ノコギリシダ 鋸羊歯

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Flora of Mikawa

イワデンダ科 Woodsiaceae ノコギリシダ属

中国名 耳羽双盖蕨 er yu shuang gai jue
学 名 Diplazium wichurae (Mett.) Diels.
ノコギリシダの葉表
ノコギリシダの葉裏
ノコギリシダのソーラス
ノコギリシダ
ノコギリシダ羽片
高 さ 60~80㎝
生活型 常緑性
生育場所 山地の沢すじ、陰湿な礫地
分 布 本州(房総半島以西)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、東アジアに広く分 布
撮 影 石巻山  04.11.3
ヘラシダ属としている場合もある。根茎は細く、直径約3㎜、長く、地中を這い、やや群生する。葉柄は長さ 25~30㎝、直径約3㎜、基部には暗褐色、披針形の鱗片がまばらにつく。葉身は黄緑色、やや光沢がある革質、長さ30~35㎝、幅8~14㎝の広披針形の単羽状葉。葉脈がくぼみ、葉脈が明瞭。羽片は12~18対つき、頂羽片はなく、浅い鋸歯縁、先にいくほど小さくなる。下部の羽片は鎌状狭披針形。羽片の基部前部に耳垂がつく。ソーラスは長さ2.5~7㎜の線形、中肋寄りにつき、耳垂にはつかない。包膜は褐色、全縁。2n=82
 イヨクジャクは耳垂にソーラスがつく。ミヤマノコギリシダには耳垂が無い。