コナアカミゴケ 粉赤実木毛
Flora of Mikawa
ハナゴケ Cladoniaceae ハナゴケ属
英 名 | cup lichen |
学 名 | Cladonia macilenta Hoffm. |
分 類 | 子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 鱗片状~樹状 |
大きさ | 高さ 1~3㎝ |
生育場所 | 低山地~平地の腐植土上、樹幹基部 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、沖縄、世界に広く分布 |
撮 影 | 豊田市 04.4.3 |
基本葉体は永存性、長さ1~2㎜、幅0.5~1㎜の鱗片状、小さく目立たない。子柄 podetia は淡緑色、中空、直立し、単一まれに先端近くで分枝し、高さ1~2(3)㎝、直径0.5~1.5㎜の棒状、ときに長さ2~5㎜、直径0.2~0.3㎜と小さいこともある。外髄と内髄があり、共生藻は外髄にある。皮層は欠き、まれに基部に見られるときがある。子柄の全面に粉芽を密生する。子器はレキデア型、果殻は炭化せず、柄の先につき、直径0.5~2㎜。盤は鮮やかな赤色。胞子は1室、惰円形。粉子器は赤色。スポットテスト 地衣体:K+黄色又はK-, C+黄色又はC- , KC+黄色又はKC-, P+黄色又はP-。 含有成分はバルバチン酸、 ジジム酸(didymic) , まれにウスニン酸やスカマート酸を含む。
コアカミゴケはよく似ているが、子器の下部に粉芽がなく、皮層が必ず残っている。含有成分も似ている。
コアカミモドキは樹皮や腐朽した草木に生え、基本葉体が掌状に分裂する。子柄に亀裂が生じ半透明の内髄が露出する。
ユオウゴケは硫黄温泉地帯によく生え、子柄の表面がほぼ平滑で、粉芽はまれ。皮層が顆粒状。
コアカミゴケはよく似ているが、子器の下部に粉芽がなく、皮層が必ず残っている。含有成分も似ている。
コアカミモドキは樹皮や腐朽した草木に生え、基本葉体が掌状に分裂する。子柄に亀裂が生じ半透明の内髄が露出する。
ユオウゴケは硫黄温泉地帯によく生え、子柄の表面がほぼ平滑で、粉芽はまれ。皮層が顆粒状。