ミズワラビ  水蕨

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Flora of Mikawa

ホウライシダ科 Parkeriaceae ミズワラビ属

中国名 水蕨 shui jue
[英名] water sprite , water fern
学 名 Ceratopteris thalictroides (L.) Brongn.
ミズワラビの葉
ミズワラビの芽
ミズワラビ
高 さ 10~40㎝
生活型 1年草
生育場所 水田、沼地
分 布 在来種  本州(新潟県、関東地方以西)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニア、太平洋諸島、オーストラリア、アフリカ、南北アメリカ
撮 影 幸田町   04.9.23
和名の由来は水の中に生えることから。根茎は短く、水中や泥上に直立し、群生する。葉は2形。栄養葉は葉柄が長さ 3~30㎝、直径約1㎝以下、やや多肉質、緑色。栄養葉の葉身は柔らかい草質、無毛、長さ6~30㎝、幅3~15㎝、菊の葉形、2~4回羽状複葉。羽片は5~8対つき、下部の1~2片が大きく、長さ10(~35)、幅7㎝以下の卵形~惰円形、1~3回羽状に分裂し、小羽片は2~5対つき、短い柄に翼がある。最終裂片は長さ2㎝、幅0.5㎝以下の線状楕円形~線状披針形。 胞子葉は葉身が長さ15~40㎝、幅10~22㎝の楕円形~卵状三角形、2~3回羽状複葉、栄養葉より長く、最終裂片は長さ1~4㎝、幅約0.2㎝と細く、鹿角形。裂片の脈の両側に胞子嚢が並び、裂片の縁が反転して覆う。胞子嚢は柄がなく、胞子を32個もつ。胞子は直径100μm以上の四面体。2n=154,156(3倍体)。