スギナ 杉菜(ツクシ 土筆)
Flora of Mikawa
トクサ科 Equisetaceae トクサ属
[英 名] | Common horsetail. |
[中国名] | 问荆 wen jing |
学 名 | Equisetum arvence L. |
高 さ | 10~40cm |
生活型 | 夏緑性 |
生育場所 | 酸性の荒地、道端 |
分 布 | 在来種 日本全土、ユーラシア大陸 |
撮 影 | 額田町 02.3.17 |
和名の由来は杉の形に似ていることから。根茎は地下で、長く広がる。地上茎は2形。栄養茎は緑色で、枝を規則的に輪生。胞子嚢穂をつける胞子茎がツクシである。
植物体は小型~中型。根茎は斜上、直立、又は這って黒褐色、節や根はまばらに黄褐色の長い毛状突起があるか、無毛。地上茎は1年生、2形。稔性の茎(ツクシ)は不稔の枝より早く、早春に現れ、黄褐色、高さ5~35㎝×中間で直径3~5mm、輪生にはならず、うねは目立たず、密に溝があり、節間は2~6㎝、鞘(ハカマ)は
栗子色(castaneous)又は淡黄色、長さ約0.8㎝、鞘の外側の上部にだけ浅い溝がある。鞘の歯は9~12個、栗子色、浅いデルタ形、長さ4~7mm。稔性の茎は胞子を出した後に枯れる。不稔の茎(スギナ)は緑色、長さ40㎝以下、主茎の中間で幅1.5~3mm、多数、輪生する。主茎の中間以下で分枝する。節間は2~3㎝。外側にある円弧状のうねはへり(edges)がなく、板目(cross grains)があり、小突起(tubercles)は無い。鞘は緑色、長い。鞘の歯は5~6個、デルタ形、中間部分は黒褐色、縁は膜質で薄褐色、宿存性。側枝は細く、扁平、3~4本の狭くて高いうねがある。うねの外側には板目(cross grains)がある。鞘の歯は3~5個、緑色、披針形、縁は膜質、宿存性。球果(strobilus)は円柱形、長さ1.8~4㎝×直径0.9~1㎝、先は鈍い。熟すと柄は長く3~6㎝になる。 2n = 216。