カワラマツバはキバナカワラマツバの白花品。
茎はヤエムラ属には珍しく、断面が円形、直立する。葉は長さ2~3㎝の線形、2個が対生し、同形の托葉がつき、6~10個の輪生となる(ヤエムグラ属の特徴)。葉の裏側に短毛が生え、茎にも細い毛が生える。葉脇から円錐花序を出し、多数の花をつける。花冠は直径約2㎜、黄色、4裂し、開出する。花冠の下の子房は無毛。2n=44
基本変種 var. verum はアジア、ヨーロッパに分布し、英名はyellow spring bedstraw という。葉は長さ1.5~3㎝。花は直径2~3㎜、黄色。日本にもあるとする見解もある。変種や亜種が多く、学名に諸説あり、分類が難しい。
キバナカワラマツバ var. asiaticum は日本、朝鮮、中国、ロシアに分布し、Flora of China では葉の長さが5~7㎝までになり、subsp.
asiaticum は葉の長さが長いものも含める見解があるとしている。