シノブ 忍

mark

Flora of Mikawa

シノブ科 Davalliaceae シノブ属

中国名 骨碎补 gu sui bu
[英名] squirrel's foot fern , ball fern
学 名 Davallia mariesii T.Moore ex Baker
Davallia bullata Hook. et Baker
Davallia stenolepis Hayata
Davallia trichomanoides Blume
シノブの葉表
シノブの葉裏
シノブ茎根
シノブ
シノブ岩上
高 さ 40~70㎝
生活型 夏緑性
生育場所 山地の岩上、崖、樹上
分 布 在来種 北海道(渡島)、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、ブーtクァン、ネパール、マレーシア、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、パプアニューギニア
撮 影 王滝渓谷     05.10.2
Flora of China では胞子がきわめてよく似ていることなどから Davallia mariesii や Davallia stenolepis はホラゴケシノブ Davallia trichomanoides Blume の栽培種と考える見解である。日本でも観賞用によく栽培されており、根を球に丸めたものをシノブ玉と呼んでいる。
 根茎は直径3~8㎜、褐色~赤褐色の線状披針形の鱗片で覆われ、岩上などを這って広がる。全体、無毛。葉柄は長さ4.5~20㎝。葉身はやや厚みがある硬い紙質、長さ10~20(35)㎝、幅9~15(25)㎝の卵形、3~4回羽状中裂~深裂。ソーラスは狭い裂片の幅いっぱいになって1個ずつつく。苞膜は長さ1.2~2㎜、幅0.5~1㎜のポーチ形(コップ状)。
 トキワシノブ Davallia tyermannii が常緑のシノブとして観賞用に栽培されている。これはタイワンシノブ Humata griffithiana 杯盖阴石蕨 (bei gai yin shi jue )と同一である。