カラタネオガタマ 唐種招霊

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Flora of Mikawa

モクレン科 Magnoliaceae モクレン属

別 名 トウオガタマ 唐招霊
中国名 含笑花 han xiao hua
英 名 banana shrub
学 名 Magnolia figo (Lour.) DC.
Michelia figo (Lour.) Spreng.
Magnolia figo (Lour.) DC. var. figo
カラタネオガタマの蕾
カラタネオガタマの花
カラタネオガタマの花
カラタネオガタマの花柄
カラタネオガタマの幹
カラタネオガタマ
カラタネオガタマ葉表
カラタネオガタマ葉裏
花 期 5~6月
高 さ 2~4m
生活型 常緑低木
生育場所 神社、寺院、庭園
分 布 帰化種 中国原産(栽培種)
撮 影 蒲郡市西浦町  13.5.21
中国でも、栽培種と考えられている。江戸時代に渡来し、神社の境内、庭園などに植えられ、花時にバナナのような甘い香りがする。属はオガタマノキ属 からモクレン属に改められた。
 幹は灰褐色。枝や花柄に黄褐色の毛が密生する。葉は長さ4~10㎝、幅1.8~4.5㎝、狭長楕円形~倒卵状長楕円形、先は鈍く尖り、基部は楔形~広楔形。葉裏の脈上に褐色の圧毛があるほかはほぼ無毛。葉柄は長さ2~4㎜。花は直立し、甘い香りがあり、花被片が平開しない。花被片6個、長さ1.2~2㎝、幅0.6~1.1㎝、淡黄色、しばしば縁が赤色~紫色を帯び、肉質で厚い。雄しべと雌しべが多数螺旋状につく。雄しべは長さ7~8㎜。子房柄は長さ約6㎜、淡黄色の密毛がある。雌しべ群は長さ約7㎜。果実は長さ2~3.5㎝。2n=38
 紫色や赤色の強い園芸品種があり、変種も2種ある。
品種 'Stubbs Purple'は Port Wineより紫色が強い。
 品種 'Port Wine' は小型、普通高さ1.8m以下。花が紅色、ややえび茶色になる。
品種 'Purple Queen' は花が暗赤色、葉も濃色。
 var. skinneriana (Skinner's banana shrub) は全体に大きく、高さ9mにもなる。花が普通クリーム色、直径約7.5㎝と大きい。
 var. crassipes は花がローズ色~暗赤色。
 オガタマノキは在来種の常緑高木。花が白色~淡黄色、縁や基部が紫色を帯びる。花被片が12個。開花が2~4月。