ピュレヌラ・クルエンタ
Flora of Mikawa
サネゴケ Pyrenulaceae サネゴケ属
英 名 | wart lichen |
学 名 | Pyrenula cruenta (Mont.) Vain. Trypethelium cruentum Mont. |
分 類 | 子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 痂状 |
生育場所 | 樹皮 |
分 布 | 在来種 日本、オーストラリア、北アメリカ、熱帯に広く分布 |
撮 影 | 田原市 14.5.20 |
地衣体は褐色~オリーブ色、小さな赤色のパッチになるか又は完全に赤色になる。擬盃点を欠き、皮層がある。子器は普通、単一まれに2~4個が融合し、孔口は融合せず、分かれてつき、直径0.4~0.8㎜の亜球形、基物から突き破って現れ、
赤色の粉状物で覆われ、側面はしばしば地衣体によって覆われる。子器の壁は結晶を欠き、厚さ約200µm、孔口は頂部につき、黒色。子嚢果内の菌糸は油滴を含む。子嚢は8胞子を持つ。胞子は灰色~褐色、長さ25~35µm、幅12~17µm。赤色の地衣体と子器はUV+橙色、K+紫色のアントラキノン(2-acetyl-1,3,4,6,8-pentahydroxyanthraquinone)とヘマトモン、draculoneを含む。