalus persica L. f. stellata (Siebold et de Vriese) H.Ohba et S.Akiyama

 花の観賞用に栽培されるハナモモの1種。別名はゲンペイキクモモ、ゲンジグルマ 源氏車。  花は濃紅色の八重咲き、花弁が細長く菊の花に似ている。花期は3月下旬~4月上旬頃。

3-2 Prunus persica (L.) Batsch f. compressa (Loudon) Rehder バントウ 蟠桃

  synonym Amygdalus persica L. var. compressa (Loudon) T.T.Yu et L.T.Lu

 中国原産。英名はflat peach , pinto peach
 果実が扁平、特有の甘味がある。
品種). 大紅蟠桃 , フェルジャル

3-3 Prunus persica (L.) Batsch var. nucipersica (Suckow) C. K. Schneid. ズバイモモ

  synonym Amygdalus persica L. var. nectarina W.T.Aiton
 英名はnectarine。別名はツバイモモ、ネクタリン、ツバキモモ(椿桃)、ヒカリモモ(光桃)、アブラモモ(油桃)。
 果実は無毛、赤色帯びる。桃には毛があり、毛桃ともよばれるが、ネクタリンは油桃(ゆとう)といわれる。外果皮の地色は品種により白色と黄色があり、現在、日本で栽培されている品種は黄色が多い。果実はモモよりやや小さく、中果皮(果肉)は赤紅色~黄色~白色、肉質は締まり、強い甘みと酸味があり、甘酸っぱい。
品種)サマークリルタル ,サニーエンジェル , シズクレッド , スイートトップ , ヒタチレッド , チヨダレッド, ヒラツカレッド , ファンタジア , フレーバートップ , メイグランド , はるこ , 秀峰 , 倉島 , 黎明 , 黎王 , 'Lord Napier' (F) , 'Zincal 8' (PBR) , 'Early Rivers' (F) , 'Nectared' (F) , 'Noracila' , 'Nectarjune' (PBR) (F) , 'Red Ryan' (F) , 'Queen Pearl' (PBR) (F) , 'Fire Gold' (F) , 'Nectavista' (PBR) (F) , Rubis = 'Necta Zee' (PBR) (F) , Crimson Gold (F) , 'John Rivers' (F) , 'Ruby Gold' (F), Queen Globe = 'Zai809nb' (PBR) , 'Nectabang' (PBR) (F) , 'Nectachief' (PBR) (F) , 'Nectatinto' (PBR) , 'Ivory Star' (PBR) (F) , 'Honey Kist' (PBR) (F) , Platinium' (PBR) , 'Nectajulie' (PBR) , 'Humboldt' (F) , 'Zincal 3' (PBR) , 'Donutnice' (PBR) (F) , 'Asfnbf0671' (PBR) (F) , 'Nectapi' (PBR) (F) , 'Garden Beauty' (F/d) , 'Rivers' Orange' (F) , 'Dorabelle' (PBR) , 'Sauzee King' (F) , 'Nectavanpi' (PBR) (F) , 'Grand Bright' (F) , 'Snow Queen' (F) , 'Nectarlam' (PBR) , 'Flatstar' (PBR) (F) , 'Dorafine' (PBR) , 'Nabrusca' (PBR) (F) , 'Nectarlight' (PBR) (F) , 'Madame Blanchet' (F) , 'Burnectnineteen' (F) , 'May Pearl' (PBR) (F) , 'Zailago' (F) , 'Pearl Time' (F) , 'Rivers Prolific' (F) , 'Earliglo' (F) , 'Asfnbf0774' (PBR) (F) , 'Moncante' (PBR) (F) , 'Nectadelicious' (PBR) (F) , 'Terrace Ruby' (F) , 'Asfnb0525' (PBR) (F) , 'Candysweet X' (F) , 'L.S.1' , 'Red Gold' (F) , 'White Glory' , 'Nectarreve' (PBR) (F) , 'Endogust' (PBR) (F) , 'Plablanec' (PBR) , 'Terrace Ruby Dwarf' , 'Fire Time' (F) , 'Pineapple' (F) , 'Nectarcrisp' (PBR) (F) , 'Early Blaze' (F) , 'Nectadiva' (PBR) , 'Armking' , 'Dorane' (PBR) , 'Asfnbf0680' , Nectadelice = 'Endogust' (PBR) (F) , 'Nectarnice' (PBR) (F) , 'Horizon' (PBR) , 'Sauzee Bel' (F) , 'Snow Baby' (F) , 'Nectafine' (PBR) (F) , 'Nectatop' (PBR) (F) , 'Nectarexquise' (PBR) (F) , 'Honey May' (F) , 'Crispdelice Sun' (PBR) (F) , 'Burnecteighteen' (F) , 'Necta Zee' (PBR) (F) , 'Harko' (F) , 'Asfnbf0688' (F) , 'Fuzalode' (F) , Honey Late = 'Zai827nj' (PBR) , 'Fantasia' (F) , 'Flatreine' (PBR) (F) , 'Burnectone' (PBR) (F) , 'Sugarred III' , 'Sunectwentytwo' (F) , 'Nectabelle' (PBR) (F) , 'Zai827nj' (PBR) , 'Nectarbondant' (PBR) , 'Red Bright' (F) , 'Nectarflora' (PBR) (F) , 'Pitmaston Orange' (F) , 'Nectasia' (PBR) , 'Cakelove' (PBR) , 'Prime Pearl' (PBR) (F) , 'Platireine' (PBR) , 'Elruge' (F) , Extreme Beauty = 'Pro C 329' (PBR) , 'Nectarjewel' (PBR) (F) , 'Pro C 329' (PBR) , 'Sugarred II' (F) , 'Violette Hative' (F) , Splendor = 'L.S.1' (F) , 'Nectarlove' (PBR) , 'Flavortop' (F) , 'Nectarella' (F) , 'Pearlicious V' (F) , Nectarruby' (PBR) , 'Cascade' (F) , 'Early Gem' (F) , 'Zai843nj'

4 Prunus triloba Lindl. オヒョウモモ 楡葉桃
  synonym Amygdalus triloba (Lindl.) Ricker [Flora of China]

  synonym Amygdalus triloba (Lindl.) Ricker var. truncata (Kom.) S.Q.Nie

 朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は榆叶梅 (yu ye mei)。英名はflowering plum , flowering almond。別名はシベリアザクラ。Flora of Chinaではモモ属としていたが、アンズ節やユスラウメ節とより密接に関係する不確定のルイゼアニア節(sect. Louiseania)に分類されている。
 低木、まれに高木、高さ2~3m。枝は広がり、当年の小枝は灰色~灰黒色、前年の小枝は灰褐色、無毛又は若いときにわずかに短毛があり、無毛になる。冬芽は褐色、長さ2~3㎜、先は鋭形。芽鱗は縁に短毛がある。短小枝の葉はしばしば束生し、前年枝の葉は互生。葉柄は長さ5~10㎜、短毛がある。葉身は広楕円形~倒卵形、長さ2~6㎝×幅1.5~3(~4)㎝、下面は短毛があり、上面は軟毛があるか又は無毛、基部は広楔形、縁は粗い鋸歯又は重鋸歯状、先は短い尖鋭形で普通、3裂。花は1又は2個、葉の展開前に開花し、直径2~3㎝。花柄は長さ4~8㎜、果時に5~10㎜、無毛又は初めに短毛がある。花托筒は広鐘形、長さ3~5㎜、外側が無毛又は微軟毛がある。咢片は卵形~卵状披針形、花托筒の長さにちかく、外側は無毛又は微軟毛があり、縁は先近くにまばらに小さな鋸歯がある。花弁はピンク色、類円形~広倒短径、長さ6~10㎜、先は鈍形~凹形。雄しべは25~30個、花弁より短い。子房羽は密に短毛がある。花柱は雄しべよりや長い。核果は類球形、直径1~1.8㎝、短毛があり、先は微突形。果皮は薄く、熟すと割れる。内果皮は類球形、±両側が扁平にならず、直径1~1.6㎝、表面には不規則な網芽があり、先は鈍形。花期は4~5月。果期は5~7月。
品種) 'Multiplex' (d) , Rosemund = 'Korros'

参考

1) Amygdalus in Flora of China @ efloras.org
 Amygdalus  
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=101512
2) GRIN
 Genus: Prunus L. subg. Amygdalus  
hhttps://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?type=subgenus&id=17845
3) Flora of North America
 Prunus persica  
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=242341609
4) Flora of China
 48. AMYGDALUS Linnaeus, Sp. Pl. 1: 472. 1753.  
http://flora.huh.harvard.edu/china/PDF/PDF09/Amygdalus.PDF