ハゼノキ 黄櫨
Flora of Mikawa
ウルシ科 Anacardiaceae ウルシ属
別 名 | ハゼ、リュウキュウハゼ |
中国名 |
野漆 ye qi |
英 名 | wax tree |
学 名 | Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze Rhus succedanea L. |
花 期 | 5~6月 |
高 さ | 7~10m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 山野 |
分 布 | 在来種 本州(関東地方南部以西)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、インド、カンボジア、タイ、ベトナム、ラオス |
撮 影 | 幸田町 05.6.11 |
幹は灰褐色~暗赤色。若い樹皮には皮目があり、老木になると縦に裂け目が入る。全体に毛が少なく、ほぼ無毛。葉は互生し、長さ約30㎝の奇数羽状複葉。小葉は広披針形~狭長楕円形で、先が長くとがり、全縁、ほぼ無毛、小葉が垂れ下がることが多い。葉裏は緑白色、葉裏の側脈がヤマハゼやヤマウルシほど目立たない。若芽が無毛で、緑色又は赤くなる。雌雄別株。黄緑色の小さな花を円錐花序に多数つけ、花弁は5個で、外側に曲がって丸くなる。写真は雄花。果実は直径9~13㎜の扁球形、無毛、平滑、淡褐色に熟し、春まで残っている。冬芽は無毛。
ヤマハゼは葉軸に毛が密生し、小葉の幅がやや広く、葉に毛が散生する。冬芽は毛が密生する。
ヤマウルシは幹が灰白色で、褐色の縦筋がある。葉の幅が広く、側脈の数が少なく、側脈と主脈の角度がやや小さい。果実に刺毛が密生し、冬芽も毛が密生する。
ヤマハゼは葉軸に毛が密生し、小葉の幅がやや広く、葉に毛が散生する。冬芽は毛が密生する。
ヤマウルシは幹が灰白色で、褐色の縦筋がある。葉の幅が広く、側脈の数が少なく、側脈と主脈の角度がやや小さい。果実に刺毛が密生し、冬芽も毛が密生する。