アリタソウ 有田草
Flora of Mikawa
ヒユ科 Amaranthaceae アリタソウ属
英 名 | Mexican tea , wormwood , worm-seed |
学 名 | Dysphania ambrosioides (Linnaeus) Mosyakin & Clemants Chenopodium ambrosioides L. Ambrina ambrosioides (L.) Spach. |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 30~90㎝ |
生活型 | 1年草(又は短命の多年草) |
生育場所 | 道端,、荒地 |
分 布 | 帰化種 アメリカ原産 |
撮 影 | 幡豆町 05.9.13 |
新分類(APG)ではアカザ科はヒユ科に含まれるようになった。
1年草又は多年草、高さ30~90㎝、全体に薬のような強い匂いをもつ。茎は直立、多数、分枝し、条線があり、鈍いうねがある。枝は普通、細く、毛があり、関節のある絨毛があり、ときに、類無毛。葉柄は短い。葉身は長さ2~8(~15)㎝、幅0.5~4(~5.5)㎝、長円状披針形~披針形、下面は淡黄色の腺点が散在し、脈の周りはわずかに毛があり、上面は無毛、基部は漸尖、縁は疎らな、不規則な浅くて粗い鋸歯があり、先は鋭形又は尖鋭形。上部の葉は徐々に小さくなり、縁は類全縁。花は上部の葉腋につき、普通、団散花序(glomerule)に3~5個、両性及び雌性。花被片は (3 ~4)5個、普通、果実に接する。雄しべは4~5個、葯は長さ約0.5㎜。花柱は不明瞭。柱頭は3(又は 4)個、糸状、花被から突き出る。胞果は花被に包まれ、扁球形、直径0.8~1㎜。種子は水平又は斜め、黒色又は暗赤褐色、光沢が無く、直径、約0.7(0.6~1)㎜、無毛、縁は鈍形。花期と果期は長期間。
以前は毛が無いものをアリタソウ ver. ambrosioides 、毛が多いものをケアリタソウ ver. pubescens と分類していたが、毛の量の変化は連続的であり、最近は区別しないのが一般的である。
アメリカアリタソウは葉の切れ込みが深く、花序が長く、花序枝も長く苞葉が目立たない。
1年草又は短命の多年草、普通、芳香があり、柄のある、腺のある毛状突起や類無柄~無柄の腺や単列の多細胞の毛状突起(uniseriate multicellular trichomes)をもち、ときに無毛になる。茎は分枝し、まれにほとんど1本、直立、斜上、傾伏、平伏。葉は互生、葉身は単葉、縁は全縁~歯状~鋸歯状又は羽状分裂。花序は頂生及び腋生、花が緩くつき、単純又は複合の集散花序、穂状花序状、密な集散花序、又は密な腋生の団散花序(glomerule)。苞は無いが、しばしば、団散花序は基部に小さくなった葉(葉状の苞)をつける。花は両性(まれに、機能的には単性)。花被片は1~5個、普通、基部でだけ統合し、又は分離に近い。ある種では融合して、胞果を取り囲んで袋を形成する。雄しべは1~5本。子房は上位、1室で、胚珠は基部に1個。花柱は1~3個。柱頭は1~3個、糸状。果実は胞果(utricle)[Flora of North Americaでは痩果(achene)]、しばしば花被に包まれる。果皮は膜質、付着(adherent)又は付着しない(nonadherent)。種子は1個、水平又は垂直、類球形~レンズ形、種皮は平滑~しわがあり、胚は環形又は不完全な環形、豊富な胚乳に囲まれる。幼根は下位又は遠心的。
世界に約30種があり、全世界の熱帯、亜熱帯、温帯にほとんどが分布する。
synonym Dysphania chilensis auct. non (Schrad.) Mosyakin et Clemants
synonym Chenopodium ambrosioides L. var. pubescens (Makino) Makino
synonym Chenopodium ambrosioides L.
北アメリカ、南アメリカ原産。英名はAmerican wormseed , Jerusalem-tea , Mexican-tea , Spanish-tea , wormseed 。中国名は土荆芥 tu jing jie。
1年草又は多年草、高さ50~80㎝、強い匂いをもつ。茎は直立、多数、分枝し、条線があり、鈍いうねがある。枝は普通、細く、毛があり、関節のある絨毛があり、ときに、類無毛。葉柄は短い。葉身は長円状披針形~披針形、下面は腺が散在し、脈の周りはわずかに毛があり、上面は無毛、基部は漸尖、縁は疎らな、不規則な粗い鋸歯があり、先は鋭形又は尖鋭形。下部の葉は約、長さ15㎝×幅5㎝。上部の葉は徐々に小さくなり、縁は類全縁。花は上部の葉腋につき、普通、団散花序(glomerule)に3~5個、両性及び雌性。花被片は (3 又は)5個、普通、果実に接する。雄しべは5個、葯は長さ約0.5㎜。花柱は不明瞭。柱頭は3(又は 4)個、糸状、花被から突き出る。胞果は花被に包まれ、扁球形。種子は水平又は斜め、黒色又は暗赤色、光沢が無く、直径、約0.7㎜、無毛、縁は鈍形。花期と果期は長期間を超える。
2 Dysphania anthelmintica (L.) Mosyakin et Clemants アメリカアリタソウ
synonym Chenopodium ambrosioides L. var. anthelminticum (L.) A.Gray
USA、メキシコ、西インド諸島原産。英名はwormseed。
1年草、茎は直立~斜上、分枝し、高さ37~75(~100)㎝、±腺毛、微軟毛があり、又はほぼ無毛。葉は悪臭があり、上部の葉は無柄。葉柄は長さ1.4㎜。葉身は狭卵形~披針形、長さ5~7㎝×幅1.5~3㎝、基部は楔形、縁には歯があり、歯は大きく、間隔が広く開き、葉先は鋭形、腺点がある(まれにほとんど無毛)。花序は頂生と側部の穂状花序又は円錐花序、長さ3~8㎝。団散花序(glomerule)は球形、直径2.5~3.3㎜。苞は無又は葉状、線形、長さ2.2㎜以下、先は鋭形。花は花被片が5個、長さの約1/2が合着し、分離部分は卵形、長さ約0.7㎜、先は鈍形、外面は丸く、無毛羽、熟した果実を被う。雄しべは5本。柱頭は3個。痩果は卵形、果皮は付着せず、平滑、腺がある。種子は水平又は垂直、赤褐色、卵形、長さ0.6~0.8㎜×幅0.8~1㎜。種皮は平滑。果期は夏~秋。
3 Dysphania pumilio (R.Br.) Mosyakin et Clemants ゴウシュウアリタソウ 豪州有田草
synonym Chenopodium pumilio R.Br.
synonym Chenopodium carinatum auct. non R.Br.
オーストラリア原産。英名はclammy goosefoot, small crumbweed。
茎は平伏~ほぼ直立、多数、分枝~ほぼ1本、高さ10~45㎝、軟毛があり、分割された毛(単列の毛)と無柄又は有柄の腺毛をもつ。葉は悪臭がある。葉柄は長さ0.3~1.5㎝。葉身は狭楕円形~広楕円形~卵形、長さ0.5~2.7㎝×幅0.3~1.5㎝、花序ではやや小さくなり、基部は楔形、先は鈍形、腺のある軟毛がある。花序は横向きの集散花序(lateral cymes)又は団散花序(glomerule)。団散花序はほぼ球形、直径1.2~2.5㎜。苞は葉状、長さ3~4.5㎜、楕円形、縁は円鋸歯~歯状、先は鈍形。花被片は5個、 基部近くまで離れ、分離部分は狭楕円形~狭長円形、長さ0.6~0.7㎜×幅0.2~0.3㎜、先は鋭形、外面は普通に丸く、普通、腺のある微長軟毛があり、果時に皮殻質で白色になる。雄しべは無いか又は1本。柱頭は2個。痩果は卵形、果皮は付着し、膜質、わずかにしわがある。種子は赤褐色、卵形、長さ0.5~0.7㎜×幅0.5~0.6㎜、 縁には竜骨があるか又は丸くなる。種皮は平滑。果期は晩夏~秋。
4 Dysphania schraderiana (Roem. et Schult.) Mosyakin et Clemants キクバアリタソウ 菊葉有田草
synonym Chenopodium schraderianum Roem. et Schult.
synonym Chenopodium foetidum Schrad.
アフリカ、サウジアラビア、イエメン原産。中国名は菊叶香藜 ju ye xiang li 。
1年草、高さ20~60㎝、強い匂いがあり、関節のある腺毛と無柄(まれに類無柄)の腺に覆われる。茎は直立、緑色の条線があり、普通、分枝する。葉柄は長さ2~10㎜。葉身は長円形、長さ2~6㎝×幅1.5~3.5㎝、下面は無毛又は若い時にわずかに毛があり、上面は毛があり、関節のある毛と黄色の粒状の腺をもち、まれにほとんど無毛になり、葉の基部は漸尖形、縁は羽状に浅裂~深裂、先は鈍形又は尖鋭形、ときに微突形。複合の二出集散花序が腋生。花は両性。花被は直径1~1.5㎜。花被片は5個、果時に広がり、卵形~狭卵形、外面に縦の竜骨又は鶏冠があり(crested)、毛があり、無柄の腺をもち、縁は狭く膜質。雄しべは5本。花糸は扁平になり、葯は類球形。胞果は扁球形。果皮は膜質。種子は水平、赤褐色又は黒色、 光沢が無く、直径0.5~0.8㎜、細かい線条があり、辺縁は鈍形。胚は半環形、胚乳を取り囲む。花期は7~9月。果期は9~10月。.
Dysphania
Dysphania
Dysphania
1年草又は多年草、高さ30~90㎝、全体に薬のような強い匂いをもつ。茎は直立、多数、分枝し、条線があり、鈍いうねがある。枝は普通、細く、毛があり、関節のある絨毛があり、ときに、類無毛。葉柄は短い。葉身は長さ2~8(~15)㎝、幅0.5~4(~5.5)㎝、長円状披針形~披針形、下面は淡黄色の腺点が散在し、脈の周りはわずかに毛があり、上面は無毛、基部は漸尖、縁は疎らな、不規則な浅くて粗い鋸歯があり、先は鋭形又は尖鋭形。上部の葉は徐々に小さくなり、縁は類全縁。花は上部の葉腋につき、普通、団散花序(glomerule)に3~5個、両性及び雌性。花被片は (3 ~4)5個、普通、果実に接する。雄しべは4~5個、葯は長さ約0.5㎜。花柱は不明瞭。柱頭は3(又は 4)個、糸状、花被から突き出る。胞果は花被に包まれ、扁球形、直径0.8~1㎜。種子は水平又は斜め、黒色又は暗赤褐色、光沢が無く、直径、約0.7(0.6~1)㎜、無毛、縁は鈍形。花期と果期は長期間。
以前は毛が無いものをアリタソウ ver. ambrosioides 、毛が多いものをケアリタソウ ver. pubescens と分類していたが、毛の量の変化は連続的であり、最近は区別しないのが一般的である。
アメリカアリタソウは葉の切れ込みが深く、花序が長く、花序枝も長く苞葉が目立たない。
アリタソウ属
family Amaranthaceae - genus Dysphania1年草又は短命の多年草、普通、芳香があり、柄のある、腺のある毛状突起や類無柄~無柄の腺や単列の多細胞の毛状突起(uniseriate multicellular trichomes)をもち、ときに無毛になる。茎は分枝し、まれにほとんど1本、直立、斜上、傾伏、平伏。葉は互生、葉身は単葉、縁は全縁~歯状~鋸歯状又は羽状分裂。花序は頂生及び腋生、花が緩くつき、単純又は複合の集散花序、穂状花序状、密な集散花序、又は密な腋生の団散花序(glomerule)。苞は無いが、しばしば、団散花序は基部に小さくなった葉(葉状の苞)をつける。花は両性(まれに、機能的には単性)。花被片は1~5個、普通、基部でだけ統合し、又は分離に近い。ある種では融合して、胞果を取り囲んで袋を形成する。雄しべは1~5本。子房は上位、1室で、胚珠は基部に1個。花柱は1~3個。柱頭は1~3個、糸状。果実は胞果(utricle)[Flora of North Americaでは痩果(achene)]、しばしば花被に包まれる。果皮は膜質、付着(adherent)又は付着しない(nonadherent)。種子は1個、水平又は垂直、類球形~レンズ形、種皮は平滑~しわがあり、胚は環形又は不完全な環形、豊富な胚乳に囲まれる。幼根は下位又は遠心的。
世界に約30種があり、全世界の熱帯、亜熱帯、温帯にほとんどが分布する。
アリタソウ属の種と園芸品種
1 Dysphania ambrosioides (L.) Mosyakin et Clemants アリタソウ 有田草synonym Dysphania chilensis auct. non (Schrad.) Mosyakin et Clemants
synonym Chenopodium ambrosioides L. var. pubescens (Makino) Makino
synonym Chenopodium ambrosioides L.
北アメリカ、南アメリカ原産。英名はAmerican wormseed , Jerusalem-tea , Mexican-tea , Spanish-tea , wormseed 。中国名は土荆芥 tu jing jie。
1年草又は多年草、高さ50~80㎝、強い匂いをもつ。茎は直立、多数、分枝し、条線があり、鈍いうねがある。枝は普通、細く、毛があり、関節のある絨毛があり、ときに、類無毛。葉柄は短い。葉身は長円状披針形~披針形、下面は腺が散在し、脈の周りはわずかに毛があり、上面は無毛、基部は漸尖、縁は疎らな、不規則な粗い鋸歯があり、先は鋭形又は尖鋭形。下部の葉は約、長さ15㎝×幅5㎝。上部の葉は徐々に小さくなり、縁は類全縁。花は上部の葉腋につき、普通、団散花序(glomerule)に3~5個、両性及び雌性。花被片は (3 又は)5個、普通、果実に接する。雄しべは5個、葯は長さ約0.5㎜。花柱は不明瞭。柱頭は3(又は 4)個、糸状、花被から突き出る。胞果は花被に包まれ、扁球形。種子は水平又は斜め、黒色又は暗赤色、光沢が無く、直径、約0.7㎜、無毛、縁は鈍形。花期と果期は長期間を超える。
2 Dysphania anthelmintica (L.) Mosyakin et Clemants アメリカアリタソウ
synonym Chenopodium ambrosioides L. var. anthelminticum (L.) A.Gray
USA、メキシコ、西インド諸島原産。英名はwormseed。
1年草、茎は直立~斜上、分枝し、高さ37~75(~100)㎝、±腺毛、微軟毛があり、又はほぼ無毛。葉は悪臭があり、上部の葉は無柄。葉柄は長さ1.4㎜。葉身は狭卵形~披針形、長さ5~7㎝×幅1.5~3㎝、基部は楔形、縁には歯があり、歯は大きく、間隔が広く開き、葉先は鋭形、腺点がある(まれにほとんど無毛)。花序は頂生と側部の穂状花序又は円錐花序、長さ3~8㎝。団散花序(glomerule)は球形、直径2.5~3.3㎜。苞は無又は葉状、線形、長さ2.2㎜以下、先は鋭形。花は花被片が5個、長さの約1/2が合着し、分離部分は卵形、長さ約0.7㎜、先は鈍形、外面は丸く、無毛羽、熟した果実を被う。雄しべは5本。柱頭は3個。痩果は卵形、果皮は付着せず、平滑、腺がある。種子は水平又は垂直、赤褐色、卵形、長さ0.6~0.8㎜×幅0.8~1㎜。種皮は平滑。果期は夏~秋。
3 Dysphania pumilio (R.Br.) Mosyakin et Clemants ゴウシュウアリタソウ 豪州有田草
synonym Chenopodium pumilio R.Br.
synonym Chenopodium carinatum auct. non R.Br.
オーストラリア原産。英名はclammy goosefoot, small crumbweed。
茎は平伏~ほぼ直立、多数、分枝~ほぼ1本、高さ10~45㎝、軟毛があり、分割された毛(単列の毛)と無柄又は有柄の腺毛をもつ。葉は悪臭がある。葉柄は長さ0.3~1.5㎝。葉身は狭楕円形~広楕円形~卵形、長さ0.5~2.7㎝×幅0.3~1.5㎝、花序ではやや小さくなり、基部は楔形、先は鈍形、腺のある軟毛がある。花序は横向きの集散花序(lateral cymes)又は団散花序(glomerule)。団散花序はほぼ球形、直径1.2~2.5㎜。苞は葉状、長さ3~4.5㎜、楕円形、縁は円鋸歯~歯状、先は鈍形。花被片は5個、 基部近くまで離れ、分離部分は狭楕円形~狭長円形、長さ0.6~0.7㎜×幅0.2~0.3㎜、先は鋭形、外面は普通に丸く、普通、腺のある微長軟毛があり、果時に皮殻質で白色になる。雄しべは無いか又は1本。柱頭は2個。痩果は卵形、果皮は付着し、膜質、わずかにしわがある。種子は赤褐色、卵形、長さ0.5~0.7㎜×幅0.5~0.6㎜、 縁には竜骨があるか又は丸くなる。種皮は平滑。果期は晩夏~秋。
4 Dysphania schraderiana (Roem. et Schult.) Mosyakin et Clemants キクバアリタソウ 菊葉有田草
synonym Chenopodium schraderianum Roem. et Schult.
synonym Chenopodium foetidum Schrad.
アフリカ、サウジアラビア、イエメン原産。中国名は菊叶香藜 ju ye xiang li 。
1年草、高さ20~60㎝、強い匂いがあり、関節のある腺毛と無柄(まれに類無柄)の腺に覆われる。茎は直立、緑色の条線があり、普通、分枝する。葉柄は長さ2~10㎜。葉身は長円形、長さ2~6㎝×幅1.5~3.5㎝、下面は無毛又は若い時にわずかに毛があり、上面は毛があり、関節のある毛と黄色の粒状の腺をもち、まれにほとんど無毛になり、葉の基部は漸尖形、縁は羽状に浅裂~深裂、先は鈍形又は尖鋭形、ときに微突形。複合の二出集散花序が腋生。花は両性。花被は直径1~1.5㎜。花被片は5個、果時に広がり、卵形~狭卵形、外面に縦の竜骨又は鶏冠があり(crested)、毛があり、無柄の腺をもち、縁は狭く膜質。雄しべは5本。花糸は扁平になり、葯は類球形。胞果は扁球形。果皮は膜質。種子は水平、赤褐色又は黒色、 光沢が無く、直径0.5~0.8㎜、細かい線条があり、辺縁は鈍形。胚は半環形、胚乳を取り囲む。花期は7~9月。果期は9~10月。.
参考
1) Flora of ChinaDysphania
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=111141
2) Flora of North AmericaDysphania
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=111141&key_no=2
3) GRINDysphania
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=4070