オオバノハチジョウシダ 天草羊歯

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Flora of Mikawa

イノモトソウ科 Pteridaceae イノモトソウ属

学 名 溪边凤尾蕨 xi bian feng wei jue
学 名 Pteris terminalis Wall. ex J.Agardh
オオバノハチジョウシダの中軸背面
オオバノハチジョウシダの中軸腹面
オオバノハチジョウシダの羽片
オオバノハチジョウシダの擬包膜
オオバノハチジョウシダ
オオバノハチジョウシダ栄養葉
オオバノハチジョウシダ胞子葉
高 さ 30~80㎝
生活型 常緑性
生育場所 人里、平地、低山
分 布 在来種 本州(関東地方以西)の太平洋岸、 四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、ネパール、パキスタン、ラオス、マレーシア、フィリピン、太平洋諸島
撮 影 新城市  15.11.19
根茎は直立し、短く、強健、直径2㎝以下、木質、先に黒褐色の鱗片をつける。葉は集まってつく。葉柄は暗褐色、上部はわら色、わずかに光沢があり、硬く、強健、長さ70~90㎝、幅6~10㎜、無毛。中軸はわら色、背面に溝がある。葉身は2回羽状深裂、広三角形、長さ70~90㎝又は以上、幅40~90㎝。側羽片は5~10対、互生又はほぼ対生し、最下の羽片は10~15㎝、離れてつき、短い柄があり、広がり、頂羽片に似ている。最下の羽片は最も大きく、長さ40㎝以上あり、ときに基部で、叉状に分裂する。上部の羽片は小さく、無柄。頂羽片は竜骨形、中肋付近まで分裂し、外形は広披針状長楕円形、長さ20~30㎝又は以上、幅7~12㎝、先が細くなり、先は尾状尖鋭形。裂片は20~25対、互生し、ほぼ広がり、鎌形状の披針形、長さ3.5~8(-10)㎝、幅0.6~1㎝、基部はわずかに広がり、下側は沿下する。頂点の葉の栄養葉の縁はわずかに鋸歯縁、先は尖鋭頭、中肋は腹面が凸面、わら色、無毛、背面に浅い溝がある。腹面の脈は明瞭、疎、傾伏し、しばしば2又になる。葉身はしばしば淡緑色、乾いたときに草質、無毛、羽片の基部は腹面がまれに軟毛がある。胞子嚢群は裂片の縁に沿ってつく。胞子嚢群の上に裂片の縁が折れ曲がり、胞子嚢群を包み、擬包膜となる。擬包膜は透明、膜質、無毛。2n = 58, 87