ホソアオゲイトウ 細青鶏頭

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Flora of Mikawa

ヒユ科 Amaranthaceae ヒユ属

中国名 绿穗苋 lü sui xian
英 名 slim amaranth, smooth pigweed, green amaranth
学 名 Amaranthus hybridus L.
Amaranthus patulus Bert. et Fiori.
ホソアオゲイトウ花穂
ホソアオゲイトウ花
ホソアオゲイトウ花序軸の縮れ毛
ホソアオゲイトウ茎
ホソアオゲイトウ葉表
ホソアオゲイトウ葉裏
ホソアオゲイトウ
ホソアオゲイトウ果実と種子
ホソアオゲイトウ葉
花 期 8~10月
高 さ 30~120(200)㎝
生活型 1年草
生育場所 畑地、草地
分 布 帰化種  北アメリカ、南アメリカ原産
撮 影 西尾市  09.8.25
明治時代に日本に渡来し、爆発的に増え、どこでも普通に見られる。茎は直立し、緑色~紅色を帯びる。葉は長さ(3)5~12㎝、幅(1)2~6㎝の卵形、葉表の色が淡く、表と裏の色の差がほとんどない。葉表には毛は少なく、裏面の脈上に毛がある。葉柄は長さ3~7㎝と長い。花穂(花序の小枝)は長さ2.5~7(12)㎝、幅0.5~1㎝の緑色円柱状。雌雄同株、雄花と雌花が混在する。雄花の花被片5個、長さ2~3㎜、雄しべ5個。雌花の花被片5個、長さ1.5~2.5(3)㎜の鉾状惰円形~線形、1個が長いことがある。柱頭3裂。胞果は長さ1.5~2.2㎜、熟すと帽子が取れるように横に裂開する。小苞の長さは花被片の約1.5倍。種子は直径0.9~1.4㎜、光沢があり、白色を帯びた象牙色~赤褐色~黒色。2n=24,32,33,34
 花穂は普通、緑色だが、紅紫色になるものがあり、ムラサキアオゲイトウと呼ばれている。
 類似のアオゲイトウは花穂が太く、花被片がさじ形で、胞果より著しく長いのが特徴。小苞も花被片の1.5~3倍長である。
 オオホナガアオゲイトウも花被片がさじ形だが、雌雄異株であり、全体に大型で、著しく花穂が長い。
 ホナガアオゲイトウは最近、イガホビユと混同されていたものではないかといわれている。イガホビユは小苞の長さが花被片の約2倍あるが、花被片はさじ形ではない。
 ハリビユは葉脇に刺がある。