カキノキ 柿の木

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Flora of Mikawa

カキノキ科 Ebenaceae カキノキ属

中国名 柿 shi
英 名 Chinese persimmon, Japanese persimmon, kaki, kaki persimmon, Oriental persimmon
学 名 Diospyros kaki Thunb. var kaki
カキノキ雄花序
カキノキ雄花
カキノキ雌花
カキノキの子房
カキノキの果実
カキノキの落ちた果実
カキノキ次郎柿の種子
カキノキ次郎柿の種子の表面
カキノキ
カキノキの葉
カキノキの葉裏
カキノキ葉紅葉
カキノキの葉裏
花 期 5~6月(果期 10~11月)
高 さ 5~15m
生活型 落葉高木
生育場所 山地の林内、林縁
分 布 帰化種 中国、台湾、ミャンマー原産
撮 影 豊橋市  16.5.14(花)
幸田町  12.10.4(果実)
古くから栽培され、山地に野生化している。野生のものは果実が球形に近く、渋い。栽培品種が多数ある。豊橋市(石巻地区)は次郎柿の生産量が日本一であり、西三河の幸田町は筆柿の生産量が日本の95%を占める。
 幹は茶褐色、樹皮が不規則に細かく割れる。若い小枝は黄褐色の毛が密生~無毛、ときに皮目がある。葉は楕円形~卵形~倒卵形、長さ(5)7~18㎝、幅(3)4~9㎝、全縁、葉表は無毛又はほぼ無毛、中脈に毛があり、側脈は5~7対、葉裏の全体に黄褐色の短毛がある。葉先は鋭形~鈍形、葉基部は鋭形~鈍形~円形。葉柄は長さ8~20㎜、ほぼ無毛。雌雄同株又は雌花のみ(栽培種の富有柿や次郎柿)。雄花は集散花序に3~5個つき、黄白色~白色~帯赤色、花冠が長さ6~9㎜、雄しべ16~24個、萼が小さい。雌花は単生し、花冠は黄白色、長さ9~16㎜、柱頭は4裂し、子房は無毛、萼が大きい。果実が直径3.5~8.5㎝(栽培種は10㎝以上になる大きいものも多い)。種子は扁円形(富裕柿)~広卵形(次郎柿)~長楕円形(筆柿)。
 ヤマガキ Diospyros kaki var. sylvestrisは山に自生し、栽培品種の接ぎ木の台木として利用されている。もともと日本に自生していたのか不明であり、中国原産とする説もある。栽培品種に比べ、葉が長さ7~13㎝と小形で黄褐色の毛が多く、小枝に密生する。雌花の子房に黄褐色の短毛が多い。果実は長さ2~5(普通3)㎝。
 マメガキ Diospyros lotus  中国原産。葉裏は淡緑色、白色の毛がある。葉柄は長さ3~10㎜。雄花は小さく、1~3個ずつ、雌花は1個ずつつく。果実は直径1.5~2㎝のほぼ球形、柿色~暗紫色に熟す。
 リュウキュウマメガキ(シナノガキ) Diospyros japonica 葉裏は緑白色を帯び、ほとんど無毛。葉柄が14~25㎜と長い。雄花は小さく、1~3個ずつ、雌花は1個ずつつく。果実は直径2~2.5㎝のほぼ球形、柿色~暗紫色に熟す。

カキノキ属

  family Ebenaceae - genus Diospyros

 高木又は低木、落葉又は常緑。頂芽は無い。小枝は先がときに刺になる。葉は互生、たまに微細な半透明の細点又は腺の穴をもつ。花は雌雄異株(dioecious)又は雌雄混株(polygamous)。雄花は腋生の集散花序につき、普通、当年小枝の基部につき、花後にすぐ落ちる。雄しべは4個~多数、しばしば対になり、2輪を形成する。子房は未発達。雌花は普通、単生、腋生。仮雄しべは1~16個、又は欠き、しばしば2裂する。萼は普通、3~5(~7)裂し、ときに切形。花冠はつぼ形又は筒形、3~5(~7)裂し、脱落性。液果は肉質~やや革質、普通、大きくなった宿存する萼をもつ。種子は1~10個(又はそれ以上)、しばしば側部が扁平。x=15。
 世界に約485種あり、汎熱帯性分布で、温帯地域まで広がる。

カキノキ属の種

1 Diospyros armata Hemsley ディオスピロス・アルマタ
 中国原産。中国名は瓶兰花 ping lan hua。
 高木、高さ5~13 m、半常緑~落葉。幹は胸高直径d.b.h. が50㎝以下。小枝は密に微軟毛があり少数のかなり長い毛をもち、普通、先端に細い不明瞭な刺をもつ。葉柄は長さ3~4㎜。葉身は狭楕円形、ときに菱状倒披針形、長さ1.5~6.5㎝×幅1.5~3㎝、薄い革質~革質、半透明の斑点があり、下面はごくまばらに脈上に長軟毛があり、上面は暗緑色、光沢があり、基部は楔形、縁はごく狭く外巻き、先は鈍形~円形~鋭形、側脈は7~8本対で上面に盛り上がり、網状細脈は緩く、不明瞭。雄花は小さな散房花序状の集散花序につき、芳香がある。花冠は白色、つぼ形、長さ4~5㎜、綿毛がある。果時の萼は基部近くまで分裂し、外側にまばらに剛毛があり、内面は無毛、裂片は4個、広がり~わずかに後屈し、披針形~卵形、長さ9~12㎜×幅4~5㎜、縁はわずかに外巻きする。液果は黄色、球形、直径約2㎝、剛毛がある。花期は4~5月。果期は8~12月。

2 Diospyros cathayensis Steward シセントキワガキ 四川常盤柿
 中国原産。中国名は乌柿 wu shi。別名はタマフリノキ(魂振りの木)。
 常緑小高木。高さ2~10m、幹は胸高直径30~80㎝になる。よく見られるのは高さ2~4m。枝は褐色、有毛、目立たない細い刺がある。葉柄は長さ2~4㎜、有毛。葉は互生し、長さ4~9(11)㎝×幅1.5~3.6㎝の長楕円形、全縁、薄い革質、基部は楔形、葉先は尖るかわずかに鈍形。葉表は光沢があり、葉裏は淡色、側脈は10~12対、両面に盛り上がる。雌雄異株。雄花は円錐花序につき、小花柄は長さ6~11㎜。萼は4深裂し、毛が密生する。裂片は長さ1.5~3㎜、三角形。花冠は淡黄色、長さ5~7㎜、つぼ形、両面有毛、裂片は4個、反曲する。雌花は単生する。萼片は4裂し、長さ約1㎝、有毛。花冠は白色、筒部は長さ約5㎜、裂片4個、雄しべ6個、子房は長軟毛がある。果時の果柄は細く、長さ2.5~4(6)㎝と長く、萼片は果時に基部から分かれ、長さ(1)1.2~2(2.5)㎝×幅0.5~0.9(1.1) ㎝の披針形、革質。果実は長さ1.5~3㎝の球形~卵形、黄色(日本で見られるものは橙色)に熟し、まばらに毛がある。果実は甘く、渋味がなく、種子が4個ほど入る。種子は長さ1.6~2㎝×幅7~8㎜の長楕円形。花期は5~6月。果期は10~11月。

3 Diospyros discolor Willd. ケガキ 毛柿
  synonym Diospyros philippensis (Desr.) Gurke [Flora of China]
 台湾、インドネシア、フィリピン原産。中国名は异色柿 yi se shi。標高0~200mの海岸林に生える。
 常緑高木、樹高は20m。樹皮は暗褐色。小枝は若いときは緑色で、絹毛があり、灰色の無毛になる。冬芽は絹毛がある。葉柄は長さ0.5~1.7㎝、丈夫で、密に毛が生ある。葉身は長円形~長円状楕円形、長さ(7.5~)20~30㎝×幅(3.5~)7~11㎝、革質、若い時に下面に絹毛~伏毛があるが、粉白色になり、無毛、小さいが鋭い境界のある陥没腺が側脈と中肋から3~12㎜の間に散在し、上面は無毛、乾くと下面は帯灰色で、上面は褐色、基部は円形~浅い心形、先は尖鋭形~鋭形、または稀に鈍形、側脈は片側に10~14本またはそれ以上 不明瞭、網状の細脈はほとんど見えない。雄花は(1~)3~7個の花がつく絹毛のある集散花序または総状花序で、芳香がある。小花柄は長さ1~7㎜、密に絨毛がある。萼は密に絨毛があり、萼裂片は4個あり、長円形。 花冠は白色、壺形、外側にはわずかに毛がある。花冠裂片は4個、反り返る。雄しべは24本。雌花は単生で、雄花に似ていて、ほぼ無柄。仮雄しべは明らかに無い。花柱は明瞭に3分岐する。果実は無柄。果時の萼は直径1.4~2.8㎝、外側に密に絹毛があり、萼片は4個、反曲し、長円形、長さ1~1.5㎝、絨毛がある。液果は赤色~ピンク色、球形、直径約8cm、8~10室、密に錆び色~帯黄色または灰色の絨毛がある。種子は暗褐色で、薄い淡色の皮があり、3面があり、約・長さ2.7㎝×幅1.4㎝×厚さ1.4㎝。花期は3~5月。果期は11月。
4 Diospyros diversilimba Merr. et Chun カイナンヤマガキ 海南山柿
 中国(広東省南西部、海南省)原産。中国名は光叶柿 guang ye shi。丘の上、小川のそば、藪の中の開いた森に生える。
 低木または高木、高さ15mまで。 幹の直径は35㎝ d.b.h.。小枝は黄褐色で細く、灰白色の毛があり、先端には細い不明瞭な棘がある。葉柄は長さ4~5㎜、細く、有毛または無毛。葉身は楕円形~長円形、長さ3~9㎝×幅1.5~3.3㎝、紙質、無毛、乾くと緑色で、暗色の細い細脈があり、基部は浅い心形、まれに円形~心形、先は鈍形~鈍い尖鋭形、ときにノッチがあり、側脈は各側に4~6本あり、細い網状脈は緩く不明瞭。 雄花は見られない。雌花は単生し、芳香がある。小柄柄は長さ5~10㎜、毛がある。萼筒は長さ約2mm、萼裂片は4個、卵形、約・長さ(5~)8㎜×幅4㎜、両面に微軟毛がある。花冠は鐘形、長さ約8㎜、花冠筒部は長さ約4㎜、花冠裂片は4個、広卵形、無毛。仮雄しべは8個。子房は無毛。果時の小花柄は長さ5~10㎜、細く、無毛になる。果時の萼片は4個、反り返り、長円状卵形、長さ約7㎜×幅4~5㎜。液果は黒色、球形、直径約1.5cm、4室、無毛。花期は4~5月。花期は10月。

5 Diospyros ebenum J.Koenig コクタン 黒檀
 インド、アンダマン諸島、ニコバル諸島、スリランカ原産。英名はCeylon ebony。標高 0~10mの荒れた地面、荒れた場所に生える。
 高木、高さ20(~30)mまで。樹皮は暗灰色~黒色で、浅い溝があり、うねの頂上から長方形の片に剥がれる。葉は宿存する。葉柄は長さ0.4~0.6(~0.8)㎝。 葉身は暗緑色、上面に光沢があり、楕円状披針形~卵形、長さ6~10(~15)㎝×幅(2~)3~5㎝、質が薄く、先は円形~鈍形、またはほとんど短く尖り、下面は無毛で葉の基部の蜜腺(basilaminar glands)はない。花序は単生の花、または3~15個の花をつける集散花序であり、当年の季節の小枝に生じる。花は長さ1.2~1.8㎝。萼片4個。花弁4個。雄しべは16(~32)本。 葯は全長に沿って裂開する。雌花は8個の仮雄しべを持つ。花柱は4個、柱頭近くに合着する。子房は無毛。液果は黒色、粉白ではなく、扁球形~球形、直径(3~)4~5㎝、無毛。 種子は褐色~黒色、三稜形状楕円形、長さ1.5㎝まで。2n=30。花期は4~5月。果期は6~8月。
 黒檀は、最高級の漆黒黒檀(jet black ebony)の歴史的な源である。鳥が好む小さな柿の実を結ぶため、アメリカでは熱帯南部のフロリダの限られた範囲で定着し、観賞用に栽培されている。 マレー半島で栽培されている。

6 Diospyros ferrea (Willd.) Bakh.  ヤエヤマコクタン 八重山黒檀
  synonym Diospyros vera (Lour.) A.Chev.   [The Plant List]
  synonym Diospyros egbert-walkeri Kosterm  [YList auct. non].
 日本(鹿児島県、沖縄、薩南諸島)、台湾、インド、カンボジア、ラオス、タイ、マレーシア、オーストラリア原産。中国名は象牙树 xiang ya shu。別名はリュウキュウコクタン、ヤエヤマクロキ。標高0~500mの海岸沿いの常緑広葉樹林に生える。
 低木または小高木、ときに横たわり、高さ5m以下、常緑。小枝は帯灰色、軟毛~粗毛があり、無毛になる。冬芽は帯褐色の毛~粗毛がある。葉柄は長さ4~5㎜。 葉身は長円形、長円状倒披針形、または楕円形、ときに倒卵形、長さ2~4(~8)㎝×幅1~2(~3)㎝、革質、無毛、またはほぼ無毛、基部は漸尖形~鈍形、先は円形 側脈は各側に5~7本あり、通常は目立たず、ほとんど見えない網状脈があり、ときに上面に隆起する。雄花序は花が13個つき、密に伏毛がある。小花柄は非常に短いか、ほとんど無い。萼は杯形、長さ2.5~3.5㎜、密に毛がある。萼片は3個あり、直立し、平らで、萼筒の長さの約1/2の長さ、先は円形。花冠は壺形、長さ6~8.5mm。花冠筒部は長さ4~5mm、外側には部分的に密に絹毛があり、内側は無毛。花冠列片は3個、広がり、長さ2~3.5㎜×幅1.5~2㎜、先は円形。雄しべは(5~)8本、しばしば部分的に花冠筒部から突き出てる。退化した雌しべ(pistillode)は密に粗毛がある。雌花は無柄またはほぼ無柄。萼片は3~5個、縁毛があり、外側は綿毛がある。子房は3室、密に粗毛があり、まれに無毛になる。果実は単生、ほぼ無柄。果時の萼は椀形、約・長さ3㎜×幅6㎜、有毛または無毛。萼裂片は3(~5)個、萼筒より短く、先は円形。液果は楕円形、長さ8~13㎜×幅約8㎜、3室があり、細かい微軟毛があり、成熟すると無毛になる。種子は1~3個、ほとんどが黒色、円筒形、しばしば片面が平ら、約・長さ8㎜×幅3.5mm。果期は9月。

7 Diospyros eriantha Champ. ex Benth. ヤワラケガキ
 日本(与那国島)、中国、台湾(広東省、広西チワン族自治区、海南省)、ラオス、ミャンマー、ベトナム、インドネシア原産。中国名は乌材 wu cai 。標高0~500mの鬱蒼とした森林、斜面、開かれた谷に生える。
 高木または低木、高さ2.5~15m、常緑樹、多くの部分が錆色の伏した剛毛(strigose)がある。 幹の太さは 30㎝ d.b.h.。 枝には光沢がある。 冬芽は卵形で、芽鱗には褐色の伏した剛毛があり、縁は無毛。葉柄は長さ5~6㎜、密に褐色の伏した剛毛がある。葉身は長円状披針形、長さ5~15㎝×幅1.8~4㎝、紙質、中肋と下面の大きな葉脈の上に褐色の伏した剛毛を除いて無毛、乾くと下面は褐色、上面はしばしば帯黒色または帯灰色になり、基部は円形~楔形、先は尖鋭形、側脈は片側あたり4~7(~8)本、網状細脈はほとんど横方向で、下面では不明瞭に隆起~±目に見えない。雄花は 1~3個の花がある集散花序につき、ほぼ無柄で、萼の基部は重なり合う卵形の苞によって隠される。萼片は4個。 花冠は白色、狭い壺形で、全体で長さ1~1.2㎝、外側は密に伏した剛毛があり、内側は無毛。 花冠裂片は4個、披針形、長さ4~5㎜×幅約2.5㎜、先は長い尖鋭形~尾状。雄しべは14~16本。 雌花は単生。小花柄が非常に短い。萼は長さ約5㎜。萼片は4個あり、両面に伏した剛毛がある。花冠はクリーム白色で、高杯(たかつき)形(salver-shaped)。花冠裂片は4個、外側には伏した剛毛があり、内側は無毛。仮雄しべは4~8個。子房は密に伏した剛毛がある。花柱は基部に伏した剛毛がある。果時の萼は長さ0.8~1.2㎝、まばらに伏した剛毛がある。萼片は4個、直立~広がり、披針形~卵形、長さ6~8㎜×幅4.5~7㎜、先はほぼ鋭形。液果は紫色、卵形、長さ1.2~1.8㎝×幅0.5~0.8㎝、4室があり、伏した剛毛があり、わずかに無毛になる。種子は4個。花期は7~8月。果期は10~2月。

8 Diospyros japonica Siebold et Zucc. リュウキュウマメガキ 琉球豆柿
  synonym Diospyros kuroiwae Nakai  リュウキュウマメガキ

  synonym Diospyros japonica Siebold et Zucc. f. pseudolotus Hatus.

  synonym Diospyros glaucifolia Metcalf var. brevipes S.K.Lee
 日本(本州の関東以西、四国、九州、沖縄、中国原産。中国名は山柿 shan shi 。別名はシナノガキ 信濃柿。
 落葉高木。高さ5~10(15)m。幹は灰褐色、皮目があり、成木の樹皮は縦に浅く裂ける。葉は長さ7.5~17.5㎝、幅3.5~7.5㎝、葉裏は粉白色を帯び、ほとんど無毛。主脈脇と葉脈上にはまばらに毛がある。側脈は7~8対。紅葉せずに一部黒くなって落葉する。葉柄は12~25㎜と長い。雌雄異株。雄花は2個(1~3個)ずつ対につくことが多く、花柄が長さ約2㎜、小花柄(花梗)は長さ約1㎜。雄花の花冠はやや細く、先が4裂し、裂片が黄色~橙赤色を帯びる、萼片も4裂し、小さい。雄しべは16個。雌花は黄色を帯び、1個又は2~3個の房につく。花冠は長さ約7㎜、筒部は長さ約5㎜。柱頭は4裂し、裂片の先がさらに小さく2裂する。子房は無毛。萼は4裂。果柄は長さ2~3㎜、果時の萼は直径1.3~1.6㎝。果実は直径1.5~2(3)㎝の球形~扁球形、橙黄色~橙赤色に熟す。種子は長さ9~12㎜(実測最大:15)、幅4.5~6.5㎜、厚さ2~3㎜、扁平な歪んだ惰円形、光沢のある褐色、表面に微細な流線状の荒れがある。花期は6月。果期は10~11月。2n=30。

 【野生のシナノガキ、マメガキ、ヤマガキの区別】
(1) シナノガキ(リュウキュウマメガキ) Diospyros japonica
 若枝が無毛。開花期の萼片幅が1~3㎜。葉は下面が無毛、淡く粉白または白味を帯びる。果実期の萼片は萼の長さの約1/2 。果実は黄色に熟す。
(2) マメガキ Diospyros lotus var. laevis
 若枝が無毛。開花期の萼片幅が1~3㎜。葉は下面が淡緑色でまばら~やや密に毛があり、とくに中肋基部に密生する。果実期の萼片は萼の長さの約2/3 。果実は黒色に熟す。
(3) ヤマガキ Diospyros kaki var. sylvestris
 若枝に密毛がある。開花期の萼片幅が5~10㎜。

9 Diospyros kaki Thunb. カキノキ 柿の木

  synonym Diospyros roxburghii Carriere(インド東北部からインドシナ半島)

  synonym Diospyros chinensis Blume
 中国、台湾、インド、ベトナム原産の栽培種。中国名は柿 shi。英名は Chinese persimmon, Japanese persimmon, kaki, kaki persimmon, Oriental persimmon。
 落葉高木。高さ5~15m。幹は茶褐色、樹皮が不規則に細かく割れる。若い小枝は黄褐色の毛が密生~無毛、ときに皮目がある。葉は楕円形~卵形~倒卵形、長さ(5)7~18㎝×幅(3)4~9㎝、全縁、葉表は無毛又はほぼ無毛、中脈に毛があり、側脈は5~7対、葉裏の全体に黄褐色の短毛がある。葉先は鋭形~鈍形、葉基部は鋭形~鈍形~円形。葉柄は長さ8~20㎜、ほぼ無毛。雌雄同株又は雌花のみ(栽培種の富有柿や次郎柿)。雄花は集散花序に3~5個つき、黄白色~白色~帯赤色、花冠が長さ6~9㎜、雄しべ16~24個、萼が小さい。雌花は単生し、花冠は黄白色、長さ9~16㎜、柱頭は4裂し、子房は無毛、萼が大きい。果実が直径3.5~8.5㎝(栽培種は10㎝以上になる大きいものも多い)。種子は扁球形(富裕柿)~広卵形(次郎柿)~長楕円形(筆柿)。花期は5~6月。果期は10~11月。2n=60 ,90 ,135。

9-1 Diospyros kaki Thunb. var. sylvestris Makino ヤマガキ 山柿

 日本の山に自生し、栽培品種の接ぎ木の台木として利用されている。もともと日本に自生していたのか不明であり、中国原産とする説もある。栽培品種に比べ、葉が長さ7~13㎝と小形で黄褐色の毛が多く、小枝に密生する。雌花の子房に黄褐色の短毛が多い。果実は長さ2~5(普通3)㎝。
 若枝に密毛があり、開花期の萼片幅が5~10㎜。マメガキやシナノガキに似た渋柿。

10 Diospyros kotoensis T.Yamaz. コウトウガキ
 台湾原産。中国名は兰屿柿 lan yu shi。標高0~500mの海岸沿いの常緑広葉樹林に生える。
 高木、高さ8mになる。小枝は無毛。 葉柄は長さ3~5㎜。 葉身は長円状楕円形~披針形、長さ4~6.7㎝×幅1.5~3㎝、±革質、無毛、乾燥すると鈍色~黒緑色、基部は楔形、先は鈍形、側脈は各側に6~8本、網状脈はわずかに盛り上がり、ほとんど見えない。雄花は3~5個の花のある無毛の集散花序につき、小花柄が非常に短い。萼は無毛、萼片は4個、卵形、約・長さ1.5㎜×幅1㎜、外側に微細な繊毛がある。花冠は壺形、無毛、裂片は4個。 雄しべは12本、花糸は無毛。 雌花は不明。 果実は単生。果時の小花柄は約3㎜、無毛。果時の萼は深く裂ける。 直径約1cm、無毛。萼片は4個あり、強く後屈し、卵形、約・長さ5㎜×幅4㎜。液果は球形~卵形、長さ1.3~1.5㎝×幅1.1~1.3㎝、無毛。 種子は2個、帯褐色、わずかに背腹側が扁平、約・長さ9㎜×幅4.5~5㎜×厚さ約4㎜。果期は2月。

11 Diospyros lotus L. マメガキ 広義
 朝鮮、中国、ネパール、パキスタン、中国、南西アジア、西アジア(、ヨーロッパ南部)原産。中国名は君迁子 jun qian zi
 落葉高木。樹皮は黒色~灰褐色。葉柄は長さ0.7~1.5㎝。葉身は楕円形~卵状長円形、長さ 5~13㎝×幅2.5~6㎝、類膜質、下面は乾くと緑色又は粉白色で暗色の細脈をもち、基部は鈍形~楔形~ほぼ円形、先は尖鋭形~鋭形、側脈は7~10対、網状細脈ははっきり見え、平らで暗色。雄花は1~3個、集まってつく。花柄は長さ6㎜以下。萼片は4(又は5)個。花冠は赤黄色~淡黄色、つぼ形、長さ約4㎜、花冠裂片は4個。雄しべは16個。雌花はほぼ無柄、淡緑色~帯赤色。萼片4個。花冠はつぼ形、長さ約6㎜。花冠裂片は4個まれに5個。仮雄しべは8個。子房は8室、先を除いて無毛。花柱は4本。果期の萼片は4個、卵形、先は鈍形。液果は淡黄色、帯青黒色になり、白粉で覆われ、ほぼ球形~楕円形、直径1~2㎝。種子は褐色、扁平、約・長さ10㎜×幅6㎜。花期は5~6月。果期は10~11月。2n=30。
11-1 Diospyros lotus var. lotus
 基準変種。高さ30m以下。胸高直径1.3m以下、葉身は無毛、ときに下面の主に脈上に軟毛がある。
11-2 Diospyros lotus var. mollisima C. Y. Wu
 中国に分布。標高1000~2500mに生える。中国名は多毛君迁子 duo mao jun qian zi 。
 高さ13m以下。小枝と葉身の両面に密に微細な絨毛がある。

11-3 Diospyros lotus L. var. laevis H.Ohba et S.Akiyama マメガキ 豆柿

 日本に分布。中国の東部にも分布。
 葉柄と葉身に毛が少なく、時に無毛となる。その部分に明瞭に毛を多く生じる他地域のマメガ キとは若干異なる。無毛で開花期の萼片幅が1~3㎜。
11-4 Diospyros lotus L. var. brideliifolia (Elmer) Ng
 フィリピンに分布。標高1400mの山岳林に生える。萼裂片に密毛を生じるもの。

12 Diospyros maritima Blume リュウキュウガキ 琉球柿
 日本(沖縄)、中国、台湾、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピン南西アジア、太平洋諸島、オーストラリア原産。中国名は海边柿 hai bian shi
 高さ3~12m、常緑。若いシュートは黄褐色、無毛。冬芽には絹毛がある。葉柄は長さ約1㎝。葉身は長円状楕円形~披針状長円形、長さ7~17㎝×幅3~8㎝、革質、ときに、若い時に下面に軟毛がある以外は無毛、葉柄近くに2(~4)個の腺体をもち、先は鈍い尖鋭形、側脈は約7対、網状細脈は細く、不明瞭。花序は基部に苞がある。雄花は集散花序に2~3個つく。花柄は短く、太い。萼は長さ約3.5㎜、密に全体に絹毛がある。萼片は4個、三角形、萼筒よりわずかに長い。花冠はつぼ形、長さ約1.6㎝、花冠筒部は長さ約9㎜、外側に密に伏毛がある。花冠裂片は3又は4個、長円形、約・長さ7㎜×幅4㎜、外側の右半分に密に絹毛があり、他はほぼ無毛、先は円い。雄しべは16個。花糸には粗毛がある。退化雌しべには粗毛がある。雌花は単生、無柄。萼片は4個、両面に絹毛がある。花冠は外側に絹毛があり、内側は無毛。仮雄しべがある。子房は8室、さび色の毛がある。果時の萼は直径約2㎝、萼片は4個、不明瞭、後屈する。液果は橙色、扁球形、直径1.5~3㎝、8室があり、柱頭の基部以外は熟すと無毛。

13 Diospyros morrisiana Hance  トキワガキ 常盤柿

  synonym Diospyros nipponica Nakai
 日本(本州の伊豆半島以西)、中国、台湾、ベトナム原産。中国名は罗浮柿 luo fu shi。別名は トキワマメガキ、タイワンマメガキ 。和名は葉が常緑であることから。材質が黒くなり、床の間などに使われる。開花はリュウキュウマメガキより遅い。
  常緑小高木。高さ 8~10(20)m。幹は古くなると黒色になり、樹皮が不規則に鱗片状に剥がれる。葉は互生し、長さ5~12㎝×幅2~3.5㎝の長惰円形、全縁、革質で無毛、先は尖り、基部は楔形。葉柄は長さ5~10㎜。雌雄別株。新枝の葉腋に下向きに花をつける。花冠は淡黄色~白色、長さ約8㎜の鐘形、先が4裂し、反り返る。雄花は2~3個、散状につき、雄しべが16個。雌花は1個ずつつき、雌しべ1個と退化した雄しべ4個がある。萼は小さく、裂片は反り返らない。果実は直径15~22㎜の扁球形、熟すと黄色~暗褐色になる。種子は長さ10~14㎜の惰円形。2n=30。花期は7月。果期は12月~1月。

14 Diospyros oldhamii Maxim. オルドガキ

  synonym Diospyros oldhamii Maxim. f. ellipsoidea (Odash.) H.L.Li

 日本(西表島、石垣島、与那国島)、台湾原産。中国名は红柿 hong shi。標高約1000mの広葉樹林に生える。
 落葉小高木。小枝は赤褐色、無毛。葉柄は長さ1~3 cm。 葉身は広針状、長さ10~15㎝×幅5~6㎝、ほぼ膜質、両面は無毛または点在する毛があり、下面は乾くと、淡色の地に対照的な暗色の細脈がある。上面は褐色、両端は鋭形~鈍形、縁はときに不明瞭な小円鋸歯があり、側脈は片側に4~6(~7)本あり、最も顕著な葉脈は葉先近くまで伸び、網状細脈は平らではっきり見える。雄花は1~7個の花のある集散花序につく。花序柄は長さ4㎜まで。小花柄は長さ約5㎜、無毛。 萼は花冠の長さの1/2以下の長さで無毛。萼片は4個、三角形、萼筒より長く、約・長さ1.5㎜×幅1mm。花冠は無毛、つぼ形、長さ8~10㎜。花冠裂片は4個、幅2~3㎜、先は円形。果実は単生、無柄。果時の萼はほぼ正方形、直径約1.4cm、外側にはまばらに白色の伏毛があり、内側は密に栗褐色の絹毛があり、萼裂は4個。液果は扁球形(depressed globose)~楕円形、長さ2~3.5㎝×幅2~2.8㎝、8室があり、無毛、先は尖頭形。種子は褐色、扁平な長円形、長さ約1.1㎝。花期は7~10月。

15 Diospyros oleifera Cheng アブラガキ 椑柿
 中国(安徽省、福建省、広東省、広西チワン族自治区、湖南省、江西省、浙江省)原産。中国名は油柿 you shi。
 カキノキに似るが若枝、葉、萼の背面に淡い黄褐色の毛がある。葉身には7~9 対の側脈がある。雌花は雄しべは仮雄しべ、雌しべは有毛。果実は果皮、果肉とも暗黄色、果皮には軟毛があり、粘質物が分泌される。(参考6)
 落葉高木、高さ14mまで、多くの部分が灰色~灰黄色~灰褐色の毛がある。樹皮は暗灰色~褐色で、大きく薄い薄片状に剥がれ、その下に±白色の樹皮が現れる。枝はまばらに絨毛があるか無毛になる。葉柄は長さ6~10 mm。 葉身は長円形~長円状披針形、稀に倒卵形、長さ6.5~17㎝×幅3.5~10㎝、紙質、基部は円形~ほぼ円形でわずかに斜め、側脈は片側に7~9本ある。花はときに雌雄混株(polygamous)。 雄花は 3~5(またはそれ以上)の花がある集散花序につき、長さ約8㎜。萼片は4個。花冠裂片は4個、縁毛がある。雌花の萼は中間まで切れ込む。花冠は長さ約1.5㎝、毛があり、まばらに絨毛のあるうねが4本ある。仮雄しべは12~14個、絨毛がある。子房は絨毛が密にある。液果は暗黄色、卵形~扁球形、長さ4.5~7㎝×幅約5(~8)㎝、8(~10)小室があり、柔らかい毛がある。花期は4~5月。果期は8~10月(Flora of China)。

16 Diospyros rhombifolia Hemsl. ロウヤガキ 老鴉柿
 中国原産。中国名は老鸦柿 lao ya shi 。別名はツクバネガキ(衝羽根柿)
  落葉小高木 。高さ5~8m。幹は淡褐色~灰色。小枝は毛があり、目立たない刺状の先になる。短い葉の無い刺があるのが特徴。葉柄は長さ2~4㎜。葉は長さ4~8.5㎝、幅1.8~3.8㎝、紙質、先は尖り、基部は楔形。葉裏は淡色、圧毛があり、葉表は暗緑色、黄褐色の毛が脈上にあり、縁に毛がある。側脈は5~7対。雌雄異株。雄花は多数つき、花柄が長さ約7㎜。萼は4裂し、萼片は小さい3角形。花冠は凹形、長さ約4㎜。雄しべ16個。雌花は花柄が長さ約18㎜。萼は基部近くまで4深裂し、長さ約10㎜の披針形。花冠は白色、凹形、4裂する。果実は単生し、果柄は長さ1.5~2.5㎝になり、果時の萼片は開出~反曲し、長さ1.6~2㎝、幅約0.5㎝。果実は熟すと、橙色になり、幅約2㎝、楕円状、先が尖る。渋く食用には向かない。種子は褐色、1~4個入り、長さ約1㎝。雄株がないと結実しない。花期は3~4月。果期は10~11月。

17 Diospyros strigosa Hemsl. アカケガキ 赤毛柿
 中国(海南)原産。中国名は毛柿 mao shi。密~開けた森林に生える。
 高さ8mまでの低木または小さな高木で、多くの部分に目立つ錆色の伏した剛毛(strigose)~直軟毛(pilose)がある。樹皮は暗褐色。葉柄は長さ2~4㎜。 葉身は長円形、長さ5~14㎝×幅2~6㎝、紙質~厚い紙質、下面はすべての葉脈と縁に赤褐色の直軟毛があり、上面は無毛で、通常は乾くと灰褐色になるが、ときに黒くなり、基部は切形~心形、先は鋭形~尖鋭形で、片側あたり7~10本の側脈があり、下面で凹み、網状脈が横方向にあり、上面に隆起する。花は単生。萼片は4個。花冠は高杯(たかつき)形(salver-shaped)、長さ7~10㎜、内側は無毛。花冠裂片は4個。雄花は12本の雄しべを持つ。雌花は糸状の仮雄しべ(staminodes)を持つ。子房は伏した剛毛がある。花柱は2本。果実は無柄。果時の萼片は4個、披針形、長さ7~10㎜×幅3~4㎜、先は鋭形。液果は乾くと褐色になり、球形~卵形、長さ1~1.5cm、4小室があり、褐色の直軟毛がある。種子は1~4個、暗褐色、±3面があり、約・長さ8㎜×幅3.7㎜×厚さ3.2㎜、先端が嘴の中に伸びる。花期は6~8月。果期は冬。

18 Diospyros vaccinioides Lindl. コケモモガキ
 中国(広東省、広西チワン族自治区、海南省)原産。中国名は小果柿 xiao guo shi
 常緑低木、高さ1~2m、よく分枝する。若い小枝や葉や冬芽に錆色の直軟状の毛がある。枝は無毛になる。葉柄は長さ長さ1mm、錆色の毛があり、無毛になる。葉身は楕円形~倒卵形、長さ2~4㎝×幅0.9~1.5㎝、革質、下面は若い時に中肋に沿って毛があるが、成熟すると無毛であり、上面は光沢があり、基部は鈍形~円形、縁はしばしば直軟毛の縁毛があり、先はほぼ鋭形で微突形、側脈は片側に約5~6本、脈は不明瞭か、またはわずかに凹む。雄花は単生、または集散花序につき、無柄。萼はほぼ基部まで分裂し、花冠とほぼ同長。萼片は4個、狭い披針形、褐色の直軟毛がある。花冠は鐘形、長さ約4.5mm。花冠裂片は4個、広がり、卵形、花冠筒部と同長、中肋は細く、直軟毛があり、先は尖鋭形。雄しべは16本。雌花は単生、萼と花冠は雄花に似ている。仮雄しべは4~8本、線形。子房は無毛。果実は単生。果時の小花柄は長さ1~2㎜、微軟毛がある。果時の萼は深く裂け、無毛、萼片は4個、広がり~緩く反り返り、三角状披針形、長さ約5mm。液果は黒色、球形、直径約1cm、無毛。 種子は(1~)2(~3)個、暗褐色、小さな嘴のある±半球形、約・長さ8㎜×幅6㎜×厚さ4㎜、微細な小しわがある。花期は5月。果期は秋~冬。

19 Diospyros virginiana L. アメリカガキ
 USA中南部~東部原産。英名は American persimmon , ommon persimmon , eastern persimmon , simmon , possumwood , possum apples , sugar plum。標高0~1100mの森林、季節的に浸水する低地、乾燥した尾根上、放棄された農地に生える。
 高木、高さ15~30(~40)mまで。 樹皮は暗赤褐色、深い溝があり、不規則なブロック状になり、薄片状に剥離しない。葉は落葉。葉柄は長さ0.7~1㎝。葉身は上面が暗緑色で光沢があり、広卵形~楕円形、長さ(5~)6~15㎝×幅2.5~8㎝、薄く、先は鋭形~尖鋭形、上面は無毛 (特に若い場合はまばらに毛がある)、葉の基部の蜜腺(basilaminar glands)は無い。花序は、花が単生、または2~3個の花のある集散花序につき、当年の季節の小枝につく。花は長さ1~2㎝。萼片4個。花弁4個。雄しべは16本。葯は全長に沿って裂開する。雌花は通常8個の仮雄しべを持つ。花柱は4本、基部で合着する。子房は無毛(頂部を除く)。液果は黄色~橙色または暗赤色(まれに紫色)、しばしば粉白になり、扁球形、球形、長円形、卵形または円錐形で、直径(2~)3~5(~7.5)㎝、無毛(頂部を除く)。 種子は赤褐色、楕円形、長さ約1.5㎝。 2n=60, 90。花期は3~6月。果期は8~12月。

参考

1) Atlas of Living Australia
 Diospyros
https://bie.ala.org.au/species/https://id.biodiversity.org.au/node/apni/2899238
2) Trees and Shrubs Online
 Diospyros
https://treesandshrubsonline.org/articles/wollemia/wollemia-nobilis/
3) College of Agricultural Sciences - Department of Horticulture
 Diospyros
https://landscapeplants.oregonstate.edu/plants/wollemia-nobilis
4)Plant Finder - Missouri Botanical Garden
 Diospyros
http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?taxonid=291688
5)Flora of China
 Diospyros
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=110299
6)The Journal of Japanese Botany Vol. 91 Suppl.: 293-313 (2016)
 カキノキ科カキノキ類論説
http://www.jjbotany.com/pdf/JJB_091_suppl_293_313.pdf