オシダ 雄羊歯
Flora of Mikawa
オシダ科 Dryopteridaceae オシダ属
中国名 | 粗茎鳞毛蕨 cu jing lin mao jue |
学 名 | Dryopteris crassirhizoma Nakai |
高 さ | 70~150㎝ |
生活型 | 夏緑性 |
生育場所 | 温帯林の林床 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、朝鮮、中国、台湾、ロシア |
撮 影 | 茶臼山 05.5.29 |
根茎は短く塊状。葉は放射状に叢生し、大型。鱗片は密につき、褐色~濃褐色。葉はやわらかい革質。葉身は長さ50~120㎝、幅15~30㎝、2回羽状深裂~全裂、倒披針形で、下部の羽片は短く、狭披針形。葉脈は2分岐し、くぼむ。羽片は鈍頭~円頭、鈍鋸歯縁。ソーラスがつくのは上部の羽片だけであり、小羽片の縁と中肋の中間につく。包膜は全縁。夏緑性で冬は枯れるが、雪が降る頃までは弱々しく、広がって残っている。
類似のミヤマクマワラビは全体にやや小さく、鱗片が黒褐色で、葉脈が単条、ソーラスが縁につく。
類似のミヤマクマワラビは全体にやや小さく、鱗片が黒褐色で、葉脈が単条、ソーラスが縁につく。