ナンカイイタチシダ 南海鼬羊歯
Flora of Mikawa
オシダ科 Dryopteridaceae オシダ属
別 名 | イタチシダモドキ |
中国名 | 变异鳞毛蕨 bian yi lin mao jue |
学 名 | Dryopteris varia (L.) O. Ktze. |
高 さ | 50~120㎝ |
生活型 | 常緑性 |
生育場所 | 暖地の低山の林内、林縁 |
分 布 | 在来種 本州(千葉県南部以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、ベトナム、フィリピン |
撮 影 | 五井山 06.12.2 |
根茎は斜上し、暗褐色の線状披針形の鱗片が密生する。葉柄は長さ20~50㎝、直径4~5㎜、基部の鱗片は赤褐色~黄褐色。羽軸の鱗片はほとんど袋状にならない。葉身は革質で厚く、表面に光沢があり、長さ30~40㎝、幅20~25
㎝の広卵形~五角状広卵形、2回羽状複葉、先端はやや急に狭くなり、ほこ形になる。羽片は10~12対つき、線状披針形、最下の羽片が最大になり、下向き第1小羽片が最も大きい。小羽片はやや鎌状に曲がり、浅裂~中裂する。羽軸の裏には袋状の鱗片がある。裂片は全縁~微鋸歯、裏にやや反曲する。ソーラスは中型~大型で、中肋と辺縁の中間~やや辺縁寄りにつく。包膜の縁は全縁。n=123(3倍体)
ヤマイタチシダは葉の表面に光沢がなく、葉身の先がほこ形にならず、裂片に鋸歯がない。
オオイタチシダは葉の先端がほこ形にならず、裂片に鋸歯があり、葉質が硬い草質で光沢があって、鱗片が黒褐色~黒色を呈し、ソーラスは小型。
ヤマイタチシダは葉の表面に光沢がなく、葉身の先がほこ形にならず、裂片に鋸歯がない。
オオイタチシダは葉の先端がほこ形にならず、裂片に鋸歯があり、葉質が硬い草質で光沢があって、鱗片が黒褐色~黒色を呈し、ソーラスは小型。