キノクニベニシダ 紀の国紅羊歯
Flora of Mikawa
オシダ科 Dryopteridaceae オシダ属
学 名 | Dryopteris kinokuniensis Kurata |
高 さ | 50~100㎝ |
生活型 | 常緑性 |
生育場所 | 林縁、林下 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州関(東地方以.西)、四国、九州 |
撮 影 | 北山湿地 04.5.15 |
ベニシダと似ているが、中軸、羽片の縁などが赤く、全体に赤い。根茎は塊状で叢生する。葉柄基部の鱗片は褐色~黒褐色。葉身は長楕円形の2回羽状複葉、紙質、緑色、表面にやや光沢がある。羽片は中軸に対し、ほぼ直角につき、先は滑らかに細くなって尖る。小羽片は縁に浅い鋸歯があり、下部の羽片につく小羽片は先が尖り、長三角形で深裂することが多く、上部の羽片につく小羽片は円頭になる。赤い羽軸の裏には袋状鱗片が密生する。ソーラスは小羽片の縁と中肋との中間~やや縁寄りにつく。包膜は全面紅色~中心紅色と全体に紅色が強い。